聚楽太閤の錬金窟

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104336029

作品紹介・あらすじ

秀吉による天下統一もなって数年、秀頼誕生から人の出入りもめっきり減った聚楽第。"殺生関白"の噂も立つ主・秀次は、都の地下に広がる暗黒世界で異端の伴天連と錬金術に身を捧げる。禁じられた秘儀に隠されたある企て-。秀次の出生の秘密も絡まり、服部党・蜂須賀党を巻き込んだ闇の闘いがはじまる。大胆な発想、圧倒的な筆力で描き出す異形の戦国史。豪壮なる戦国伝奇小説。

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな本。
    これまでに数回図書館で借りているが、何回読んでも飽きない。
    登場人物があまりにもありえなく、そして耽美で退廃のにおいプンプン。特に織田信長と秀吉の関係が、胸を切なくさせます。

  • 幻想的という言葉で括れない程、発想・構成共に常軌を逸した作品。
    そのアクの強さから敬遠する人も多いと思われますが、個人的には作者の中でも1・2を争うほど好きな一冊です。
    また秀吉と家康の関係が非常に切なく書かれており、この二人の心情描写だけでも一読の価値はあると思います。
    ラストの秀吉の辞世の句の改変には痺れました。

  • 同作者のアンドロギュヌスを読んでると更に面白いと思う。
    秀吉はアンドロギュヌスでの傷を物凄く引き摺ったまま此処に至ってます。
    途中に三成(佐吉)が出てきて嬉しかった。

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