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- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104017041
作品紹介・あらすじ
絶望の果ての希望、憎悪の果ての愛。私記『命』が大反響の今-もっとも注目される小説家の愛、過去、家族を明かす感動のエッセイ集。
感想・レビュー・書評
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柳美里の本はエッセイ集しか読んだことがない。一貫して感じることは、正直、真摯。
断捨離の一環として、とりあえずブクログに登録して本をブックオフに二束三文でうっぱらってる身からすると「読んだ本は年末に売り払ってしまうので、」という言葉に鼓舞された気持ちになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
特に...
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人生論として、また、ものを書いている立場としてとてもためになる一冊だった。
<Ⅰ>は家族と著者、生活と著者、社会(学校)と著者、死と著者、の関係について書かれており、柳さんがいかにして少女時代を過ごしたかを美しい描写と交えながら綴っている。
<Ⅱ>は恋愛(愛、性)、<Ⅲ>は作家・柳美里についてのありのままがページを捲るたびに現れてくる。
特に面白いと思ったのは柳さんの“コトバ”に対する執着。
小説を書く、言葉を並べていく行為は、収入やら地位やらそんなものとは無関係なところで、柳さんにとって生きる事そのものにつながっているのだと私には感じられた。 -
病気で学校へほとんど行けなかったころによく読みました。
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