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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784104299096
みんなの感想まとめ
物語は、愛犬ゴローを探す旅を通じて描かれる自然の美しさや季節の移ろいを中心に展開します。読者は、主人公の綿貫が厳しい旅路を歩む中での出会いや感動を通じて、心温まる体験を得られます。前作に比べて情景描写...
感想・レビュー・書評
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読み終わって解説を読んでみると、全く同じ感想が書いてあった。
「読みながら残りページが少なくなってくると、まだ終わりたくないという気分になってきた。この物語は、永遠に続いて欲しい。」
梨木さんのこの文章になれたためか?犬のゴローを探しに行くという目的があったためか?「家守綺譚」よりスッと入ってくるものがあり、ものすごくハマってしまいました。
素晴らしい梨木さんの世界観。
これぞ梨木ワールドですね。
この梨木さんの本に出会えたことに本当に感謝です。
大切にずっとおいておきたい、またゆっくりと何度でも読み返したい作品たちでした。
紹介してくださった地球っこさん、本当にありがとうございました。
nejidonさん 小川さんと梨木さんには本当にノーベル文学賞を取って欲しいと思います。
よい作品に出会えると本当に幸せです。
これからもよろしくお願い致します。。 -
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kurumicookiesさん
すばらしいレビューありがとうございます。
私も この本は大好きです。
なんとも言えない世界観。
...kurumicookiesさん
すばらしいレビューありがとうございます。
私も この本は大好きです。
なんとも言えない世界観。
何度も何度も読み返したいと思いました。
突然のコメント失礼いたしました。2021/05/30 -
いるかさん、
こんばんは^_^ 自己満足で、記録的に大量なコメントにメッセージありがとうございます。
きっと何か意味するものがあるのだと、...いるかさん、
こんばんは^_^ 自己満足で、記録的に大量なコメントにメッセージありがとうございます。
きっと何か意味するものがあるのだと、思って読むのですが、私の理解力のなさにところどころわからないところもあり…それでもこの透き通る世界観が好きです。
いるかさんが梨木香歩さんがお好きだと言うことは、存じ上げております!
私は理解できなかったところもちゃんとご理解されていたりと、凄いなぁと、思っていつもコメントを拝見しております。2021/05/30
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前作『家守綺譚』で、高堂の気持ちを汲み取り切れなかったように感じ、続編の本作を読み進めた。
が、高堂が登場する場面はあまり出て来ずで最初は少し焦った…。
今作では、琵琶湖疏水を出て愛犬ゴローを探す鈴鹿山域の旅がメインで描かれる。
でもこれがめちゃくちゃ良かった。
天候を考慮したり地形を把握したりと、現代の便利で快適な移動とは全く違ってかなり大変な旅。その厳しさも含めて、自然の美しさや季節の移ろいを感じながら一歩ずつ歩く旅の素晴らしさを実感させられる。前作に増して情景が目に浮かんだ。
旅での出会いもたくさん描かれるので、綿貫の人柄も前作より分かりやすく描かれていた気がする。
河童やカワウソにも臆することなく接するところは前作から相変わらずで微笑ましい。
そして個人的にずっと気になっている「高堂は何故綿貫の前に姿を現すのか」。多くは語られないが、終盤に少しだけ答えとなるような言動が描かれていたように思う。
同時に、綿貫の高堂に対する気持ちもそれとなく描かれていて切ない。
2作品通しての世界観とラストもとても素敵で、心に残る作品になった。 -
前作での摩訶不思議な存在、現象全てを受け入れる日々は読んでいる心地良さに包まれた時間でした。
そんな綿貫がゴロー探しの旅に出る‼︎
面白くないわけがない\(//∇//)
ゴローの目撃情報を求めて鈴鹿の山へ‼︎
