談志が死んだ

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 新潮社 (2012年12月18日発売)
3.82
  • (12)
  • (27)
  • (23)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 166
感想 : 31
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784104247042

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人間の複雑さと晩年の姿を描いた作品は、著名な噺家の人生を通じて、理不尽さや魅力が交錯する様子を伝えています。読者は、談志のユニークなキャラクターに引き込まれつつ、彼の晩年の変化に驚きや疑問を抱きます。...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いかにも談志らしい理不尽さが描かれていて、やはり関わりたくないタイプの人だと思いながら面白がって読んでいたが、晩年はそんなに呆けていたのかと複雑な気持ちになる。そして終盤はほとんど悪口合戦のような書きっぷりで少し嫌な気分になる。

  • 噺家の話は面白い!あ〜。久しぶりに落語聴きたくなった!あっ、また落語部復活かな?笑

  • 晩年の談志。驚きでした。そうだったんだ~。家元制度ってそういうことだったのかしら?なんていろいろ考えておりました笑

  • 晩年の談志は壊れていたのですね。老いについて考えさせられる一冊

  • 図書館で借りました
    これから読みます。

  • 晩年の談志がおかしくなっていくところに、凄みを感じました。

  • エッセイでもなくノンフィクションでもない、適当と言えば私小説なのだろう。
    それも噺家だけでなく小説家としての才も持ちあわせた、本文から借りればピカソになる前の写実主義バリバリの談志に惚れ込み師事した談四楼ならではの冷静な視線が一層のリアリティーを生み出し数ある談志本の中でも異色の仕上がりとなった。
    そしてこの本の一番の読みどころと言えばやはり天才落語家の老いの隙間に降りて来た鬼とその鬼が取り巻きの弟子に打ち下ろす金棒の非情の一撃に尽きる。
    巨星が堕ち行くとき「よそう、また夢になるといけねえ!」のオチが意味深な欠片となり宙に舞った…お後はどうだったんだかねぇ (敬称略)

  • 私は「立川談志」をよく知らない。テレビでも見たことがないし、生の落語も聞いたことがなかったので。

    読み進めても、まだわからなかったので、読んでいる途中、動画サイトで、談志の「饅頭こわい」を見ました。
    ずしんと心に残る噺でした。
    日常生活で誰かが「~こわい」というと「あーほんとは~好きなんだー」ってなってしまう。そんな日が続くくらい印象に残る噺でした。
    やはりすごい人なのかもしれない。

    この本は、談志と弟子、弟子同士のエピソードが悲しい話も、え?ということも、面白いことになって綴られていました。
    面白い話だけではなく、もちろん感動するエピソードも。
    落語の何々に例えてこういう行動した。などのエピソードだったりすると「粋」という言葉が出てきます。

    もっと立川談志を、落語を、知りたくなりました。

  • 「戦後落語史」に続けて手に取ってみた。どこまでフィクションなのかは分からないけれど、読ませます。

  • ダンシ ガ シンダ。家元と弟子の間に起きた、様々な、思い出深き、不条理な事件。

  • 死んで尚,弟子を食わせる談志~立川流立ち上げのきっかけとなった談四楼も二日後に死を知り,あれやこれやを思い出す~全然知らないなあ

  • 心をさらすことは相当こわい。正直であればあるほど隠したり嘘をついたりしてしまいがちだよね。談四楼さんはその垣根をよっこらしょと越えてこの本を書いた。あの、悔しさのかたまりの文章を書いた著者ならではの視線。

  •  天才に仕えるのは難しい。まして、その天才が老人性うつ病を患って、感情の起伏が常ならず。
     師匠への愛憎半ばする想いの深さが胸を打つ。
     談志のエピソード、弟子のしくじり、いずれも面白く、そこに救いを感じた。

  • エピソードがどれもよい。

  • 談志が亡くなって、師匠に対するアンビバレンツな愛情がすごい。もう本人がいないので何書いてもいいや的な暴露的な部分もかなりあるが、立川談四楼の人柄なのか、隠さずに書くという姿勢がキチンとしているからか嫌味なく読める。

    談志は老人性鬱のきらいがありなかば精神錯乱状態にあった。天才肌の人が加齢により能力が落ちていくことに対応できないときに起きやすとか。

    談春の「赤めだか」を談志楼が書評で取り上げて褒めたことで、談志はウソばかり書いているのにと怒り心頭で破門にするといい出したところが一番スゴイ。理由は「赤めだか」でレステランで爪楊枝を盗んだと書いてることがウソだというのだが、ホテルの備品などいろんなものを盗っていく。飛行機のトレイの化粧品が盗まれないように大きくなると空の小瓶をもっていき詰め換えて盗む。ケチとは聞いていたがここまでとは思わなかった。

    集合をかけているのに集まらないと罰金。自分の著書を読んでない弟子がいると、全員そうだと全著作を送りつけてくる。7万円の請求書と一緒に。在庫整理が目的だ。賞味期限をずいぶん過ぎた食べ物でも捨てずに食べさせる。そのことで腹痛を起こす弟子多数。こうなるとちょっとしたヤクザの親分みたいだ。

    一方で師匠の高座に慄然とするところも何度も描写される。

    いろんなシーンの会話が録音したかのように細かく描写され、安定した面白さだ。客観的な視点というのがキチンと備わっているのだろう。

  • 2016.11.24

  • 文章が上手い。談志も最後は倒錯したのか・・・。

  •  結構な量の「談志が死んだ」書籍を読んできたつもりだが、この本の白眉は「談志の老醜」である。本人の文章から、もしくは周りの直弟子たちの文章からは「芸人論」としての談志はあった。家族から見た「朽ち行くパパ」もあった。

     ただ、この本に書いてあるのは「観察された、老い、狂っていくかつての英雄」の姿である。『赤めだか』書評が家元の逆鱗に触れたくだりといい、家元が常々言っていたように「狂ってった」ンだけれども、なんだかんだでこういう狂い方は家元本人も望んじゃいなかったんだろう。で、そういうところを、書いた。
     小説家として、文筆家の仕事として、書いた。
     そういう本。

  • 談志の弟子による談志晩年のエピソードの数々。

    ここにある談志は決して人格者ではない。どころか、人格破綻者のような面も多々ある。それでもこんなにも魅力的にうつるのは、著者も私も談志にぞっこんだからだろうか

  • 立川談四楼が語る立川談志のというより立川流の話で落語を知らなくとも面白く読める。

    談志の全盛の頃はあんまり知らなくて、MXテレビでやっていた野末陳平とやっていた番組はよく見ていました。

    これからの立川流も気になりますが、この本は立川流のアーカイブとして読んでおくべきでしょう。

全30件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1951年、群馬県生まれ。1970年、立川談志に入門。1990年「シャレのち曇り」(文藝春秋 現PHP文庫)で作家としてもデビュー。以来、本業の落語会で全国を飛び回りつつ、多くの小説、エッセイ、書評等を執筆。主な著書に『談志が死んだ』(新潮社)『声に出して笑える日本語』(光文社文庫)『いつも心に立川談志』(講談社)『落語家のもの覚え』(ちくま文庫)等がある。

「2022年 『文字助のはなし 立川談志を困らせた男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

立川談四楼の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×