- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104260010
感想・レビュー・書評
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平野先生、デビュー作はこんな作風だったんか・・・
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漢字の読みが難しく、ストーリーもあまり理解できず、読み辛かった。若い時は肩肘張っちゃうんですかね?最近の作品の方が良い。
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「作業する」ことを世界(あるいは神)との交信として捉えてみてはどうか、という主題があるように思います。それは"手応えのある世界"に対する優秀な神学生(≒京大生の作者)の憧れなのかもしれないなあと。
日蝕を「太陽と月の(性的な)交わり」として描いていますが、日蝕という現象は実際は2つの天体のすれ違いです。「交わってるはずなのにすれ違ってる」というこのありようが、なんだか『マチネの終わりに』に似てる、といったら勘ぐりすぎでしょうか。 -
錬金術を題材にした小説と銘打っていますが、内容は錬金術とは殆ど関係ありません。錬金術書に登場する象徴的な言葉を単なる装飾としてちりばめたファンタジー小説といった趣でした。
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3月2日 628年 日本最古の日蝕の記録日
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凡庸なストーリーを小難しい文章で覆うと、芥川賞が穫れるらしい。
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う〜ん。読みにくいし、感銘を受けなかった。
芥川賞の授賞作って、良さが理解できないことが多い。私の資質の問題ですかね・・・ -
人間関係というものがほとんど描かれない本作は、一人の男の思索を延々と追うもの。その意味では、キリスト教の神学好きな人以外には普遍性をもたない面白さ。
中世フランス、錬金術と魔女狩りの世界。
文章、テーマも古典的。つかれた。
ラストは揺さぶられてきます。 -
第120回芥川賞受賞作。15世紀フランスが舞台。文章は擬古的な文体で出てくる漢字も難しい。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou19401.html