冬の女たち 死のある風景

  • 新潮社 (2002年6月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (136ページ) / ISBN・EAN: 9784104101061

感想・レビュー・書評

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  • ”死のある風景”3部作の3作品目だったのか…。
    とにかく装丁のコラージュ作品の雰囲気が好きすぎる…と思ったら、勝本みつる氏って小川洋子作品の表紙とか、翻訳海外文学とか、光文社文庫版の江戸川乱歩全集の表紙を軒並み手掛けていた方だった…そりゃ大好きな雰囲気やて…。

    内容としては、少しずつ現代に近づいたからか、不勉強な自分にでも分かる話題がちらほら顔を出してきていたな…

  • 素敵な表紙のコラージュに心奪われてつい、借りないと決めていたはずなのに図書館から借りてきてきてしまいました。
    これは死を語る生きる者の随筆でした。
    久世さんはもう亡くなっているけれど、執筆当時しっかり両の足で生を踏みしめていているという光景がまざまざと目に浮かびます。しかしながらそれは強く大地を踏みしめているってことではありません。しがみつくように、安定が得られるように踏みしめてるってことなんです。
    いつかは必ずやってくる死、私もいつか愛しいと思える日がくるのでしょうか。今は酷く理不尽なものという印象です。

  • しまった三巻目だった(←)久世さんの文章は格調高いのにそこはかとなく色気があって、というかエロくて(笑)好きだー。

  • 久世光彦の本には匂いたつような色気がある。妖艶な、しかし純粋な少女のような。
    誰にも印象に残っている思い出があるだろう。他にもっと重要なことがあったのに、もっと忘れられないことがあったのに、何故か些細な風景が頭に焼き付いてしまう。久世光彦を読んで感じるのはそのような既知感だ。

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著者プロフィール

久世光彦

一九三五(昭和十)年、東京生まれ。東京大学文学部美術史学科卒。TBSを経て、テレビ番組制作会社を設立、ドラマの演出を手がける。九三年『蝶とヒットラー』でドゥマゴ文学賞、九四年『一九三四年冬――乱歩』で山本周五郎賞、九七年『聖なる春』で芸術選奨文部大臣賞、二〇〇〇年『蕭々館日録』で泉鏡花賞を受賞。一九九八年紫綬褒章受章。他の著書に『早く昔になればいい』『卑弥呼』『謎の母』『曠吉の恋――昭和人情馬鹿物語』など多数。二〇〇六年(平成十八)三月、死去。

「2022年 『蕭々館日録 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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