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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784104066070
感想・レビュー・書評
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北村薫による、ワーキングガール&アルコールな連作短編集。
著者の小説の中でも、突出してユーモア色の強い作品。ボキャブラリーや表現のセンス、言葉遊び等を出し惜しみなく押し出してくれていて、とても楽しめた。
話自体もまた良い。短編ならではの起承転結は、衝撃的とまでいわなくとも、そこそこ捻りの効いた展開とオチを味わえる。
ちょっと良い話が、極上の語り口で整えられているというところか、「笑って泣ける」という、ありきたりだが中身の伴っているのをあまり見ないフレーズが、この作品にはピッタリくる。
「指輪物語」が好き。
5詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初、印象が散漫で少しだけ我慢して読み始めたけど、指輪物語あたりから面白くなった。
しっかりと仕事をするのに、いわゆる女子力は邪魔なんだろうな。
毎日顔をあわせて気持ち良い仕事をするのに、個人的な感情を持ち込むと、不幸な結末になった時の気まずさ...ってリスクがある。
目の前の自分の気持ちだけで突っ走しらない大人は、泣きたい時も子供みたいには泣けないんだよね。文ネエ切ないね。
それにしても「恋愛はうっかりするもん 」には笑ってしまった。
恋愛も結婚も、こっちの都合にお構いなしに、出会い頭の交通事故みたいなものだと思ってたから。
でも早苗さんとケンくんのうっかりなんとなくカップルもなかなか素敵。 -
落語の素養がないもので、
冒頭の「二十七八、三十でこぼこ」の表現に躓いて
辞書を引いたり、右往左往していたら
ちゃんと10頁ほど後に種明かしがされていて
出だしから北村さんの茶目っ気たっぷりなウィンクが目に見えるよう。
それはさておき、呆然を通り越して
もはや清々しささえ感じさせる、ヒロイン都の泥酔ぶり!
新入社員として参加した職場の最初の歓迎会で
ベテランの先輩編集者にからんだ挙句、腕を鷲掴みして
二の腕に赤い痣の輪っかを刻みつけ、
気になる男性との初デートで飲み過ぎた翌朝
「上の下着」だけをつけた無防備な我が身と、
家まで連れて帰ってくれた彼に、
「何か」をしっかり手渡した記憶に愕然とする。。。
そんな豪快な(?)お酒の失敗を、これでもか!と繰り返しながら
本を愛してやまない同僚に囲まれて編集者としての経験を積み、
オコジョさんという純朴で素敵な伴侶に巡り会って
スコットランドの酒蔵で鴉やネズミの襲撃から
命がけで原料の大麦を守るウィスキーキャットのように
「本の蔵」に住むブックキャットでありたいと願う都が
しみじみ愛しくなる1冊です。-
あはははは(笑)
なんとも可愛いらしいヒロインですよね(*^o^*)
彼に手渡した
『何か』が
非常に気になります!!(笑...
あはははは(笑)
なんとも可愛いらしいヒロインですよね(*^o^*)
彼に手渡した
『何か』が
非常に気になります!!(笑)
「本の蔵」に住むブックキャットという表現にも惚れ惚れするし、
ヒロインのキャラがとにかく
萌え要素たっぷりだし(笑)
この本も読んでみたいリスト入り
決定ですね(笑)(^_^)v
2012/06/19 -
手渡した『何か』を見つけるまでの
都の慌てふためき方がハンパなくて、
ほんとに抱腹絶倒です!
手渡された彼っていうのが、イラストレーターの...手渡した『何か』を見つけるまでの
都の慌てふためき方がハンパなくて、
ほんとに抱腹絶倒です!