カッパにイワナにホッコリちょっぴり切ない旅はやはり癒されました(๑˃̵ᴗ˂̵)
ゴロー!帰るぞ‼︎。゚(゚´ω`゚)゚。
さぁ次はメンディだ\(//∇//)
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2023/06/12
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2023/06/12
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2023/06/12
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チーニャさんの本棚からセレクトしたらまずは『家守奇譚』から読んで次にこちらをとのアドバイス頂いて大正解でした。
冬虫夏草ってキノコが虫に寄生して頭部からキノコが生えてくるんだって、そんなことを研究している大学の同期が遊びにきて綿貫征四郎は閃いたのか『糸状菌の悲劇的恋愛』のさわりを書いたようですが才能さなそう。
犬のゴローが2ヶ月も失踪して、どうやら重要な任についてるようです。鈴鹿に探しに行くのですがもうこれがハマりました。三重県側から石榑トンネルを抜けるとそこは綿貫ワールド、今は東近江市と呼ばれている滋賀県側の鈴鹿山域になります。
綿貫はゴローの手掛かりを追って愛知川の源流を辿って山奥へと入って行く。
知ってる地名のてんこ盛り、ここら辺の山はほとんど登り尽くしているのでゴローを探すならガイド引受けられるくらいです。またまた山中で長虫屋にぱったり会うとかw
ここらは、永源寺の蒟蒻に政所のお茶、その奥は君ヶ畑と行って惟喬親王が都落ちして隠遁生活始めたところで村人に轆轤の技術を伝授して木地師発祥の地になてるところとか。
気になったのはイワナ宿がどの辺なのかってところなんですが大体わかりました。茶屋川から峠を越えると茨川があり廃村になった茨川村があって治田峠に上がる道があるんです。今でも2、3軒残っていて名古屋大学の山岳部の小屋があったりします。そこからさらに遡上すると滝とかあるのでゴローはそこらにいたのかぁって嬉しくなりましたっw-
しじみさんの、ホームマウンテンの鈴鹿の山から……
あらためて、お帰りなさい~!!
いつも登られているとのことですが、今日もお疲れ様でした~...しじみさんの、ホームマウンテンの鈴鹿の山から……
あらためて、お帰りなさい~!!
いつも登られているとのことですが、今日もお疲れ様でした~!!
凄いですね~、羨ましいですね(>_<)
この本を読んで出かけたことで、いつもの山登りがより一層楽しめたのではないかな…と思います~(≧∇≦)b
しじみさんが登ってきた様子を想像してレビューを読みました♡♡
私まで嬉しくなりました~☆彡
(*´▽`*)2023/04/29 -
チーニャさんのお陰ですっw
次はトルコに行ってきますっw
いつもコメント貰ってばっかりで恐縮しています。
チーニャさんのとこにもお...チーニャさんのお陰ですっw
次はトルコに行ってきますっw
いつもコメント貰ってばっかりで恐縮しています。
チーニャさんのとこにもお邪魔したいと思ってますので宜しくですっw
ビールとピーナッツ持っていけるといいのにな♪2023/04/29 -
しじみさんのレビューはいつも、楽しくて……ワクワクしますよ(^3^)/
綿貫さん……才能無さそうとか
'`,、('∀`) '`,、
ビール...しじみさんのレビューはいつも、楽しくて……ワクワクしますよ(^3^)/
綿貫さん……才能無さそうとか
'`,、('∀`) '`,、
ビールとピーナッツ欲しい♡w
次の作品はちょっと感じが、違います……トルコだからね~♪
遠いので気をつけて行って来てくださーい (笑)
2023/04/29
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土瓶さんから紹介していただいた本。
家守綺譚の続編になります。
家守綺譚は自宅の庭が舞台でしたが、今回は行方不明になった愛犬のゴローを探しに鈴鹿の山中を旅するもの。様々な人(?)たちに出会い少しずつゴローの行方に近づいて行きます。
和風ファンタジーとでもいうか、なんだかとでも暖かいのです♪
物語の終わり方がとても好き。オススメです!-
追記
