きみの友だち

著者 :
  • 新潮社
4.13
  • (526)
  • (365)
  • (328)
  • (15)
  • (3)
本棚登録 : 2445
感想 : 464
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104075065

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 重松清さんの本だから間違いなく泣くのは分かってて読み始めた。
    短編集かと思ったら、2人の姉も弟を中心とした周囲のお友達の悩みとか色々。
    時間軸が行ったり来たりするのが不思議だったけど、最後まで読めば納得。
    思春期の難しい年頃の子の胸の内がよく表現されていて、あの頃はそれが全てで息苦しかったなぁと懐かしくも苦くもあり。
    友達って本当難しい。
    娘達も友達関係悩むことも多いけど、一生の内に親友だと思える人が1人でも見つかったらそれでいい。と言っている。
    普段滅多に会えなくても、連絡取らなくても、その子を思い出せば「よし!」って思える相手が1人いればそれでいいと思ってる。

  • 魔法の薬屋 魔法の小瓶さんから紹介していただいた本です。『小中学生が主人公の本』というリクエストで選んでいただきました。小瓶さん、ありがとうございました。

    松葉杖の恵美と、その弟・ブンを中心とした小中学生のお話です。
    四年生の時、交通事故で松葉杖生活になった恵美は、それ以来友だちとギクシャクしてしまい孤立してしまう。でもたった一人、友だちができた。

    九つの短編と後日談で構成された一冊。
    それぞれの短編は恵美やその周りの子たち、ブンやその周りの子たちを主人公に年齢は小学生の時だったり中学生の時だったり。
    ブンのパートの時は成長した恵美が登場して、自分の経験から弟やその友だちに深みのある言葉をかけてくれるのです。これがグッときます。
    色々なタイプの子たちが主人公になるので、感情移入できる話が誰でも一つは見つかるのではないでしょうか?
    小中学生の時の学校でのやり取りがリアルに描かれているので、なんだか読んでいてソワソワしてしまいました。
    あ、こういう子いた‥‥とか、あ、私もこんなこと言っちゃったことある‥‥とか。

    私は『ぐりこ』の話が好きだったなぁ。
    ジャンケンして、ぐりこ、ちよこれいと、ぱいなつぷる。たまにしか勝てないのにグーでしか勝てない。なんだか損した気持ちになる。でも「ゆっくりでいいじゃん、ちょっとずつで」

    全編を通して全ての主人公に『きみ』と語りかけるのがとても優しくて、あぁ重松清さんだなぁ、と、とても優しい気持ちで本を閉じました。
    本当に読んで良かった!小瓶さんありがとうございました!

    • yhyby940さん
      初めまして。「いいね」を頂き、ありがとうございます。重松清さんは、どうして子供の心をこんなに巧みに表現できるのか不思議に思います。確かに読ん...
      初めまして。「いいね」を頂き、ありがとうございます。重松清さんは、どうして子供の心をこんなに巧みに表現できるのか不思議に思います。確かに読んでいて、こんな子いたなあとか自分が、こうだったとか思わせることが多々ありますよね。
      2021/09/23
  • 小中学生を主人公にした短編集。第一話では、交通事故で松葉杖が必要になった恵美ちゃん(小5)が主人公。他の作品も、恵美ちゃんのクラスメイトとか、恵美ちゃんの弟のブンちゃんやその友達が主人公になっており、時間軸もずれている。
    クラスのボス的な女子の存在とか、いつ仲間はずれのターゲットにされるかわからない理不尽な環境とか、できる奴とできない自分、などなど、小中学生時代のあるあるが詰まってます。
    なぜか私にはイマイチでした。

  • 学校という社会で日々もがいている子たちの物語。
    ‘みんな’というくくりになると、なぜかそれはある種の鋭さを持って誰かを傷つける。
    ‘みんな’から外れて、自分一人になったとき、客観的に‘みんな’の中のあの子やこの子を見つめる恵美。そして沢山の友だちはいらない、本当の友だちが一人いればいい、ということを知る。
    その本当の友だちとはずっと一緒にいられないかもしれないけれど。
    色々な子を主人公に綴られる短編集だが、それぞれがゆるやかに結びつき、最初と最後の主人公である恵美が、様々な年齢で脇役となって登場する。
    ガラスの十代とは言ったもので、脆くて鋭いこの年齢を生きる子たちに、前に進むための…作中の言葉を借りるならば…「ヒント」となる物語であって欲しい。
    2018.5.7

  • 本当にいい話でした。本当の友達とはなにかそんなことが分かりました。特に年頃の女子に読んで欲しいです。

  • ずっと子どもの頃の記憶と重なってた。理解できない物語(出来事)は一つもない。みんなもそうだと思う。切なくて残酷で、悔しくて恥ずかしい。読みながら寝落ちして怖い夢を見た。懐かしく心の傷が痛み続けた。

