隠居の日向ぼっこ

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 75
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104259045

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな杉浦日向子さんの本。
    今でも見られるような見られないような古い道具やらなんやらを季節ごとにまとめている本。
    軽妙な語り口、なんだか使ってみたくなります。
    この人の過去への視線は本当にあたたかくて、やわらかい。
    なくなって4年が経とうとする今でも、なんだかまだお酒を飲んでふわりふわりと笑っていらっしゃるお姿が浮かびます。

  • お江戸でござるの時、解説で出て来る作者を何も分からず見ていた幼い頃の自分がいた。もっとしっかり見とけばよかった。

  • 身近な道具や今はあまり見かけなくなった道具の事が、著者の体験をまじえて綴ってあり読みやすい。なんだか懐かしい気持ちになります。

  • 帯背
    江戸も道具も懐かしい
    帯裏
    ゆたんぽ・・・湯湯婆と書く。江戸の庶民は猫や犬も抱いて代わりにした。
    かやり・・・川と堀割に囲まれた江戸の町には、欠かせない必需品。
    はこぜん・・・ちゃぶ台の普及は昭和から。それ以前はひとりずつの膳で食事をした。
    鍵・・・江戸のころ、ほとんどの人は鍵と無縁の暮らしをしていた。

  • 江戸にでてくる事物の用語解説。
    というか、それらをお題に立てたエッセイ集。
    パラパラめくってチョロチョロ読むのが楽しい。

    江戸を離れて、今日と比べたりなぞらえたりするのはやや蛇足な感がある。

  • 毎度江戸情緒解説。でも面白い。
    のんびりのんびり布団の中で読むのに最適。
    過去の漫画から摂られた挿絵と共に、一本ずつをまったり読む。
    読むごとに江戸もいいなーと思えるのが少し嬉しくもある。
    杉浦さんがあんなに早く亡くなってしまったのは、本当に惜しい。

  • 踏み台 、へちま、おひつ、ゆたんぽ…。四季折々の道具にまつわる「モノ語り」から立ち上る、
    生活道具への慈しみと懐かしい匂い。
    道具には人々の暮らしや環境が如実に反映されます。それが使われなくなるのは、人々の
    暮らしや環境が変わったということなのでしょう。
    挿絵は全て、江戸風俗研究家でエッセイストの杉浦日向子さんが漫画家時代に描いた作品
    から引用されたものですが、こうして本文と並べてみると、あるひとコマに描かれる1枚の団扇
    にさえ、著者の思い入れが込められていたことに気付かされます。いつか漫画を読み返す
    時には、ストーリーを追いかけるだけでなく、日向子さんと一緒に、道具の由来や人との
    関わりをゆっくり考えてみたいと思います。

  • ゆったりと書かれた文章に合わせて、ゆったり時間が過ぎていく。いつものスピードよりすこし遅い。でもいらつかない。本当に残念です。

  • 新宿区立の中学校で褌で水泳をやっていた所って何処?
    「じゃもじ」の語源が知れただけでも儲けもの。
    今度,トイレ行く時に,「はばかりに・・・」と云ってみよう。

  • 久しぶりに杉浦日向子が読みたくなった。
    隠居の日向ぼっこ。いいねえ。
    江戸の暮らしの中で、当たり前に使われていた様々な道具を取り上げたエッセイ集。


    新聞に連載されていたものをまとめたものなので、ごく短い文章だが、全編に杉浦漫画のひとこまがあしらわれていて、ファンには嬉しいオマケつきエッセイという感じ。

    最近、北斎の娘・お栄を主人公にした『眩』がドラマ化されていたが、女優さんが美人すぎてちょっとうーん、となった。
    けれど、それは、私の中のお栄は、杉浦日向子の『百日紅』のイメージで出来上がってしまっているからだ。

    などと思いながら、これを機に杉浦日向子の蔵書を登録した。
    もっとあったはずだけれど、エッセイは題名が思い出せない。
    こりゃ、もはや隠居しどきじゃないか。

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