再会

  • 新潮社 (2009年10月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784104075102

感想・レビュー・書評

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  • 重松清氏作品の購入した積読本の消化を始めるため(現在2025年)、図書館本でレビューを書いていなかった分の整理。

    『ツバメ記念日 季節風 春』と
    『おくることば』のレビューに準ずる。

  • 大人が子供時代と再会をはたす物語6編。 既読かなと思うお話もありましたが、こういうテーマが重松さんはお得意です。 ワンパターンのようであるのですが、読むと、ついつい、重松ワールドに引き込まれてしまいます。

  • 短編集の話がリンクしているものがあって繋がっているんだなと。
    ノスタルジックな気持ちになります。

  • 短編集で隙間時間に読みやすかった!

  • 6編からなる連作です。
    どれも重松氏らしい力の入った作品でした。
    人生って切ないですね。
    とてもいい本でした。
    大切にしたいと思います。

  • お久しぶりの重松さん。今回もまた良いお話でした。あったかい、優しい、ほっこりするお話たちでした。様々な「再会」が書かれているお話。人にはいろんな別れがあって、そしてまた再会があるんだなあ、としみじみ思った。その再会は嬉しいかもしれないし、寂しいかもしれないし、悲しいかもしれない。だけど人って、誰かと「再会」することに決して嫌だとは思わないんじゃないかなあとも思う。悲しくなるかもしれないけど、寂しくなるかもしれないけど、あの頃より時間が経って、また誰かと再会できたら、いろんなこと全部すっ飛ばして、懐かしさと嬉しさが勝つんじゃないかなあと。重松さんのお話はほんとうに、そっと寄り添ってくれる、優しいお話ばっかりだなあ。じんわり心があったまる。そこにちゃんと重松さんの言葉が寄り添ってくれる。読みながら、何度も「ああその気持ちわかる。すごくわかる」って思いました。全部好きなお話でした。最初と最後に、繋がりのあるお話を持ってくるのはもう、重松さんらしいというかなんというか。そしてまた、最後に瀬尾っちを主人公に持ってくるのもなんかこう、やられた感があって。良いお話たちでした。ありがとうございました。

  • 「永遠」と「ロング・ロング・アゴー」が、よかった。
    誰もがクラスで輝いているわけじゃない。
    もどかしさや、憧れや、あきらめや、さまざまな思いを描いている。
    子どもの機微を描くのが、うまい。
    なんでもうまくいく人生ではないが、じーんとくるものを見つけられる作品。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-84a3.html

  • 大人になれば忘れてしまう気持ちとの『再会』
    過ぎ去った思い出を懐かしむ気持ちとの『再会』
    あの頃の自分との『再会』
    そして、いつか、本書を読み終えた今の苦しい、切ない気持ちとも『再会』するのだろうか。

  • これはよかった。重松さんほんと多才だなぁ。全体を通したテーマはなんだろう、いじめ、ともちがう、うまくいかない人生、みたいなとこ、かなぁ。。。それでも、絶望的な諦めを残すのでなく、それでも生きていこうという力をもらえる作品じゃないかな。「いいものあげる」「ホラ吹きおじさん」「永遠」「チャーリー」「人生はブラの上を」「ロング・ロング・アゴー」6編。「永遠」がいちばんすきだったかなぁ。ユウちゃんのこと私これからもときどき思い出すとおもう。それに最初と最後の短篇がつながっていた構成も◎。そんなつもりじゃないのに、自分なりにがんばっているつもりなのに、うまくいかない人生。こういうのってみんな、あるある、と共感すると思う。みんなと仲良く、みんなで幸せに、なんてなれないし、ひととひととの問題に、戦えばいい、逃げればいいなんて簡単な選択肢はない。重松さんはほんとに人間を描ける人だなぁ。さいきんいちばん引きを感じている作家さん。

  • 再会をテーマに生きることの豊かさを伝える6編の短編集。
    遠い昔を懐かしく思い出され、切なくなったり頑張れと応援したくなったりと・・・。
    「いいものあげる」と繋がってた「ロング・ロング・アゴー」では若くして旅立たれた友の灯籠流しのシーンにお盆の時期も重なって涙誘われた。「どんなに運が悪くて、悲しいことのほうがずっと多くても、生き甲斐のある人生を生きて閉じたのだと信じていたい」の文面に今年逝かれた友達の顔が、思い出され切なかった。

  • 重松清さんの作品、初めて読みました。「友達とは…」と考えさせられ、またしばらく会ってない友達と再会する機会をもちたいなと思いました。とても心にじ〜んとくる、いい作品でした。

  • 最後に再会が待っているとは!読者にとっての再会が嬉しい。

  • 傷ついたり疲れてしまった心を優しく包み込んでくれるような、
    6つの短編集。

    たぶん多くの人が少しは自分を重ね合わせたり、
    周囲で経験したことがある物語だと思います。

    帯より
    「子供の頃、勇気はみんなから称えられ、努力は必ず報われた。だけど、おとなになったいまは?」という言葉が胸に響きました。

    個人的には
    「人生はブラの上を」が好きでした。
    オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ、
    ライフ・ゴーズ・オン・ブラ-!

