何があっても大丈夫

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104253074

感想・レビュー・書評

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  • 櫻井よしこの自伝。何事も前向きに捉える母の大きな愛情に支えられて、もちろん本人の努力と見守る周囲の人間関係に恵まれた事もあるだろうが、全ては今へと繋がる運命のような、しっかりとした人生の足跡となってここにあるという、そういう本。それにしても、何と父親の自分勝手な事か!

  • 何があっても大丈夫。どんなことでも前向きに。すごいお母さんだなーと思いました。
    あと、人は鏡。だから嫌いな人でも、いいところを見なくてはダメ。嫌いな人の嫌いなことしか見なかったら、その人もさらに嫌いなところしか見てくれないよって。そうだよなーと思いました。これは心がけしよう。

  • 確か..
    ウォールストリート紙に世界で活躍する女性50人に選ばれたことがあると記憶している。
    「今日の出来事」でもおなじみで、クールで媚びない語り口が好きで良く見ていた。
    一時、きつく感じたこともあったが今は凛として知的でしなやかな強さもあって素敵な女性、そしてエレガントだと思う。

    友達の本棚から借りて来て一気に読む。

    変化し,自ら耕すこと継続すること...等々
    素敵な女性(ひと)だと改めて思う...
    ジャーナリストであること世界を読めるということ...
    何だろう...
    「今を生きている」というか...「今を掴む」というか...
    そういうことに気付かせてくれた本

  • 19歳、アメリカ留学中に母が送ってくれた本。
    あの頃相当頭が悪かったのか、ほとんど読んでいなかった。
    今読むとこんなに面白いのに。。

    とにかく櫻井さんは強い。そして彼女を育てたお母様も強い女性。
    人生の中での逆境を、100%バネにして進んだ強さがそこにはある。

    幸せなことを励みに、苦しいことを強さにかえて前に進める女性は素敵。

  • その人の思想を理解するために
    人となりや生い立ちを知ることは
    やっぱり大事なのかもと思わせられた1冊。

  • お母様が素晴らしい。あの父親では普通こうは育たなかったのではないかと思う。前向きに生きることを教えてもらいました。

  • 桜井さんを理解するうえではとてもいい本だと思う。
    私は桜井さん自身より、お母さんの教え、周りの人々の様々な人間性が興味深かった。桜井さんにとってお母さんの存在がいかに大きかったか、こういう親に育てられたら自分はどうなっていただろう、と想像するのは楽しい。
    本を読むというのは、人と知り合うことだと思うので、ここでこういう出会いができたことをうれしく思う。

  • 櫻井よしこ氏の言論を理解するうえで必読です。
    新潮社の月刊誌「波」に連載されたものを一冊にまとめたものですが、非常によく編集されており読みやすい本です。ジャーナリストの書いた文章ですから当たり前かもしれませんが、編集者の力量にもよるところ大と思います。

    各章ごとに櫻井よしこ氏やお母様、ご家族の写真も掲載されており、これがまた一服の清涼剤となっていて、本棚に置いておきたい一冊です。失礼を承知で書けば、非常にチャーミングな写真ばかりです。

    本の内容に戻りますが、櫻井よしこ氏の言論はどのような背景から出ているのか?どのように理解すればよいのか?が、おのずとわかります。さらに一貫して言論の軸がぶれていないこととその理由もわかります。
    ご家族のことも詳細に書かれていますが、複雑な事情から書かれていない部分もあります。そういう行間には思いやりと愛情も感じられます。

    総じて様々な内容と示唆を含んだ文章であり、多くの方におすすめできます。

  • 【図書館】2009/01/20/〜

  • かつて夜のニュース番組「きょうの出来事」のキャスターを16年務め、今や日本の言論界において特段の存在感を醸しだしている、櫻井よしこ氏の自叙伝。

    何といってもこの書のタイトルに代表されるように、氏の母親が娘に贈った言葉が印象的に散りばめられており、その一つ一つが読者の心に染み渡っていきます。

    家庭を完全に無視していた父親をよそに、「物事をポジティブに捉えて行動する」ことの大切さを説いた母親や、大学を卒業した後に勤めた高級紙の東京支局長など、日本の言論をリードする論客に影響していった人々の生き方に、共感せずにはいられません。

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著者プロフィール

ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、日本テレビ・ニュースキャスター等を経て、フリー・ジャーナリストとして活躍。『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中公文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、『日本の危機』(新潮文庫)を軸とする言論活動で菊池寛賞を受賞。2007年に国家基本問題研究所(国基研)を設立し理事長に就任。2010年、日本再生に向けた精力的な言論活動が高く評価され、正論大賞を受賞した。著書に『何があっても大丈夫』『日本の覚悟』『日本の試練』『日本の決断』『日本の敵』『日本の未来』『一刀両断』『問答無用』『言語道断』(新潮社)『論戦』シリーズ(ダイヤモンド社)『親中派の嘘』『赤い日本』(産経新聞出版)などがある。

「2022年 『わが国に迫る地政学的危機 憲法を今すぐ改正せよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

櫻井よしこの作品

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