ゴールドラッシュ

著者 :
  • 新潮社
3.13
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本棚登録 : 193
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104017034

作品紹介・あらすじ

十四歳の少年はなぜ殺したのか?

感想・レビュー・書評

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  • 表現の仕方が苦手。
    私はダメ。
    読み出したから最後まで頑張って読んだけど、もう早く読んで次にいきたい本だった。

    作者はなんでこの本を書いたんだろう。

    題材は嫌いじゃないんだけど…この人の本はもう読まないと思う。

  • 最初は引き込まれるように読んだが、
    父親を殺したところからの主人公の転がり落ち方が
    読んでいられない。。最後の落ちは無理やり?という印象も。
    一応救いのあるようにはしていたが・・

  • 引っ張るだけ引っ張った分オチが貧相

  • 単に、少年が「信じる」という感情を抱く過程を丁寧に描いた長編小説とは言えない。多分に現代的な小説。

  • 舞台が黄金町ということで、購入しました。
    おそらく時代設定は、違法売春店がまだ営業をしていたころだと思います。当時のノワールなまちの様子を鋭くえぐるように描写していて、読んでいてゾクゾクしました。
    また著者の柳美里さんは、幼いころ同地区にほど近い場所に住んでいたらしいです。リアルなまちの描写は実際にまちを五感で感じたところから生まれているのですね。
    主人公の少年が内包する心の闇と、黄金町のまち自体が抱える闇、二つの闇を交錯させ、新たに深いダークな世界観を生み出しています。

  • 父親を殺した少年の狂気の日々。

    「何十億もいる人間が時間はずれるにしても毎晩かならず夢をみているのだ。なぜなんの役にも立たない夢が人間の脳から退化して消えないのか、それともなにかの役目を担っているのだろうか」

    読でて暗くなる話でした。

  • すごい。柳美里さんの冷静且つ躍動的な文章で綴られるからこそ。
    読み終えて時間が経つと少年がどことなくリアルな存在に感じられる。

  • う〜ん、またこれも痛々しいお話でして…
    共感はいたしませんでしたが、最後までひきつけたれたのはたしかです。

  • 世界観はスワロウテイルのような退廃的で
    いい感じ。

  • 久しぶりに読んだけど、やっぱり難しい。

  • 今更ですが読みました。狂気的。でも面白い。すごく売れていた本だけど、世の中の人たちってこういうグロテスクな描写平気なんだなぁ、と途中感心しました。私は平気。2006.10図書館

  • 内容が重すぎたり、想像したくないようなことが書いていたり。ページ数が多く感じられ、この重みが何度も続くのかと思うと読むのをやめようかと思った。そのところどころの中で考えさせられるところがあり、ラストの「檻」の表現が素晴らしいと思った☆

  • 読んだのが丁度主人公と同じ年くらいだったもんだから衝撃だった。14歳の犯罪は今じゃめずらしくないけど。

  • お金だけはあっても,親の愛情を知らない少年.かなり救いようのないお話.

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著者プロフィール

柳美里(ゆう・みり) 小説家・劇作家。1968年、神奈川県出身。高校中退後、劇団「東京キッドブラザース」に入団。女優、演出助手を経て、1987年、演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年、『魚の祭』で、第37回岸田國士戯曲賞を受賞。1994年、初の小説作品「石に泳ぐ魚」を「新潮」に発表。1996年、『フルハウス』で、第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞を受賞。1997年、「家族シネマ」で、第116回芥川賞を受賞。著書多数。2015年から福島県南相馬市に居住。2018年4月、南相馬市小高区の自宅で本屋「フルハウス」をオープン。同年9月には、自宅敷地内の「La MaMa ODAKA」で「青春五月党」の復活公演を実施。

「2020年 『南相馬メドレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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