コラムニストになりたかった

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 58
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104193035

作品紹介・あらすじ

コラムニスト中野翠はどうやって誕生したのか? マスコミ志望者必読! 「アンアン」に衝撃を受け、ルートヴィヒに憧れ、おしゃれと雑貨が大好き、喫茶店と森茉莉と落語を愛し、ハヤリモノに関心を持たずにいられない。「自分の場所」を探していつのまにかライターになった女の子が、雑誌に連載をいくつも持つまでに。女性コラムニスト先駆けの著者による70年代から現在までのマスコミ業界クロニクル。

感想・レビュー・書評

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  • コラムニスト・中野翠さんが早稲田大学でやりたかったこと 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)
    https://dot.asahi.com/aera/2017051100079.html

    中野翠 『コラムニストになりたかった』 | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/book/419303/

  • 「女性コラムニスト先駆けの著者による70年代から現在までのマスコミ業界クロニクル」という惹句そのものの本。

    タイトルの印象から、「コラムニスト入門」的な内容を期待して手に取る人もいるだろう。だが、そういう要素はほとんどない。
    ただ、著者が人気コラムニストになったいきさつが詳細に辿られているから、多少参考にはなるだろう。

    「コラムニスト入門」というより、中野翠の〝物書きとしての自伝〟である。最近、出版界は自伝流行りだなァ。

    1969年、大学を卒業したものの就職先がなく、父親が勤めていたという読売新聞社でお茶汲みのバイトを始めるところから、本書は説き起こされる。

    そして、終着点は2010年代。
    『サンデー毎日』の連載が30年以上に及び、ベテラン・コラムニストとして生き残った近年の様子が綴られる。

    (1969年から89年までは一年一編のエッセイで綴られているのに、1990年代・2000年代・2010年代は各一編でサラッと総括される。つまり、70~80年代が中心なのだ)

    約半世紀に及ぶ、〝ギョーカイ出世スゴロク〟という趣の一冊。
    もっとも、著者はその道のりを「出世」とは考えていなかったかもしれない。林真理子的なギラギラした野心は、本書には感じ取れないから。

    50代以上の読者、とくにサブカル好き・映画好き・本好き・雑誌好きなら、次々と登場する人名・雑誌名・映画名・スポット名などが、懐かしくてたまらないだろう。

    各界の重鎮や物故者たちの若き日の姿が活写され、興趣尽きない。

    また、個人的な思い出のみならず、事件やブームなどの大きな出来事も随所で振り返られる。ゆえに、1970年代から現在までの日本を映し出したクロニクルとして読むことも可能だ。

    ただ、若者が「コラムニストになりたいから、読んでみようか」などと手を伸ばすと、内容の半分くらいは時代が違いすぎてチンプンカンプンかも。とくに前半は。

  • 著者の本は一年に一回、年末に出る随筆集を楽しみにしている私にとっては嬉しい思いがけない一冊だった。
    大学卒業後から現在までの著者の歩んできた半生を、その時代の背景や出会った人やちとの思いを綴った本。
    意外だったのは(失礼)若い頃、同じ会社の上司?から
    ”息子の嫁に”とか町中でナンパされて一緒にお茶したエピとかモテてたんだなと思わせるとこがけっこうあって、
    きっと私のイメージするクールな感じとは違ってもっと、明朗闊達は女性だったんだろうな。
    無愛想で人付き合いがあまり得意ではないとなるけど、
    その割に行く先々で気の合う友人ができ、著名な人(勘三郎、赤塚不二夫、たこ八郎に手を舐められた話しは笑った)からも気に入られ、わかる人にはわかるんだね。
    森茉莉や笠智衆にインタヴューってのもすごいし、あと山田風太郎ね。
    電車を乗り間違えて15分遅刻した著者を”そそっかしいなぁ”と笑ってくれて対談後は奥様の手料理が食べきれないほど出てきて、編集者たちが呑んだり食べたりするのを愉しそうに眺めていたっていう氏をいっぺんに好きになったわ。

  •  そんなお年だったのか。ずっと印象は変わらない。
     

  • 2021年1月7日読了

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