家守綺譚

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3423
レビュー : 616
  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104299034

感想・レビュー・書評

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  • 木、そして故人との次元を超えた対話が物語を重層感に与えるし、木の生き生きした生命力と故人のコントラストは見事で、面白い設定だと思う。それを支えているのは明らかに作者の描写のセンスでさらに質の高い物語になっているのは間違いない。そんなわけで今作は雰囲気があって、読書しているっていう気にさせてくれる本であって、なかなか貴重な本だと思う。でも、逆に読者側の力量だとか感性もこの物語を味わう上で必要となると思う。敷居が高い上に好みが分かれる本だと思う。単純にミステリー系ストーリーが好きな人には合わないと思う。ちなみに僕も正直そんなに好きではなかった。面白いかと聞かれたらつまらないと答える。ハルキワールドとは違い、独特なワールドを持つ、新しい本の領域を広げるために読んでみる価値は多いにあるとは思うし、そのリトマス紙的な本になると思うから、まずは難しいことは考えず、感性の赴くままに読んでみるのをオススメする。

  • ちょっとレトロな雰囲気。
    亡き友人の実家に移り住んだ売れない文士の不思議な体験を淡々と綴っている。
    心が洗われる。
    読む精神安定剤。

  • 温故知新。

著者プロフィール

梨木 香歩(なしき かほ)
1959年、鹿児島県生まれの小説家、児童文学作家、絵本作家。
『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞を受賞。映画化もされたこの受賞作が最も著名な代表作となる。
ほかに新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を、『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞、『渡りの足跡』で読売文学賞随筆・紀行部門をそれぞれ受賞。
受賞作以外の代表作として、『家守綺譚』、『沼地のある森を抜けて』、『ぐるりのこと』などがある。

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