われ万死に値す―ドキュメント竹下登

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 37
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104325016

感想・レビュー・書評

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  • エリートでもなく天才でもない竹下は暴力団の力を借りてまで総理の座を手に入れている。
    最初の妻が自殺してから、竹下は自分が我慢すればすむことなら我慢しようとなった。
    褒め殺しの名付け親はハマコー

  • 皇民党事件を経て日本最高の権力ポストについた竹下登。若き日の新婚妻の自殺、秘書の相次ぐ自殺、現在の妻との合同で麻雀とパチンコで生活費を稼いだというカラクリに満ちた貧しい県議会議員時代。忍従、気配り、老獪な計算、笑顔の脅し、蔭の部分の目立つ謎の人でした。皇民党のインタビューを通して事実に迫り、また実は皇民党の陰の黒幕として竹下及び東京佐川の渡辺廣康社長に恨みを持つ佐川清会長がいることを暴露している、恐ろしい本です。竹下が国会で表題の言葉をつい、失言してしまったというその背景の漆黒の闇を見る思いがします。

  • 竹下登のほぼ一生を書いた本。

    竹下登のイメージはのらくらしている、と言うことしか覚えがないが、その小さな体の中に信じがたいほどの意志と決断力、忍耐力を秘めていることが判った。

    島根県で竹下派がほしいままに公共事業を使って金を稼いでいたが、情報メディアが発達した今では、そういうことは難しいだろう。今は今なりの利権の構造があるとは思うが判らない。

    小泉純一郎が経世会潰しに命をかけていた理由が判った。

  • この本を読んだのは、何度目でしょう。地元の図書館で借りて、読んだ記憶があります。また、古本屋で購入した記憶があります。最初に読んだ時は、気楽に読めるが、価値のない本という感想を持ちました。しかし、今回読んだ感想は、非常に丁寧に取材した本という印象を持ちました。多くの関係者に、丁寧な取材を重ねていることがわかります。ただし、田部さんについては、眉唾のような気がします。このエピソードは、話を面白くするためのような気がします。そんなに権力を持っているならば、逆らって立候補した竹下さんは潰れていたはずです。実際、どうなんでしょう。

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著者プロフィール

1955年、和歌山県生まれ。ジャーナリスト。2004年、『年金大崩壊』『年金の悲劇』(ともに講談社)により講談社ノンフィクション賞を受賞。また、同年「文藝春秋」に掲載した「伏魔殿社会保険庁を解体せよ」によって文藝春秋読者賞を受賞した。他の著書に、『われ万死に値す ドキュメント竹下登』(新潮文庫)、『血族の王 松下幸之助とナショナルの世紀』(新潮社)、『新聞が面白くない理由』(講談社文庫)、『パナソニック人事抗争史』(講談社プラスアルファ文庫)などがある。

「2020年 『裁判官も人である 良心と組織の狭間で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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