私、天狗や河童に会いたくて、日曜日に近所の山へ散策に行ってしまいました。
妄想トレッキング笑追記
私、天狗や河童に会いたくて、日曜日に近所の山へ散策に行ってしまいました。
妄想トレッキング笑2023/03/01 -
2023/03/01
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2023/03/01
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hiromida2さん
以前に梨木香歩さんのシリーズをご紹介していただき、ありがとうございました。
「村田エフェンディ滞土録」、面白かったで...hiromida2さん
以前に梨木香歩さんのシリーズをご紹介していただき、ありがとうございました。
「村田エフェンディ滞土録」、面白かったです!ご紹介を通して、素敵な本を手に取ることができました。(〝エフェンディ〟という奇抜な?題名から、きっと手に取らなかったかも)
先程、hiromida2さんのレビューを拝見し、胸が痛みました(T_T)付き添いなく外来に通われてるとのこと、無理をされてないか心配になりました。
hiromida2さんの人柄あふれるレビューのファンなので、また本棚をのぞかせていただきます!2022/08/05 -
Reyさん、こんばんは(。◠‿◠。)♡
梨木香歩さんの三部作読んでくれたんですね。
嬉しい(^O^☆(自分が描いた訳でもないのに^^;笑)...Reyさん、こんばんは(。◠‿◠。)♡
梨木香歩さんの三部作読んでくれたんですね。
嬉しい(^O^☆(自分が描いた訳でもないのに^^;笑)
“エフェンディ”?なんぞや、それ?ですよね
勉強不足で知識のない私は先ず引っかかりましたよ。
☆昔トルコで用いた学者・上流階級の人に対する尊称だということを調べて知りました。
知らないことに興味を持てるのも読書の醍醐味!
学者同志の友情がまた良かったですね⁎ˇ◡ˇ⁎
私もReyさんの本棚レビュー好きです♡
優しいお人柄を感じ、ほっこりしてます♪
通院のことは(レビューに書くからダメなんだけど(^_^;)
心配なさらないでね。ありがとうございますm(_ _)m
マイペース通院を心掛けてます(^^;;
何せ病院は待ち時間長いので、その合間に
ブク友の皆さんのレビュー見るのが密かな私の楽しみです♪
今後とも…どうぞよろしくお願いします(^.^)2022/08/06 -
hiromida2さん、こんにちは✿
梨木香歩さんの三部作、題名だけでは三部作であることに気づけなかったと思うので、おススメして頂いて嬉し...hiromida2さん、こんにちは✿
梨木香歩さんの三部作、題名だけでは三部作であることに気づけなかったと思うので、おススメして頂いて嬉しかったです。
(著者になったくらい嬉しくなる気持ちわかります笑、おススメの作品が相手も評価が高いと嬉しい笑)
おっしゃる通り、友情の視点がよかったですね(^-^)登場人物もみんな良い人ばかりですし。
レビューのお話、健康な方との温度差やお薬の治療のことなど‥気付かされることがたくさんあり、患者さんの気持ち・先生の気持ちを思うと切なくなりました。
それにしても、担当の先生や看護師さんのお人柄や、hiromida2さんとの信頼関係が文章から伝わってきました(*´꒳`*)
コロナ禍ということもあり、通院自体も神経を使って大変かと思いますが、ブクログを通して今後とも是非是非よろしくお願いしますo(^-^)o2022/08/08
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初めての梨木香歩です。
まず文体が心地よい。
文語体に近いの好きです。もちろん古文も。
それに植物好きにはたまりません。
クスノキ、オオアマナ「これはわからなかったがニラ草に似てる、ベツレヘムの星で納得」
サギゴケも?
梔子、ヤマユリ、ショウジョウバカマ
彼岸花」この辺はみんなわかり節黒仙翁は?
河原撫子、蒟蒻、樒、寒菊、あけび、ムラサシシキブ「これは植えて増えて困った」
枇杷、セリ、百日草、茅、オミナエシ、すかんぽ
この辺もわかるし漢字も読める
ツタウルシ?、ハマゴウ?、ハウチワカエダ?
こうやって知らない花、知ってる花と確認できるのもいいし
関連した話もゆるーくてなかなか良かった。
読んでいるうちにどうも家守綺譚の続篇?
