談志が死んだ

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 131
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104247042

作品紹介・あらすじ

「チクショー、やりゃがった」42年前のあの日、談志は本気で嫉妬した。三島由紀夫の派手な死に様に…。かの"全身落語家"と一門の裏も表も、虚実皮膜の間に描き尽す長篇小説。

感想・レビュー・書評

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  • エッセイでもなくノンフィクションでもない、適当と言えば私小説なのだろう。
    それも噺家だけでなく小説家としての才も持ちあわせた、本文から借りればピカソになる前の写実主義バリバリの談志に惚れ込み師事した談四楼ならではの冷静な視線が一層のリアリティーを生み出し数ある談志本の中でも異色の仕上がりとなった。
    そしてこの本の一番の読みどころと言えばやはり天才落語家の老いの隙間に降りて来た鬼とその鬼が取り巻きの弟子に打ち下ろす金棒の非情の一撃に尽きる。
    巨星が堕ち行くとき「よそう、また夢になるといけねえ!」のオチが意味深な欠片となり宙に舞った…お後はどうだったんだかねぇ (敬称略)

  • 私は「立川談志」をよく知らない。テレビでも見たことがないし、生の落語も聞いたことがなかったので。

    読み進めても、まだわからなかったので、読んでいる途中、動画サイトで、談志の「饅頭こわい」を見ました。
    ずしんと心に残る噺でした。
    日常生活で誰かが「~こわい」というと「あーほんとは~好きなんだー」ってなってしまう。そんな日が続くくらい印象に残る噺でした。
    やはりすごい人なのかもしれない。

    この本は、談志と弟子、弟子同士のエピソードが悲しい話も、え?ということも、面白いことになって綴られていました。
    面白い話だけではなく、もちろん感動するエピソードも。
    落語の何々に例えてこういう行動した。などのエピソードだったりすると「粋」という言葉が出てきます。

    もっと立川談志を、落語を、知りたくなりました。

  • 噺家の話は面白い!あ〜。久しぶりに落語聴きたくなった!あっ、また落語部復活かな?笑

  • 2016.11.24

  • 晩年の談志。驚きでした。そうだったんだ~。家元制度ってそういうことだったのかしら?なんていろいろ考えておりました笑

  • 晩年の談志は壊れていたのですね。老いについて考えさせられる一冊

  • 図書館で借りました
    これから読みます。

  • 晩年の談志がおかしくなっていくところに、凄みを感じました。

  • 文章が上手い。談志も最後は倒錯したのか・・・。

  •  結構な量の「談志が死んだ」書籍を読んできたつもりだが、この本の白眉は「談志の老醜」である。本人の文章から、もしくは周りの直弟子たちの文章からは「芸人論」としての談志はあった。家族から見た「朽ち行くパパ」もあった。

     ただ、この本に書いてあるのは「観察された、老い、狂っていくかつての英雄」の姿である。『赤めだか』書評が家元の逆鱗に触れたくだりといい、家元が常々言っていたように「狂ってった」ンだけれども、なんだかんだでこういう狂い方は家元本人も望んじゃいなかったんだろう。で、そういうところを、書いた。
     小説家として、文筆家の仕事として、書いた。
     そういう本。

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