愛の挨拶

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 37
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104083039

作品紹介・あらすじ

「定年になったら、一緒にこの曲を合奏しよう」妻と交わした約束だった。そのために、ピアノを習った。二人の楽しみのはずだった…。突然の訃報、独りきりの家、人生設計の破綻。それでも「大人のピアノ教室」に通い続ける証券マンに、光はさすのか。混乱の中で立ちすくむ時、懐かしい妻の声がよみがえる-。夫婦の愛の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 長年連れ添ってきた妻が、旅行先のホテルで突然亡くなる。それだけでなく、ホテルの部屋には、昔ホームステイしていた時の友人がいたことで、浮気を疑う。亡き妻との約束であった「愛の挨拶」の合奏も叶わなくなった男性が、ピアノ居室に通う人々との交流やひょんなことから関わることになった難民支援を通じて、家族や友人、人付き合いへの思いを新たにしていくストーリー。ドロドロしたところがなく、綺麗に素直に読める一冊。人付き合いに疲れた時に薬いなる一冊。

  • ラストのところ 発表会でピアノを弾いてる途中に真っ白になってしまう経験あります。50歳を過ぎてピアノ教室の子どもさんと同じ発表会の舞台に出させてもらい愛の挨拶弾きましたが、散々な結果でした。あの瞬間を思い出し読みながらとても緊張しました。
    愛の挨拶 素敵な曲です。発表会では失敗しましたが、私の憧れの曲で一生弾いていきたいと思ってます。本のタイトルで着目して読みましたが、大切にしたい気持ちがますます強くなりました。

  • ピアノを金曜の夜に習いに来る生徒のそれぞれの動機

  • 「定年になったら、一緒にこの曲を合奏しよう」

    妻と交わした約束。そのために、ピアノを習った。二人の楽しみのはずだった…。突然の訃報、独りきりの家、人生設計の破綻。それでも「大人のピアノ教室」に通い続ける証券マンに、光はさすのか。混乱の中で立ちすくむ時、懐かしい妻の声がよみがえる―。夫婦の愛の物語。

  • ネタバレありです。


    奥様に先立たれたご主人が主役の本。
    一生懸命慣れないピアノを弾こうとするところがいい。
    でも世の中の男の人って、妻に先立たれると何にも出来ないんじゃないかと思う今日この頃。

  • バイオリンを愛する妻との約束は「定年になったらエルガー作曲”愛の挨拶”をバイオリンとピアノで合奏しよう」だった。そのために、大人のためのピアノ教室に通い、少しずつではあるが上達し始めていた矢先、突然の事故で妻を失ってしまい、自分がどれほど妻を愛していたのかということに気づかされる、というお話です。この本の面白い点は、証券会社勤務の主人公が通う大人のためのピアノ教室が、まさに私自身が通っているピアノ教室と非常によく似ているところでした。リアリティがあります。俳優の山崎努さんが広告塔になり宣伝していましたが、あの世代の男性は楽しめるのでは、と思います。

  • 軽いミステリタッチのラブロマンスです。最終章は泣けますし、夫婦のあり方について深く考えさせられもしました。年齢的にも人ごととは言えません。年月を重ねた夫婦だからこそ、共同作業が必要なのでしょう。僕たち夫婦の共同作業とはなんなんでしょう?また、僕は果たして仁科のような愛し方ができるのでしょうか?

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