とにかくなんの先入観もなしに白紙で読むのを信条としてるので〜何も知らないにも程がある。
ぜひこれもまたまた読んだみたい。
順番、あまり関係なさそう〜
出てくる人らが不思議というか、まあこの時代ならこんなもんだろう〜緩くていい。
当方読者もいい加減だから。
この空気感、落ち着く、好きだ!
一ヶ所〜主人公と共通点をみつけた。
本文よりー
「私は一つことを思い詰めると他のことを考えられない」
と、家人に言われる
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「家守綺譚」の続編。
大事に取っておいた本です。
美しい文章、旅するような心地。本当に大切にしたくなります。
綿貫征四郎は亡き友・高堂の実家を託され、駆け出しの文筆業にはげみつつ、愛犬のゴローと暮らしていた。
河童が時折、池にはまっていたり。
不思議なことも自然に受け入れる綿貫。
亡き友もまた姿を見せることがある‥
人望のある犬ゴローが、半年も戻ってこない。
鈴鹿山中で姿を見かけたと噂を聞き、綿貫はついに探しに出る決意をします。
花の名前がついた短い章が続き、掌編小説のような趣。
今よりはだいぶ昔ふうの、明治の文豪が書いたかのような文章で、でもそれよりはわかりやすい。日本語の美しさにうたれます。
一つずつ、ぱらっと読み返してもよさそうです。
山中に住む人々の素朴さ、温かさ。
重なるように茂る草花の何と風情のあること。
そして、しっくりと溶け込み、存在を疑わせないあやかし達。
天狗を空に見上げ、親を待つ河童の少年に話しかけ、イワナの夫婦がやっているという宿を探し当てる綿貫。
このイワナの夫婦の奇妙さは、なんとも面白みがあります。
主の赤竜が留守にしているとちらほら耳にしつつ、お戻りになったと喜ぶ様子も見ることに。
犬のゴローはあちこちで助けになっていて、「ゴローさん」と尊敬されているらしい。
犬離れしているというか既に人間離れしているレベル?
山中で必要とされているから、もう再会しても戻ってこない別れの場面になるのでは‥とハラハラ。
それがまっすぐ走ってくる可愛さに、やられましたよ☆-
sanaさん、こんにちは!
梨木さんいいですよね~。特に、このシリーズ、何とも言えない豊かな味わいがあって、読み返したいやりとりが随所...sanaさん、こんにちは!
梨木さんいいですよね~。特に、このシリーズ、何とも言えない豊かな味わいがあって、読み返したいやりとりが随所にありますね。
私も温めて温めて、いずれこの本を大事に読みたいと思います。2014/11/12 -
nico314さん、
コメントありがとうございました~!
ずうっと気づかなくて、ごめんなさい!(大汗)
しかも、今見たら高堂を間違えて...nico314さん、
コメントありがとうございました~!
ずうっと気づかなくて、ごめんなさい!(大汗)
しかも、今見たら高堂を間違えて書いてあるし‥これから直します(涙)
最近、梨木さん、読み進めてらっしゃるようですね。
梨木さん、いいですよね~~~。
ほんとに、このシリーズ、お気に入りなんです。
私は梨木作品、そういえばちょっと間が開いてます~じわーっと味わいたいんですよね。
本当に、楽しみにしていて、間に何かをためている感じです。
期待にたがわぬ内容ですから、安心してお読みください!(笑)2015/02/23
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前作の家守奇譚に続き、綿貫征四郎が日常ならざる自然の気、怪異と交わりながらお話が進む。本編では湖水の古民家を離れ、鈴鹿山脈の奥深く、竜ヶ岳の麓までゴローを探しながらの旅、竜神やら、人形のイワナ、はては空を舞う五郎天狗までの登場とあいなる。
ネットで東海道本線の能登川から鈴鹿山脈の竜ヶ岳周辺を確認しながら、綿貫の旅程を追いかけました。
随所に描かれる愛知川の描写から、緑の深い山々に囲まれた清流の匂い、ときに山深い道の草いきれが伝わってきそう。梨木さんの風景、自然のいきいきとした描写はすばらしい。