  • 思春期の頃、似通った事は多かれ少なかれ、あったような気がします。
    友達との関係に悩んで、邪魔くさくなったり。

    「ほんとうに悲しいのは、悲しい思い出が残ることじゃないよ。思い出がなにも残らないことがいちばん、悲しいんだよ。だから、わたしは、いま幸せだよ」っていうフレーズ。
    なんか良かった。

    「きみ」が色々入れ替わりながら話が進むのが少しややこしかったかな。

  • 小学生の時に手に取って、それからずっと大好きな1冊。
    青春のもどかしさと高慢と切なさと儚さと…
    読む度になんとも言いがたい気持ちでいっぱいになります。
    重松清さんの絶妙な心理描写には毎回引き込まれます。
    人生で1回は手に取って欲しい本です。

  • 語り部が誰かわからないまま進む、学生生活と友達関係の微妙な機微を色々なシチュエーションからこれでもかこれでもかと描かれます。基本的に足の不自由な恵美ちゃんと、腎臓の病を抱えている由香ちゃん、恵美ちゃんの弟でなんでもできちゃう明るい青春を謳歌しているブンちゃんを軸に、同級生たちがあっちへくっつきこっちへくっつき。集団からはじかれ一人ぼっちになり、また誰かが弾かれた事により元のさやに。
    今思うと学生時代は友人関係がいつも修羅場だった気がします。小さな躓きが全体に伝播したりしてろくなことが無かった。心の許容範囲が狭いです学生時代って。学生時代に戻りたいなんてこれぽっちも思いません。今が一番楽しいです。
    恵美ちゃんが「友達ってなに?」って何回も問い掛けますが、あの頃思っていた友達と今欲しいと思う友達って全然違う。ただ単に同じ学年同じ教室に配分されて、選択の余地もなくその中からくっつくなんて殺生だと今思います。どこでも渡っていける子はいいけれど、どうしても不器用で上手く渡って行けない子も必ず一定数いますよね。この本の中でも人の顔色を伺わなくてはいけない子たちがひたすら四苦八苦しています。ブンは基本なんでも出来ちゃうスーパースターなので悩みのベクトルが全く違うので、感情移入はしつつも大多数はその他大勢の悲しきモブキャラに哀愁を覚えます。

    今では偉そうな事を言っている会社の上司や、それらしいことを語っている同僚も大抵は子供時代に省かれたらというような卑小な悩みで右往左往していたはず。子供の頃は自分を守る為に人を売るなんて日常茶飯事です。そんな時期を思い出して美しくうっとり出来る人は相当いい青春を送ったか、罪悪感を感じず生きる事が出来るラッキーマンでしょう。今思い出しても、へらへらと難を逃れようと強者に追従したりしていた自分を思い出して悶絶しそうです。

    この本読んでいると、多数に受け入れられるよりも心の通い合う友達が一人いればいいと思えます。SNSが発展したこの現代、子供たちはどんな風な友達関係を構築しているのでしょうね。
    僕も今ならもっと苦しかっただろうな。
    頑張れ現代の引っ込み思案な子供たち。君たちみたいだったおじさんも楽しく生きているよ。きっとそこを通り抜ければ楽しい事もあるから何とか通り抜けるんだ。

  • 花いちもんめの
    「由香ちゃん。
    あんたが、欲しい。」
    というところが良かった。

    言い回しがちょっと難しかった。

    友達っていうのは、不思議な関係だと思った。

  • えみちゃんとゆかちゃんを軸に"きみ"としてオムニバスに巡っていく話。誰もが経験する人間関係の葛藤と思春期の脆さにすごく共感した。4.5

  • 一度読んでおきたいと思っていた作品

    大人のそれと違って、子供にとって必ず向き合うことになる友だちって何かという問題
    言葉にするのは簡単なのに、実際にはどうなのかわからなくなるそんな話です

    「友だち100人できるかな」、実際につくることはできるけれど、それって本当の友だち?
    自身も「みんな」の外にいた存在でした、友だちはいたのかな?

