本格小説 下

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104077038

感想・レビュー・書評

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  • 意外すぎて衝撃がなかった。

  • 東太郎が狂おしいほど愛したよう子は、雅之と結婚した。しかし、数十年後、東太郎が億万長者となり再びよう子と再開したのを堺に、一人の女を愛する3人の奇妙な関係が始まった。

    一概には誰が悪いとは言えず、
    少なくとも自分にはその状況を耐えることは出来ないと思う。軽く読み流せば、ただの恋愛小説だが、各登場人物の心情を慮ると底の見えない泥沼に嵌っていく。

  • (10/7読了)

  • 読んだ人の感想が、とりもなおさす『嵐が丘』みたいと言うのもむべなるかな、と言う小説。
    このことは本文中でも触れられてますね。
    『嵐が丘』が面白いのと同様、このお話も面白いのです。
    にも関わらず、読後の私の頭に残っているのは「かえる座り」。
    いったいどんな座り方なんだ・・・。
    やっぱ、体育座りとか三角座りとか言っていた座り方なんでしょうか?
    ぬう、わからん・・・(悩)

著者プロフィール

水村美苗(みずむら・みなえ)
東京生まれ。12歳で渡米。イェール大学卒、仏文専攻。同大学院修了後、帰国。のち、プリンストン大学などで日本近代文学を教える。1990年『續明暗』を刊行し芸術選奨新人賞、95年に『私小説from left to right』で野間文芸新人賞、2002年『本格小説』で読売文学賞、08年『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』で小林秀雄賞、12年『母の遺産―新聞小説』で大佛次郎賞を受賞。

「2022年 『日本語で書くということ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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