全編に流れるテーマは”水の道”。琵琶湖周辺の疎水から山奥の清流、大滝まで、この世のものではない”水の道”が繋がっている。古来、我々の生活と不可欠の水。田畑を潤し、山を削りときには暴れ川として村を流す。恵みと荒ぶる姿に人々は竜神の姿を見た。川の流域を治める竜神がいるという想像は素直に理解できる。
長い間竜神が不在である愛知川、そこでは自然のバランスが崩れかけているのか、ゴローが鈴鹿の山奥を飛び回り、最後に登場する高堂が語る、水の流れを変え、村々を飲み込もうとしている巨大な企て”河桁”とは何だろう。まだ続編がありそうな・・・ -
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近年、日本には四季が失われていると感じる。特に春と秋。春の穏やかな空気と、秋の優しい日差し…一番感じたい季節が短く、極端に暑いか極端に寒いかの繰り返し。自分が子供の頃はこうではなかった気がするなぁ。そんな四季を思い出させてくれる一冊だ。
それは食べ物であったり、草木であったり、直接的な気候の表現であったりで、読みながら季節の質感をひしひしと感じさせてくれる。
相変わらず不思議な生き物なども加わり、変わった体験をしながら飼い犬ゴローを探すという物語になっている。主人公と共にゴローを探しに山々村々を歩く気持ちになり、最後のシーンは妙な達成感を得た。 -
『家守綺譚』の続編です。
前作は、文士のはしくれである綿貫くんが、家守として暮らす家の庭や近所で起きる不思議な出来事を綴ったものでした。
ですが、本作は綿貫くんが愛犬・ゴロー探しの旅の中で遭遇した不思議を綴ったもの。
旅先においても、綿貫くんの周りにはこの世ならぬモノや物の怪の類が集まってしまうようです…。
前作で大活躍だったゴローが行方不明…ということで、綿貫くんと一緒に「ゴローは無事か?」とやきもきしながら読んでいました。
やきもきしつつも、舞台となる鈴鹿の山々の自然に抱かれ、植物に視線を向け、人や人でないモノたちとの交流に心を動かし…と、気付けばまるで自分が綿貫くんになったかのように、のめりこんでいたのでした。
決して派手なストーリーではないのですが、ぽとん、と胸に落ちてきて、ひたひたと余韻を残していくところがとても好きです。
いつまでも読んでいたくて、なんだか読み終えるのが悔しくなってしまいました。
ぜひ、これからも続いていってほしい物語です。 -
登ったこともある、遠く見ることもある鈴鹿の山に、こんな話も埋ずもれていたのか。ほっと今を忘れ、時の流れに埋もれそうな物語が生まれる山でもある。
これの前編のような 家守奇譚は、綿貫征四郎が住んでいる家の周りで起きた話だった。手入れのされていない、いわば野趣のある庭の草木が醸し出す夢と現実の境を見るような風景が、描かれていた。
この「冬虫夏草」は、長く帰ってこない犬のゴローを探して、鈴鹿の山並を歩く話で、やはりこの世のものでない様々な出来事に出会う。
征四郎の自然体が、呼ぶというのか引き寄せるというのか、人間には「妖かし」に見える事柄も、彼には不思議ではなく、かえってそれらに親しまれ、宿を与えられて歓待される。本当に何かほのぼのとした読後感だった。
ゴローがいなくなったのも、それなりの仕事があったらしいのだが、山には邪気も住んでいて、何かあったのではないかと心配でならない。
そのうえ、イワナの夫婦の宿というのにも泊まってみたいと思う。
そんな征四郎の好奇心と一緒に鈴鹿の山を歩くのは楽しかった。
鈴鹿の峰を源にするいく筋もの流れは清らかに澄んでいるし、雨の後の落ち葉の匂いや、山霧の立つ様子などは、不思議な古代の気配があってもおかしくない気がする。
そこには、川に沿って山奥の集落が点在し、古代からの習わしのように自然の神々が敬われ祭りの行事も伝わっている。
――それはついこの間、ほんの百年少し前の物語――
と帯にある。 -
最近ハマっている梨木香歩さん
「家守綺譚」のつづきのお話
あの世とこの世合間だったり
豊かだけど不思議さ残る自然であったり
人のようで人でないものであったり
曖昧で常に漂う感じのお話
そういうテーマではないのだけれど
人とは?意識とは?
