海猫

著者 :
  • 新潮社
3.68
  • (21)
  • (24)
  • (43)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 149
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104256020

作品紹介・あらすじ

義弟との愛に、すべてをかけた、母=薫。痛みを胸に抱きながらも、恋に目覚めてゆく、ふたりの娘=美輝、美哉。光を探し、海鳥は凍てつく空をさまよう。風雪に逆らうかのように、ひとは恋という炎にその身を焦がす。函館、南茅部、札幌、女たちが心の軋むほどに求めた、運命のひとは-。谷村志穂の新生を告げる長編小説。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 妊婦が1人で旅するのには違和感が。終わりがよかった!映画も見ようと思う。

  • 2016.5.26

  • 愛憎も極まれば、ここまで美しい。

    SpecialThanks for Milkyway

  • 函館が舞台の本を読みたいな~と思って調べたらトップに出てきた作品です。
    元町の函館ハリストス正教会が、大事なシーンにたくさん出てきたよ。

    内容はね~。
    主人公さんたちがみんな20代くらいで、若くて青くて官能的すぎるんだ。
    しかし、かなりインパクトのあるお話ではありました。

    北海道らしいお話かな。
    冬のしばれる寒さがある厳しい北の大地だからこそ、この透き通った冷たい物語が似合うのだと思いました。

  • 読んでいて目が離せない展開でした。たんなる悲恋ものではすませられない作品です。
    伊東美咲主演で映画化されていて、あまり見る気しないでいたので
    まず原作の本から入ることに。

    この本の中で効果的に使われていた表現といえば、
    バスの運転手、不動産屋、タクシーの運転手、宿屋の人たち
    が突如、主人公たちに対する目線でものを考えている場面。
    たとえば、冒頭、薫が白無垢姿で乗りこんだバスの運転手さんが
    「白い花嫁だ」とつぶやいたり、嫁いで数年後の薫が同じバスに乗っていたときにも「あんまり幸せそうでない」とつぶやくところとか。

    原作読んだ後、DVDも見ました。やっぱり見るんじゃなかったという
    後悔が先に立ちました・・・。

    仲村トオルは好きなんですけどね。

  • 何年前であろうか、初めて読んだ大作。
    この作品を読んだことが、読書が日常化するきっかけとなったことには間違いない。

    登場する3世代にわたる女性たちの魅力と、北海道の情景がとても印象に残っている。
    細かいストーリーは思い出せないものの、今まで読んだ作品で最も印象的な作品と問われると、必ずこの作品の名前が思い出される。

    いずれ再読してみよう。

  • 別に。

    伊東美咲がちらついた。

  • お人形さんみたいにベッピンな娘が猟師の元へ嫁いで行くところからお話が始まる。

    内容は?と聞かれると答えに窮する・・
    恋愛、と一言で括るのもちょっと違う気がする。
    ところどころ狂気的要素が含まれた・・やはり・・愛の物語?
    うーん・・。

    文章は読み易く一気に読める。
    が登場人物全員の心情を書いてあるので
    (しまいには赤ちゃんの考えてることまで描写しはる)
    誰が何を思ってんのかわかりすぎて、わかりにくい。

  • 北海道などを舞台とした作品です。

  • もっと気楽に読むべきだったな…。
    愛を知ることで翻弄される人々の運命は?IN北海道三世代物語

    第一章と第二章は雪と氷に縁取られた悲しい物語、
    第三章は雪が解け、新芽が芽吹く再生の物語という印象でした。
    北海道と美人の出てくるお話が好きな人には、おススメです。
    美輝たちの話は無駄という方もいますが、私は好きです。
    大河小説なら、薫一人の話で終わらせるわけにいかないし
    もがきながらも幸せをつかみ取る姉妹の姿は素直に感動できます。

    魂の底から愛し合った二人が現世では許されない、悲しくて儚い愛。
    そして猛烈に愛するほどに妻の心が離れてしまっても二十年ずっと思い続けた邦一や、
    女手一つで子供と孫達を育てながら、亡き夫への愛を貫き通したタミの姿に目頭が熱くなります。

    生まれもった因果、過ごした環境がそうさせると考えるしかないのか、その人物がなぜそうするのか、なぜそう考えるのか納得できない描写が何度読んでも多すぎます。
    なぜ好きあって結婚した夫を愛人から取り戻そうとしないの?
    二人の心のすれ違いや広次が気になってるのは分かるけど。
    思えば、初めから兄嫁に粉をかけたり兄の告げ口をするって嫌な人だな。
    どーにも広次が好きになれなかった。

    薫がなぜ破滅するほど2人の男性から愛されたか、
    その理由が「美しすぎる」「海猫のような目」という…。
    内面もロシア人の血をひいて差別されたから「心を氷に閉じ込めたような」「冷たい」となったみたいですが別に魅力的に思えないし孝志をみると薫本人の問題に思えます。

    でも時代背景、函館や札幌の華やかさと漁村の波の音、においまで感じられる風景描写や愛憎劇で十分面白い小説です。

全37件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

札幌市生まれ。雑誌編集者などを経て作家に。『結婚しないかもしれない症候群』がベストセラーに。『アクアリウムの鯨』で小説家デビュー。『海猫』『余命』『大沼ワルツ』など著書多数。

「2019年 『セバット・ソング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷村志穂の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする
×