魚が見た夢

著者 :
  • 新潮社
3.28
  • (2)
  • (3)
  • (12)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 33
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104017041

作品紹介・あらすじ

絶望の果ての希望、憎悪の果ての愛。私記『命』が大反響の今-もっとも注目される小説家の愛、過去、家族を明かす感動のエッセイ集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 柳美里の本はエッセイ集しか読んだことがない。一貫して感じることは、正直、真摯。

    断捨離の一環として、とりあえずブクログに登録して本をブックオフに二束三文でうっぱらってる身からすると「読んだ本は年末に売り払ってしまうので、」という言葉に鼓舞された気持ちになった。

  • 特に...

  • 人生論として、また、ものを書いている立場としてとてもためになる一冊だった。

    <Ⅰ>は家族と著者、生活と著者、社会(学校)と著者、死と著者、の関係について書かれており、柳さんがいかにして少女時代を過ごしたかを美しい描写と交えながら綴っている。
    <Ⅱ>は恋愛(愛、性)、<Ⅲ>は作家・柳美里についてのありのままがページを捲るたびに現れてくる。
    特に面白いと思ったのは柳さんの“コトバ”に対する執着。
    小説を書く、言葉を並べていく行為は、収入やら地位やらそんなものとは無関係なところで、柳さんにとって生きる事そのものにつながっているのだと私には感じられた。

  • 病気で学校へほとんど行けなかったころによく読みました。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

柳美里(ゆう・みり) 小説家・劇作家。1968年、神奈川県出身。高校中退後、劇団「東京キッドブラザース」に入団。女優、演出助手を経て、1987年、演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年、『魚の祭』で、第37回岸田國士戯曲賞を受賞。1994年、初の小説作品「石に泳ぐ魚」を「新潮」に発表。1996年、『フルハウス』で、第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞を受賞。1997年、「家族シネマ」で、第116回芥川賞を受賞。著書多数。2015年から福島県南相馬市に居住。2018年4月、南相馬市小高区の自宅で本屋「フルハウス」をオープン。同年9月には、自宅敷地内の「La MaMa ODAKA」で「青春五月党」の復活公演を実施。

「2020年 『南相馬メドレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柳美里の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×