絵画で読む聖書

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104165018

作品紹介・あらすじ

聖書は単なる宗教書ではない-『旧約聖書』の創世記から『新約聖書』のイエスにいたる系譜を、ユニークな視点から解読。旧約聖書はいつ、誰が書いたのか?イヴを誘惑した蛇の正体は?ともに砂漠で生まれた兄弟宗教のユダヤ教、キリスト教、イスラム教はどこで別れたのか?イエスが生まれた本当の年は?イエスの磔に使われた釘は3本?4本?ハルマゲドンとはなに?世界の終末は本当に来るのか?聖書の陰で消されていった文明とは何なのか?等々…。宗教画から読み解く聖書の謎。約130枚の図版・系図・地図掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 中丸明(1941-2008)という著者を初めて知った本。
    もう30年近くも前の話だ。
    中丸は徳間書店の編集者出身で、スペインに移住。
    スペイン関連の著作を多く出している。

    この著者の学識は相当なものだ。
    そして、相当に下品だ。特に下ネタに対する飽くなき追求の姿勢が徹底している。
    その下品な言説を上品に、いや、ユーモアに変貌させてくれるのが、登場人物の語る名古屋弁だ。
    聖書に関する該博な知識と下品な下ネタを惜しげもなく、露骨にさらけ出してくれるのが、名古屋弁なのだ。
    信長と家康は名古屋弁を喋っていたと考えられる。
    名古屋人たる信長と家康が、聖書について語ったらこうなるだろうという、抱腹絶倒の<だぎゃー節>の連発。
    大笑いし、然る後に、聖書の絵画の全容を把握している。
    なんという凄い趣向なのか。

  • ちょっとびっくりの聖書ガイド。

  • キリスト教に対する信仰は全く無い私が、プロテスタント系の中学高校で散々押付けられる堅苦しい左思想にゲッソリしてた頃出合って感動した本。
    登場人物は殆ど名古屋弁、普通の学者が語りたがらない説、在野に下ろされた土臭くユニークな聖書の世界。
    不謹慎さが良い。

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