手渡された彼っていうのが、イラストレーターのオコジョさんなのですが
かわいい眉毛ネコをモチーフに描いている設定で
それが表紙のねこちゃんともリンクしていて、
とってもかわいいのです(*^_^*)2012/06/19
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やっぱりうまいなあ。言葉の使い方、選び方。
ストーリーの中での時間の流れの速さに少々驚いたものの、いやいや、人生はこんな速さで過ぎていくのだろうとも思い、頷いたのです。
月の砂漠でサバサバと、を読んだ後の感覚に似てるかもしれない。読み終わってしまって登場人物たちと離れていく寂しさを覚えるような、魅力的な人々。
酒の上のあれやこれやは身につまされるけれど、他人事だと思えば笑えるなあ。自分のことのように思うと胃が痛いけれど。
面白くて、考えて、感じて。これは星五つ。-
人生はこんな速さで過ぎていくのだろう...同感です。
季節先取りの雑誌の仕事をしている都さんたちも、職業柄、なおさらなんじゃないかと思いまし...人生はこんな速さで過ぎていくのだろう...同感です。
季節先取りの雑誌の仕事をしている都さんたちも、職業柄、なおさらなんじゃないかと思いました(^ー^)2012/07/20
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お酒で失敗したことのある人。
「わかるっー。」ってなる。
久しぶりに読んだ北村薫。
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ほとんどが酔っ払いっての失敗話なのに、下品じゃない。
問診票に怪我の理由に
『泥酔のため』ってかく都さん。
とっても愛らしくて面白かった! -
編集の仕事をしている小酒井都が主人公。
都と仕事や同僚、恋がお酒に絡ませて描かれています。
さすがの北村薫さんです。
12の短編の形で連続したお話になっているのですが、一つ一つでも十分おもしろく、くすっと笑えたり、お酒の失敗エピソードにうなずいたり。
楽しい1冊でした。 -
三浦しをんちゃんの舟を編むを読み終えたばかりですが、またまた偶然にも手にした本が新人編集者のお仕事小説。こちらの方がツボにハマりました。職場の先輩も上司もお酒飲んで陽気。職場の顔と酒席の顔とプライベートの顔とそれぞれあって当然ですが、公私が見え隠れする様が良かったです。
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北村薫作品は初期の「円紫」シリーズや「スキップ」3部作は、はまったが、ここ10年ほどの作品は、一応全部追っかけ読んではいるが、初期ほど読んでいて楽しくなかった。
久しぶり?の連作短編集で期待したところ、適度に軽快なお話で、ミステリー的要素はないものの楽しめた。 -
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住めば都の飲んだら版!? と思ったら、都は人の名前だった(笑)。
飲めばというようにお酒にまつわる話。
そのどれもが面白い!
あるよわな、そんな失敗もということも。
気軽に飲みにいける所があるって羨ましい限り。 -
大手出版社の編集部がどれぐらいズレているかを暴きだす。うーん、正直言ってうんざりした。
ひとがた流しも水準に達していない出来だったなあ。
北村薫はこのまま終わってしまうんだろうか。 -
軽妙な洒落がちりばめられながらも、軽薄にはならず、
テンポも軽快ながら、品がある。するすると読めて、楽しい。
とにかく、この作家さんの書く、大人の女の友情が
本当に好き。どうして、こんなに女の気持がわかって
くれるのだろう・・・と、悔しいほど。
主人公の新人編集者・都さんの奮闘ぶり、成長ぶり、
そしてお酒の失敗にどきどきするところが、
読んでいてワクワク・・・でも、ラストには、
共に過ごした日々を懐かしむような、しみじみと
あたたかい感動が・・・。是非、シリーズ化を期待したい
素敵な小説だった。 -
酒飲みの女性編集者、都さんの日常を描いた連作短編集。赤ワイン禁止令や、あるはずのものが見つからずに大慌てする話といった酒を飲んでのエピソードも楽しいですが、何より言葉遊びを交えた掛け合いや地の文がリズミカルで読みやすいです。そして時にはしんみりする話、心に響く話もあり物語に深みを持たせています。都さんの穏やかな恋愛模様も見所の一つ。明るく、元気な気分にさせてくれる一冊でした。
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都みたいな人が身近にいたらいいだろうな。
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ブックキャット、なんて素敵な響き。
コミカルなんだけど、北村薫らしい、じんわりとする気持ちになるお話。頭の先からしっぽの先まで北村薫フレーバー。覆面作家シリーズ以来の甘酸っぱさもたまらん! -
女性編集者の酒にまつわるエピソードと恋の話
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出版社に勤める小酒井都の、仕事、恋、そしてお酒の話。
お仕事小説としても面白いけど、都含め周りの酒飲み達の話が面白い!
酒飲みにとっては共感、時には耳が痛い話の数々。笑った〜。 -
出てくる人皆愛すべき酒呑み。てか、豪快な酒の失敗が多くて、安心するw。
私なんてまだまだや。
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