本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104325023
感想・レビュー・書評
-
『感想』
〇松下幸之助氏と彼が生きた時代について語られている。
〇この本は松下氏本人や松下グループとは関係のない人が資料や証言を集めたもので、氏を貶めることを目的としたものではなく、かといって真実は隠さないという姿勢を感じることができる。これは関係者が読んでもそこまで嫌な気はしないのではないか。
〇松下幸之助の名言といった本も読んできたけれど、この本を読んだうえでもう一度聞くと、また違った味わいがあるんだろう。
〇経営の神様(これ自分で言っていたんだ)であっても、やっぱり人間の感情や欲はあるんだな。それがかえって親しみを感じる。もちろん、その結果損をした人はいるわけだが。
〇1人があまりに力を持っていると、その人に好かれることが出世につながってしまうのが現実で、でもどうしようもない。逆に自分に力があったら、最後は感情を切り捨て能力で選べるかって言ったら無理だからな。
〇自分の仕事に関して考えると、仕事に貢献できる能力はもちろん高めているつもりだ。でもそれと同時に人間性も高めなければと今更ながら思う。あとは巡り合わせ。これは偶然性だけを考えた運がいい悪いだけではなく、どれだけ自分が運を引き寄せる力があるか。幸運に変える力があるか。自分の努力を見ていてくれる人は必ずいるわけで、腐ってはいけない。また自分も人の良いところを見つける努力が必要だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示