消されかけたファイル 昭和・平成裏面史の光芒

  • 新潮社 (2000年12月18日発売)
3.07
  • (1)
  • (2)
  • (10)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 54
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784104326020

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 警察でないと知り得なかった秘められた真実が著者の手によって鮮やかに私たちに生々しく明らかにされます。信じられないような事実が日本で起こっていた! 警察の汗と涙が伝わってきます。オウムによる警察庁長官狙撃事件追跡、金大中拉致事件に関与したとされる元自衛官、中川一郎の怪死の裏の真実、グリコ事件を追う16年間、吉展ちゃん事件の犯人逮捕までのドラマ、そして小淵総理の生死と青木官房長官の「嘘」など。しかし、吉展ちゃん事件の解決に比べ、その他は今一つ真相が謎であり、ストレスが残りました。

  • 国松長官狙撃事件、2012年になって平田信が出頭したニュースを見た今、記憶を呼び戻す内容。どんなに凄惨な事件でも時が経てば風化する。日本の社会がいち宗教団体の過激化を許した過去に学ぶことは大事だと感じる。グリコ・森永事件、2011年頃テレビで再現番組をやっていたのでその映像が頭をよぎる。通常の仕事をしていた警察官による不審車両への職務質問がミッション失敗となるが、箝口令を惹いていた以上仕方ないことであろう。函館ハイジャックの解決に警視庁SATが投入されたことは、今後の同種事件の抑止力になると信じる。
    本書を読んで一番の問題を感じたのは小渕恵三総理の死と政治の空白である。警察内部への綿密な取材によってなし得たリアリティあふれる文章で息つく暇もない。全編を通じて警察力の強さを感じた。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

大阪府生まれ。小説デビュー作『宣戦布告』がベストセラーになり映画化。以後、『ZERO』『瀕死のライオン』『外事警察』『奪還』『特命』『銀色の霧』『QUEEN スカイマーシャル兼清涼真』など話題作を発表し続けている

「2022年 『トツ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

麻生幾の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×