博士の愛した数式

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 7080
レビュー : 1320
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104013036

感想・レビュー・書評

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  • 「私」、√、博士の3人で過ごす優しい時間に心が温かくなった。今まで何気なく目にしてきた数字も、博士の目を通して語られると、それがとても美しいものに感じられる。数字が美しいものだということを、この物語で知った。


    博士が熱をだして、「私」が博士宅に泊まった次の日の朝、「私」が目にした「僕の記憶は80分しかもたない」というメモを読む博士の姿に切なくなった。毎日毎日傷ついてきたはずなのに、それを表にださない博士はとても強い人だと思った。

  • 2以外のすべての素数は二種類に分類される。
    nを自然数として、4n+1か4n-1か。二つに一つだ。
    例えば13なら   4×3+1です。
         19なら  4×5-1です。
     もう一つ付け加えよう。前者の素数は常に二つの二乗の和で表せる。
    しかし、後者は決して表せない。
    13=2の2乗+3の2乗である。

  • ルート、素数、オイラーの公式、等差数列の和の公式・・・学校や予備校でこれらを耳にすると眉間に皺がよりそうな数学用語も、この本の中ではまるで芸術作品を見ているかのように感じてきます。すごく「静か」で心温まるお話。

  • ラストが秀逸。

    本屋大賞も納得の、優しい気持ちになれる良い本。ずっとずっと読んでいたくなる。

  • 言葉が柔らかくて素敵。

  • 映画を先に見た。

    文体が好き。
    どこか 上品な感じがして。
    20100728

    • 実優子さん
      >nyancomaruさん
      あら(//▽//)
      わたし、博士の愛した数式の映画が小川洋子さんと出会ったきっかけです♪
      >nyancomaruさん
      あら(//▽//)
      わたし、博士の愛した数式の映画が小川洋子さんと出会ったきっかけです♪
      2012/05/21
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「小川洋子さんと出会ったきっかけです♪ 」
      あら奇遇ですね・・・と言うか、映画化されたのは「博士の・・・」と「薬指の標本」しか無いから当然か...
      「小川洋子さんと出会ったきっかけです♪ 」
      あら奇遇ですね・・・と言うか、映画化されたのは「博士の・・・」と「薬指の標本」しか無いから当然かな?
      2012/05/22
    • 実優子さん
      >nyancomaruさん
      『薬指の標本』も高校生の時に読みましたが、映画化されているのは知らなかったです!!
      いつか観る機会をつくりた...
      >nyancomaruさん
      『薬指の標本』も高校生の時に読みましたが、映画化されているのは知らなかったです!!
      いつか観る機会をつくりたいです:)
      2012/05/25
  • 理数系じゃないあたしがこの高評価。
    だってこの博士みたいに日常で数学のトリビアとか教えてくれる人いたら凄く興味深いよ数学興味なくたって。
    ありきたりな言葉だが心が温まる。

  • 図書館で借りて読む。
    事故で80分で記憶がリセットされてしまう、元数学の教授と、
    そこに派遣されることになった主人公の家政婦とその子供のお話。
    階乗の公式を求める話とか、なんかもう、懐かしいですねぇ・・・♪
    タイガースファンにとっては、亀新ブームの時代の雰囲気も懐かしくて、
    一粒で二度おいしかったっす。
    しかし、森博詞にしてもそうだけど、何故みんな素数が好きなんだろ??
    残念ながらあまり理系センスに恵まれていない自分にとっては
    ちょっと不思議な感覚だわ。。

  • 正直つまんないんぢゃないの?
    とか思ってたんだけど予想を反してとても良かったです。

    暖かさがもう文字の端っこにも含まれているような。
    優しさとぬくもりを感じました。

    80分しか記憶を持てない博士と、
    家政婦とその息子。

    ルートと呼ばれた息子は最後までルートだったし、
    失わなかった記憶の中の恋人はいつまでも恋人だったし、
    失った記憶の中でも博士は博士だった。

    ずーずーずーと鼻をすすりながら、読みました。
    複雑な環境なんだけど、
    数式のようにきちんと整理された物語でした。

    誰が何を大事にして誰を想っているのか、
    とても素直に伝わってくる物語でした。
    あー、良かった。

  • (良い意味で)読みやすかったです。
    心が洗われる。

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著者プロフィール

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山県生まれ。高校時代に文芸を志し、早稲田大学第一文学部文芸専修入学。在学中から文芸賞に応募。卒業後一般企業に就職したが、1986年の結婚を機に退職、小説家の道に進む。
1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』読売文学賞、本屋大賞、2006年『ミーナの行進』谷崎潤一郎賞、2012年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年早稲田大学坪内逍遙大賞をそれぞれ受賞。芥川賞、太宰治賞、読売文学賞、河合隼雄物語賞などの選考委員を務める。
『博士の愛した数式』は映画化され、大ヒットとなった。受賞作以外の代表作として、『薬指の標本』『人質の朗読会』『猫を抱いて象と泳ぐ』。

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