家守綺譚

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3428
レビュー : 619
  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104299034

感想・レビュー・書評

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  • 初めての梨木香歩さん。

    日常と非日常が混在してて
    大好きな雰囲気でした。
    普通に妖怪が居てたり、木と通じ合ってたり
    タヌキが化かしたり。
    そんな非日常をおかしいと思いつつ
    案外あっさり受け入れてる主人公がスゴイ!

  • いにしえの書き言葉でつづる貴重さや奥ゆかしさを教えてくれる。昔話語りのような懐かしさと幻想小説のような魅惑を持ちつつ、植物や動物がたくさん出てくることがうれしい。たった100年前、今よりもずっと、人が野生に近かったことをほうふつとさせる。

  • 続編を購入につき、まずはこちらから再読。
    いつもは綿貫の手記も収録されている文庫版で再読しているので、単行本での再読は久しぶり。
    やっぱりこの装丁が素晴らしくて好きです。
    なんとも風雅な作品。
    不定期に何度も再読しているので、読友さん達にいい加減気持ち悪がられているのではないかと些か心配です。
    魂本なのでご勘弁を。
    四季が無くなりつつある現代の日本ですが、この作品の中では雅に彩りを見せる四季を存分に感じ取ることが出来ます。
    続編の装丁もこれまた素敵な仕上がりで、本を開く前からわくわくが止まらないのですが、読み始めます。

  • 梨木さんの良さが最大限に出た作品だなあと思う。植物が好きな人にはお勧め。あと京極堂が好きな人にも雰囲気は通じるかもしれない。
    此処はやおろずの神の国。

  • もっと早く読めば良かったと思ったけれど、この季節に読んで良かったのかもしれない。もうちょっと夏でもよかったかもしれないけれど。
    とても好きな方向の小説。図書館で借りたのだけれど買おうと思う。
    装丁込みでまるまるこの「本」が大切。
    読んでて容易く想像出来るのは相性もいいのかなと思う。
    亡き友人も河童も居着いた犬も主人公に恋するサルスベリも。
    古家、庭、庭木、池。文字から匂い立つよう。
    出会えてよかった。

  • 日本語の美しさを再確認

  • 大好きなタイプの本だ。やはり梨木香歩は良い。庭木が好きになる。幽玄の混在した不思議な空間が、香り立つような文章で描かれている。読めて良かった。こんな風に植物と生きてみたいものだ。この世とあの世は、隣に静かに茂る生垣や、朝靄のようなありふれたもので仕切られているのかもしれない。

  • 友人高堂の家守として過ごす売れない小説家綿貫と、近所の人々(それから神々)の季節感あふれる交歓記録。
    綿貫の来る者拒まず去る者追わずな姿勢が、いろんなものを呼び込んでいる気がする、が、それは彼にとって何でもないことのようだ。
    細部に描かれる花や植物によって鮮やかな季節が思い描ける。これほど美しい自然の中で暮らしてみたい、と思う。

    • まろんさん
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      『家守綺譚』、四季折々に読み返したくなる、大好きな本です。
      床の...
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      『家守綺譚』、四季折々に読み返したくなる、大好きな本です。
      床の間の掛軸からボートを漕いで現れる高堂に始まって
      物語全体を包む水の気配というか、独特の湿度が素晴らしくて
      だからこそ、登場する樹木や花も、あんなに生き生きとしているのでしょうね。
      装幀も、とても美しくて。

      お気に入りの作家を、丁寧に読み込んでいるはいねさんの本棚にくらべて
      私の本棚は、歳に似合わずかなりミーハーでお恥ずかしい限りですが
      今後とも、どうぞよろしくお願いします(*^_^*)
      2013/02/15
    • はいねさん
      >まろんさん
      リフォロー&コメントをありがとうございます!
      狭く深くの穴掘りドリル型読書に限界を感じ、読書の幅を広げねばと思っていたところに...
      >まろんさん
      リフォロー&コメントをありがとうございます!
      狭く深くの穴掘りドリル型読書に限界を感じ、読書の幅を広げねばと思っていたところにまろんさんの本棚に出会い、思わずフォローさせていただきました。
      幅広く、かつ大量の本を読破なさっていて羨ましい限りです。
      レビューも丁寧で、それぞれの本の素晴らしさがまっすぐ伝わってきます。
      まろんさんのレビューを参考に、新しい本を見つけて行こうと思っています。
      こちらこそ、よろしくお願いします<(_ _)>

      家守綺譚は私の中でも殿堂入りです。
      しっとりと濡れた木々の中で息づくものたちが彼らの決まりごとの中で生きている、というそのこと自体がとてもいとしく感じられます。
      装幀、いいですよね。日本の自然と人々の暮らしの調和を感じさせてくれます。
      個人的に裏表紙側にあるヤモリがお気に入りです。
      2013/02/16
  • ある人がこの作品を読んで「しみじみと日本語の美しさに感動した」と、書いていました。
    私は、それと同時に日本の美しい四季を感じました。

    何とも言いようのない不思議な情景が、美しい言葉と折々の花木よって醸し出されているようで、清々しい気持ちになりました。

    隣のおかみさんが、素敵です。

  • 今回ブクログでフォローさせていただいている方のレビューを読んで興味を持ち、読んでみました。

    平和な中に時代ものの雰囲気と日本のファンタジーが融合し、ミステリアスな安心感が得られます。
    植物や動物・・・それらがほっこりした内容にしてくれる。
    古風な世界に居心地の良さを感じました。

    再読する時は植物の勉強して読みたいです。

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著者プロフィール

梨木 香歩(なしき かほ)
1959年、鹿児島県生まれの小説家、児童文学作家、絵本作家。
『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞を受賞。映画化もされたこの受賞作が最も著名な代表作となる。
ほかに新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を、『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞、『渡りの足跡』で読売文学賞随筆・紀行部門をそれぞれ受賞。
受賞作以外の代表作として、『家守綺譚』、『沼地のある森を抜けて』、『ぐるりのこと』などがある。

家守綺譚のその他の作品

家守綺譚 (新潮文庫) 文庫 家守綺譚 (新潮文庫) 梨木香歩

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