何か大切なものを
失くしてしまったんじゃないかな...
と考えてしまう
ほんと不思議 -
亡き友の家を守る物書き、綿貫征四郎。姿を消した忠犬ゴローを探すため、鈴鹿の山中へ旅に出た彼は、道道で印象深い邂逅を経験する。河童の少年。秋の花実。異郷から来た老女。天狗。お産で命を落とした若妻。荘厳な滝。赤竜の化身。宿を営むイワナの夫婦。人間と精たちとがともに暮らす清澄な山で、果たして再びゴローに会えるのか。『家守綺譚』の主人公による、ささやかで豊饒な冒険譚。
「新潮社」内容紹介より
最初、霞がかったような印象から始まる.現実か幻想かわからないままフワフワとした感じで読み進む.途中もどちらかわからないまま読み進む.最後にゴローが出てくるまでフワフワしたまま.不思議な読後感.浮遊感.
最後に悟る.物事には順序があって、それを通らないと到達できないことがある. -
根が単純すぎるせいか、
私はよく本に化かされる。
最近では
物語が出たり消えたりする
本の存在を疑いもせずまるっと信じ、
身近な人達に驚愕の<真実>を吹聴しまくった。
ホントウなのだ!と信じ、
語るのだからまぎれもなく<真実>であろう。
(後々、おや?とおかしい事に気付きはしたが、
それは後の祭り。)
そういう意味ではこの本にも化かされた。
絵空ではない、
実在する(これまでは偶々出会わなかった)者達が
ひょこひょこと、いなくなった犬を探す主人公と読者の前に次々現れる。
思わず、
(あー、そういえば前に花巻のカッパ沼で、
カッパに出会えなかったのは偶々、忙しかっただけなのかぁ。
カッパもいろいろ仕事が多いんだな…。)
などと、カッパの事情を察していた。
何が、本当の事なのか?は、
いつかわかる日が来るのかも知れないが、
永遠に
そっとしておいて欲しいと思った物語。
犬のゴローは
語りだしかねぐらいに利口そうだが、
今まで何していたのかの記述を是非、出版してみたらどうか?
著者プロフィール
梨木香歩の作品
本棚登録 :
感想 :

本当によい本に巡り会うことが出来ると、自分の中で何かが変わるように感じます。
そし...
本当によい本に巡り会うことが出来ると、自分の中で何かが変わるように感じます。
そしてそれを書かれた梨木ワールドの虜
になってしまいました。
nejidonさんが言われていた「蟹塚縁起」も手元に届きました。
読むのがとても楽しみです。
nejidonさんのレビューを楽しみにしています。
これからも是非よろしくお願いいたします。。
うわぁ、nejidonさんのおっしゃるとおり、嬉しくて夜も眠れませんよo(>∀<*)o
本当に勇気を出して...
うわぁ、nejidonさんのおっしゃるとおり、嬉しくて夜も眠れませんよo(>∀<*)o
本当に勇気を出して、おすすめしてよかったです。
いるかさんの心のこもったレビューに、思わず涙ぐんでしまいました。
いるかさんにとって、「冬虫夏草」が大切な本になってくれたことが本当に幸せです。
いるかさんの大切な本をおさめた本棚とわたしの大切な本をおさめた棚が繋がってる……、そんな気持ちになりました。
ありがとうございました。
コメント ありがとうございます。
大好きな本を置いている本棚って、宝箱みたいなものですよね。
その私の宝箱が、...
コメント ありがとうございます。
大好きな本を置いている本棚って、宝箱みたいなものですよね。
その私の宝箱が、地球っこさんの宝箱とつながっていると思うと、それはすごく幸せなことだと改めて思いました。
こんなことを勝手に思ってすみません。
でも、すごくうれしいです。
これからも宝が詰まった本棚を大切にしたいと思います。
これからも是非よろしくお願いいたします。。