12星座の恋物語

  • 新潮社
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本棚登録 : 462
感想 : 102
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104346035

感想・レビュー・書評

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  • 鏡リュウジさんの占星術と、角田光代さんが書く
    十二星座になぞらえた男性と女性の24篇の恋の「おはなし」。

    特に占星術を信じてるということではないけれど、
    星を見るのが大好きで、子供の頃は星座占いも大好きだったから
    星に想いを巡らせたりもしつつ。

    12個の星座でそれぞれの行動原理や恋のパターンが
    同じなんてありえないけど、星座関係なしに
    24篇の恋のおはなしは1つ1つは短いけど、その中に
    しっかりと人物が息づいていて、いろんな恋のカタチがあって
    さらっとしつつも切なさも甘さも苦さもあって。

    多くのおはなしの中にとってもおいしそうなお酒とお料理があったり。
    友達とゆらゆらと恋の話をしているような
    特別じゃないリアルな恋の温度が心地よかったです。

  • 気になってることをつかれたので、「蠍座の美学は沈黙である」に泣きそうになった。
    いいなあと思ったのは、蟹座と蠍座。同じ水グループだし。あとは、射手座かな。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「泣きそうになった。」
      よしよし、、、
      じゃなくて、角田光代って、こんなコラボするんだ。
      「泣きそうになった。」
      よしよし、、、
      じゃなくて、角田光代って、こんなコラボするんだ。
      2014/03/25
  • 各12星座の男女の恋愛ストーリーを通して、それぞれの星座の傾向を学ぶことができる物語。

    とても楽しく読めました。
    星座ごとのキャラクターの雰囲気の描き方が見事だな、と思いました。
    ますます星占いにハマりそうですw

  • 自分の星座を読んで。
    そうそう、私そんな感じなんだよ!
    って生まれ星座の特徴を描いた主人公の話に納得。

  • 十二星座の男女1人ずつにスポットを当てた、計24本の短編集。
    角田さんの小説の後にその星座に対する鏡さんの解説(星座分析)が入っていて、本自体の構成も分かりやすかったです。

    誕生日を知ってる身近な友人知人のことも頭に浮かべながら読み進め、各話の全てではないにしても「あぁこういう思考パターンはあの人も当てはまるかも」と思う節がありました。
    「この星座だから○○」という安易な決めつけをする気はないですが、性格とか価値観の傾向のようなものは大なり小なりあるんだろうなぁと思います。

  • 信じる信じないは別として、星座占いとか血液型占いが嫌いではない。
    星座・血液型で示されるタイプには頷いてしまう事も多々。
    そんな私が久々に12星座に思いを馳せた。
    なるほど、なるほど…

    乙女座♂気づかいくん
    蟹座♀おうちちゃん
    双子座♀クールさん
    山羊座♂こつこつくん
    射手座♀わくわくちゃん
    乙女座♀ちくちくちゃん
    水瓶座♂風変わりくん

    当たってる気がする。

  • 12星座の性格診断による短編小説とコラム。
    各星座・男女ごとのエピソードが書かれてて、全て女性目線。男性の話は女性から見た○○座の男性って感じで。

    古畑任三郎が言っていた。
    「私のことを典型的な乙女座のA型という人がいます。頭が切れる割に情に流されやすく意外にミーハーである。性格は神経質でかなりねばり強い。確かに当たってます。しかし一番肝心なのは、私はA型でもなければ乙女座でもないということです。」
    いちいち人が何座か知らないし、聞いても忘れるから星座による性格分類が当たってるのかわからないけど、読んでて思ったのは「いろんな人がいて、みんなそれぞれ考えながら生きてんなぁ」ってことかなぁ。

  • 角田光代による12星座ごと男女ごとの短編と鏡リュウジによる解説。
    人間全てが12星座通りの性格に分けられるとは思わないが、小説として面白かった。
    (図書館)

  • 星座占いはあまり信じてないけど部分部分頷けるとこも。でも星座とか関係なく、角田光代のこういう軽めなタッチの話好き。

  • 鏡リュウジさんによる星座の説明は勉強になるが、角田さんファンには少しものたりない。

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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