還暦探偵

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 104
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104117055

感想・レビュー・書評

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  • 短編集でアラ還の男たちの悩む内容が
    身近に感じた・・・身に染みるぜ(´・ω・`)

  • 2021年7月11日
    探偵に関係するのは最終話。
    あとは男、女
    生活って感じ。
    返り咲きの都合の良い偶然。でも素敵な話だった。
    リタイアして時間が自由になって、何がしたいか、恋は?
    そんなこと念頭において、年をとっていくといいかもしれない。

  • サスペンスかと思って手に取ったが、短編集で、タイトルの作品以外はサスペンスにかすりもしない現代小説。いずれも定年年齢を迎えつつある中高年が主人公。夫婦の話だったり、親子の話だったり、それほど大きな起伏のない話が、淡々と語られる。丁寧な語り口で、読んでてひっかることもないし、もたつくところもなくて、どこにもけちをつけようがないが、ただ、面白かったかと言われると、ちょっと微妙。自分はもうちょっと登場人物より年齢が下なので、それほどぴったり共感するようなところがなかったからでしょう。

  •  タイトルと帯に騙された。
     6つの短編が収録されているんだけど、「還暦探偵」ていうシリーズの連作なのかと思ったのに、登場人物も全部違う、全然繋がりのない短編の集まりだった。
     しかも「探偵」て書いてあるのに、ミステリでも何でもなかった。

     そもそも、第1話目からしてすっごいつまんなくて、でも読み始めたときは、短編の連作でミステリだと思ってたから、いつか謎解き的な感じになるとかと思って我慢して読んでたけど、大した落ちもないまま話が終わって、は? てなった。
     そこからパラパラとページをめくって、ようやく何の繋がりもない6編だって気が付いたけど、何だったの、この本…。


     文庫本化したとき、タイトルが「通夜の事情」になり、あらすじもそのお話のものになってます。
     タイトルと帯(あらすじ)を読んで、買うとか読むとか決めるのに、それを思いっきり変えちゃうとか、詐欺じゃん。

     タイトルと帯に書かれていることだけを信じて読むと、いい意味でなく裏切られるので、注意してください。

  •  味わい深い。
     ただ、若者には受けないかも。

  • 高橋克実さん主演で連ドラになると云うので、読んでみたが、短編の中の一つの話を原案にしてるだけでした。丁度私の年齢の頃のオヤジが主人公の短編集ですが、ごめんなさい、私には付いていけない。藤田さんは団塊世代だし、どうも若い頃から団塊の世代には付いていけないし、フィーリングが合わないなあ~ 若者には大した違いじゃないでしょうが、微妙に違う三無主義世代の一意見でした ^_^

  • 街でバッタリの同窓生。還暦を回ったマドンナの哀願を断り切れず、探偵を引受けた腐れ縁コンビ。ドジを重ねつつ、迷宮を切り裂いていき…。

    短編集。表題作は還暦を迎え、気づいてみると家に居場所のない幼馴染の男たちの話。切れ味はなく、かと言ってペーソスも感じられない中途半端な感じ。文庫化された時には同じ短編集内の「通夜の情事」が表題になっているほどで、それだけ魅力に乏しかったということか。
    (C)

  • 還暦に近い人は幾つか共感するのだろうなあ。ノリユキいたし

  • なんだなんだ、題名関連は最後だけ… 続編を先に読んだので期待したのだけど。中には読みたくないものも。嫌だったなあ・・・。

  • 還暦過ぎてもこれくらいの艶があるといいなぁ。

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著者プロフィール

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で第125回直木賞受賞。17年には『大雪物語』で第51回吉川英治文学賞を受賞した。その他『タフガイ』『わかって下さい』『彼女の恐喝』など著書多数。2020年逝去。

「2021年 『ブルーブラッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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