  • 社会問題となっているいじめなどの問題に、マイペースで肩の力を抜いて、気の合う人とだけ付き合えば良いこと、社会に出れば実はみんなそうしてることを伝えてるのだと思う。学校という世界では、100点を取って、みんなと仲良くできることを優秀と呼ぶんだけど、それも足が速い、絵が上手い、人を思いやれる、優しい、と同じ単なる1つの能力、長所なだけなんだよな。。そこだけがやたらフォーカスされるからバランスが悪く、居心地が悪くなる。嫌なことなら逃げてよいんだよ。逃げ方も人それぞれでよいんだよ。

  • この中の「きみ」のひとりは私かも知れない。今そのただ中にいる「きみ」にはヒントになるかも知れない。

  • 友だちって何なんだろう。
    自分がいま友だちと思っている人は、学生時代の派閥みたいなものからは自由になって、本当の友だちだとは思うけど、恵美と由香ほどの仲かと言われると自信がない。
    でも比べることはできないし、私は私、彼女は彼女、彼は彼、と認められる存在ならどな仲だっていいのかもしれない。

    それにしても、花いちもんめってシビアな遊びだ。
    あの頃怖れつつも笑いながら参加していた私は、堀田ちゃん的立ち位置だったのかも。
    人の痛みをちゃんと感じられる人になりたいって、いい大人な年齢で今さらだけど思う。

  • 友だちという言葉、クラスの子、いつも一緒にいるみんな。みんなが友だち、そう使う子がほとんど。
    でも、何かあったとき、みんなのなかにいる友だちは豹変する。
    だって、みんなが。と言わない子は本当の友だちと恵美は思う。
    交通事故にあったのは、自分のせい。でも、きっかけはみんな。それを責めて、ミンナノトモダチをなくしたけれど、そうしてわかったことと。最後に残ったもの。
    どっちが絶対にいい。とは思わないけど、なにかつまづいたときに、こういう見方もあるんだよと教えてあげられるような、そんな話

  • 「友達」というものがなんなのか知らされた。

  • 「あぁ。わたしの「きみ」は堀田ちゃんかなぁ。
    あんな風に周りを笑わせられるタイプでは全然ないけれど。
    八方美人、ふらふら、どっちつかず。
    当てはまるし、昔はもっともっともっと
    日々悩み、焦り、キョロキョロおろおろしていたかな。
    もう忘れてしまったこともたくさんあるし、
    昔を思い出すと何を悩んでいたんだろう?ってなるけども。

    女の子が主人公の章と、男の子が主人公の章が交互にあって、男の子の友情の話はなんとなく飛ばし読みしたり、読んでいるうちにウトウトしてしまった。そんだけ、男同士の友情と女同士の友情って、違うもんなんだろうなぁ。
    きっと男子にはリアルなんだろうなぁ。青春!って感じがして女子よりもさわやかな感じがしてまぶしい。」

  • 2020.08.15
    夏休み 私の課題図書

    学校にいる
    いろんなタイプの子ども達を主人公にした
    いろんな物語

    学校って辛い
    たった30人くらいの中で
    ひとりぼっちにならないために
    懸命に友達をつくって。
    浮かないために合わせて
    仲良しだったと思ってたのに
    はぶかれて。
    でもそんな日々があったから
    本当の友達を見つけられたし
    今も一緒にいれる人がいるんだな


    *あいあい傘
    恵美が松葉杖になった事件
    ゆかちゃんの思いやり大人用傘

    *ねじれの位置
    ジャングルジム
    いつも1番だったのに ブン
    脅かす存在 モト
    恵美がまた良い。
    悟りの境地。

    *ふらふら
    堀田ちゃんの話
    秘密の人物相関図
    常に変わる相関図
    と変わらない2人
    毎日大変だよね。こういうタイプが。

    *ぐりこ
    ブンちゃんと幼馴染 三好くん
    仲良くしたい人と
    釣り合う人って
    違う時があるよね。

    *にゃんこの目
    彼氏ができちゃった親友と
    複雑な気持ちでいっぱいのハナちゃん
    彼氏ができると
    その人ばっかり夢中になって
    友達をおざなりにする人いるよね
    辛いよねーって話

    *別れの曲
    何をするにもいまいち
    部活の後輩にもレギュラーを取られ
    人にあたる 佐藤くん

    *千羽鶴
    転校してきたばかり西村ちゃん
    いじめられた辛さは
    本人しかわからないよね
    人との関係に怯えちゃうよね
    本当の自分って何?あれ?
    ってなるよね。

    *かげふみ
    何でもできちゃうキラキラ男子
    モトくんの話
    親友だからこそ言えないこと
    親友だからこそ負けたくないこと
    いらいら、めんどくささ
    ライバルであり親友の2人の
    難しい時期の話

    *花いちもんめ
    恵美とゆかちゃんの
    お別れの話
    1番泣けてしまう
    2人の今までを見てきたような
    そんな気分にもなって
    なんだか泣けてしまう

    *きみの友達
    今までの主人公が一度に集まる
    恵美の結婚式!
    幸せすぎるけどほっこりな
    ラストの物語


    わかるーーー!!
    こんな子いるーー!!
    あるあるーー!
    と思える物語達
    子ども達に読ませたい本

  • 泣ける、泣ける、ラストにいくほどぐい引き込まれていく。
    こんなにも思春期の子供の心を、掘り下げて描写できるってすごい。
    また、読み返したくなる本。

