- Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104182022
作品紹介・あらすじ
鶴岡市で発見された身元不明の白骨死体。それが、すべての、終わりの始まり-天橋立で、「アマテラスの子」と呼ばれる神代静香。静香の母、徳子が捨てた故郷、鶴岡から、秘密を抱え静香を訪ねて来た、見ず知らずの女。そして、静香を鶴岡で待ちうける「呪う女」-。時を越えた「女」たちの因縁が、浅見光彦の名推理を妨げる!「もうひとりの光彦」によって、光彦をはじめとする「浅見家」の名前の由来も明らかに。
感想・レビュー・書評
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いつものごとく、少し強引な感じの事件の結末と、犯人が最後に自首せずに・・・少しもやっとした感じの残る幕引きでした。それとは別に浅見光彦の、浅見家の兄弟妹の名前の由来、お手伝いの須美子さんの名前の秘密まで書かれていたので、考えられた名前だったんだというのに驚きました。それにしても光彦坊ちゃんの恋の行方は相変わらず、すれ違ってたけど、今回は少しだけいい感じの終わり方だったのかな。あと、前川夫妻と神澤さんの件はほったらかしのような、最後が書かれてない。こっちの事件もかなり重要な気がするんだけど。
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作中に、浅見家の名前の由来があるなんて…。(どのページか、忘れてしまった…)
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浅見光彦シリーズが大好きで、独身の頃は夢中で読みました。
気付けば浅見光彦より年上になってしまっていて(笑)
以前のように夢中では読めなかったものの、
浅見光彦の世界はやはり心地良かったです。 -
天橋立や出羽三山が舞台で、信仰や修験道の話が出てきて、ラストは最近のお決まりパターンだけども面白かった。
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今回の作品は内田さんの原点である旅情+遠い過去の怨念話が組み合わされ、久しぶりにいっき果敢に読めきった。
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なんか、警察を、引っ掻き回して、自分は納得しながら、終わったような…そして最後、今回の淡い恋は実るのか?
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浅見光彦シリーズ。
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京都の天橋立から山形鶴岡へ。
出羽三山の話は興味深く読みましたが、登場人物はかなりあくの強い人ばかりでした。
京都の天橋立もも山形も全く行ったことがないせいか、なかなかイメージしにくいんですが、行ったことがない場所を知るのも浅見シリーズのよいところということで。
結末は…うーん、なんで物分りのいい犯人ばかりなんだろう。
そういえば浅見兄弟の名前の由来は最初から意図してつけられたものなんでしょうか。 -
内田康夫の浅見さんシリーズ。何にも考えずにスーと読めます。友人が言いました。「まるで水戸黄門みたいな本やなあ」と。たいしたことないのに、新刊が出たらまた読んでいます。
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面白かった