  • 田舎の街で唯一のデパート経営の娘の美智子ちゃん。
    都市開発でショッピングモール建設に携わる父と転向してきた「わたし」。
    クラスの中心だった美智子ちゃんが、家業が傾く過程と同じように、クラスから疎まれるようになるまで。

    複雑な家庭環境で育った父とおじさん。
    努力して成功した父とは正反対の、
    酒にギャンブルに借金と、とても人の手本にはならない人生だったおじさんが教えてくれたこと。

    先天性の障碍を持つ弟が、結婚することになった。
    弟が結婚式に招待したいと言ったのは
    小学生のときにわずかな期間一緒に遊んだ年下の子だった。
    子供のとき仲の良かった人との関係。

    人一倍やる気はあっても、人一倍何をやってもうまくいかない子供時代だった思い出。
    転任してきた先生に嫌われていると感じ、先生の過去を知って思ったこと。
    スヌーピーの飼い主チャーリー・ブラウンに親近感を覚えたこと。

    幼なじみがピアノで弾いたビートルズ。
    不運な幼なじみは、自分の環境に嘆くこともせず
    ひたむきに前を向いて生きてきたんだと
    大人になってわかったこと。

    初恋の田舎のお嬢様のこと。
    冴えない人生に悲観しながらも、母校の工事に関わることになって初恋の女の子がもうこの世にはいないと
    知った切なさ。

    子供のときの真っ直ぐさとずるさ。
    大人になって、具体的にわかってくること。
    どれも切ない。

    ホラ吹きおじさんで泣きそうになった)^o^(

  • 割り切れない気持ちを丁寧に描いた作品。
    すっきりも感動もないが、それが現実だよね。っていうお話。
    「おとなになるというのは、…『余り』を溜め込んでおく場所が広くなる、というだけのことかもしれない。」が、胸にぐさりときた。
    白黒はっきりつけられないのことのほうが多い。そのままを受け止めていかなきゃいけないんだね。

  • いいものあげる ホラ吹きおじさん 永遠 チャーリー 人生はブラの上を ロングロングアゴー 日常会話を綴りながら、深い繫がりを感じるのは、著者ならではの視点に心打たれる

  • 子供のころの友達
    きょうだい、家族
    過去の自分

    どの話も愛しくて切なくて泣きたくなる

    この人の本は、どうしてこんなに切ないんだろう

  • 短編集。
    最初の「いいものあげる」が最後の短編に繋がる。

    子供の頃っていちいち小さなことに傷ついて、落ち込んで、もうそれは忙しかった覚えがあるけれど、大人になってそういう感覚を忘れていたんだなぁと思いだされました。

    親の職業は子供には関係ないと思うけれど、子供は敏感に感じ取ってしまう。今作でいえば、衰退する老舗デパートの一人娘と、新規開拓でやってきたショッピングモールの責任者の娘。女同士だからというのもありますけど、なかなか一筋縄ではいかない。

    子供の頃に帰りたいかと言われれば全力で拒否するけれど、少しあの頃を懐かしく思いました。

  • 重松氏と同年代の私には
    本当に懐かしい感情が蘇って来る
    6つのお話でした。


    子どもの時は自分を守る事が
    精一杯で
    突っ張ってみたり
    恥ずかしい事でも
    歯を食いしばって頑張ったり

    大人になって
    なんであんなバカな事したかな?
    って思う事いっぱいありますよね

    そして、大人になった今
    人と同じ必要があるのかな?
    自分が精一杯行きている事が
    普通なんじゃないかなって
    そんな事を考えた作品でした。

    いつもの様にあたたかい
    気持ちになりました

  • ・いいものあげる
    ・ホラ吹きおじさん
    ・永遠
    ・チャーリー
    ・人生はブラの上を
    ・ロング・ロング・アゴー

    重松清さんは10年以上前にナイフを読んで以来、人間の狡さや弱さの表現が胸に突き刺さって苦しかったのでなんとなく避けてました。
    この作品もままならない人間関係にぐっときます。楽しさや喜びも悲しさや弱さもいつだったか自分が経験したことのあるような、懐かしさが感じられます。
    ナイフも目を背けないでもう一度読んでみようかと思います。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

重松清の作品

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