  • 内容に引き込まれ一気によみおわる。思春期の子どもの感情の複雑さ、孤独感、あたたかさ、様々な様子を言葉だけでよく表現できるなと驚く。

  • 作品を読みながら、小学校時代や中学時代にこんなやついたなと共感をしばしば覚えたところから、著作の人の心理を読み解く力と観察眼が窺えた。

  • 「友だちってなんだろうって、わかんなくなっちゃった子に、ヒントをあげてくれる?」
    正解ーと言わないところが、よかった。


    再読。
    どの話も好きだけど、『花いちもんめ』が特に好き。

  • 二度目だけど友達の本当の意味を考えさせられる。毎日会うことができなくても、楽しい時間を共有することがなくても、それでも忘れられない相手が本当の友達?

  • 小学生の時から、何度も読み続けてきた。

    私も、強くなりたい。強く、優しくなりたい。
    読むたびにそう思う。

    小学生の時に、この本に出会えたから頑張れた。
    これからも読み続けたい大切な本です。

  • 「友だち」や「親友」の定義のレベルが落ちている現代。SNSなどで直接顔を合わさずに、悩みを共感したり喧嘩をする関係が「友だち」と言えるのか。安易な人間関係が、近年の不条理な事件の原因になっている気がする。
    「いなくなっても一生忘れない友だちが、一人、いればいい」「一生忘れたくないから、たくさん思い出がほしい。だから『みんな』に付き合ってる暇なんてない」
    とてもハードボイルドだ。でもハードボイルドな人生は生きづらい。終章のエピソードは、そんな恵美でも認めてくれる周囲がいるというメッセージだと思う。

  • よかった!
    もっと早く読めばよかった。
    小学生、中学生の頃のことを思い出した。
    (相関図、私も書いてたなあ(笑))

    しかし、このふたりは特別だと思う。
    作中でも「閉じている」といわれていたけど、「閉じている」ことって難しいし、あまり望ましいことではない。私は誰かとそんなふうにクラスで2人きりは嫌だな思った。他の子とも仲良くしたいわけじゃなく、閉じていたら2人きりでいることに疲れそうで。
    このふたりだからうまくいったんだろうなと。そんな友だちと出会えたふたりがうらやましい。

  • 久しぶりに小説で目頭が熱くなり、少し涙が。温かい気持ちになりました。読後感、最高!
    時間を空けてまた読みなおしたい、心が温まる一冊ですね。
    こういう人との距離感や心のつながり、絆を深めていくという、友だちづくりって素敵だなあ。

    この本を読んでいる途中も、
    (重松清さんがこの本を生み出させたねらいや目的に、まんまと私もハマってしまったのでしょうか^ ^)
    ページを読み進めていくたびに
    自然と…
    自分がこれまでの人間関係のつきあいを振り返り、いや、それまでの思い出が断片的によみがえってきます。
    今では、どれもすべてが懐かしい思い出です。
    そのおかげで今の自分がいるんだろうなと思うので、感謝したいです(^_^)

    でも、すべてが楽しい、良い思い出ばかりではなくて、
    私にも『あったなあー、こういうの』と本を読んでいてついつい共感してしまったり、にがい思い出やめんどうだなと当時感じた経験も湧きおこってきます(苦笑)が、、^ ^

    『友だち』ってなんだろう。
    『親友(心友)』ってなんなんだろう。
    その言葉の意味をあらためて考えさせられた、心が温まる一冊でした。

    正直なところ、
    『友だち』と『親友(心友)』の差は、はっきりと答えるのはむずかしくて、今だに明確にわからなかったりするんですが(^_^;)
    『ほんとうの友だち』なら、わかる。

    なかなか会えなくても、心の中にいる。
    いつも一緒にいなくても、むしろ平気で、長い間ずーっと会っていなくて久しぶりに会っても、顔を合わせた瞬間から会っていなかった時間なんてなかったかのような、ふしぎな感覚で違和感なく話ができて、笑い合える、そういう関係こそが友だちなんだろうなと、
    あくまでも私見(^_^;)ですが、この本を読んであらためて感じました。

    重松清さん『きみの友だち』を読み終わった後、自分の友だちについて改めて考え、その友だちのことをもっと好きになりました。
    そして、これからも大事にしたいですね、友だちもこの本も(^_^)

    人づきあい不器用ですけど、不器用なりにもっと大事にしたい。
    不器用だからこそ、もっと大切にできたらいいなと…感じました☆

  • 忘れられない本。今の私を形作ったものの一つです。

  • 重松清さんは昨年【そのひのまえに】を読んで大好きになった作家さん。
    この本、わたしの大好きな重松節が効いていて、じわじわ~っと感動が伝わってきます。

全464件中 1 - 30件を表示

著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

重松清の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×