- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104346042
感想・レビュー・書評
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レビューというか一言
書いておきたくて再読。
せっかく読んだ内容を
忘れないように・・・!
学生以上・社会人未満
の揺れる心を映し出す
物語。
フったり、フラれたり。
そんな時代あったなあ
・・・
だらしなくて刹那的で
将来のことなんて何も
考えてなかったあの頃。
フラれることには旅を
一回することくらいの
よさがある─
角田さん、あとがきで
いいこと言ってます♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだか しみじみ よかったぁ〜。
ふられたって ふったって そんなのをいっぱい食べて 女子は女性になるんじゃないか(時代的に不適切な表現かもしれないけど・笑)
相手のことを 一生懸命に思う気持ちは なんにもかえられないし 正解もないし。けど ある日 気がつくんだ。
なんか違う?って。自分を客観的に見えてしまう瞬間が来て そこから また 明日がはじまる〜みたいな。
「こうもり」の153ページの 槙仁が知っている 成功のこと。つい 「そうなのよ!」と叫んでしまいました(笑) -
主人公がリレー形式でつながっている恋愛の短編集は
初めてだったので新鮮でした。
私も過去の恋愛を思い返しながら読みました。
別れた彼はまた別の人と付き合って、
別れてまた新しい出会いがあって、、、
その出会いはもしかしたら
私と遠い関係で繋がってるのかもと思うと
何だか不思議な気がしました。
付き合って、別れて、フッて、フラレて、
それでもやっぱり人はまた誰かを好きになる。
苦い経験をしてもまた恋愛する人間て弱い様で強いのかな。
人は幸せになる為にこんなにもパワフルになれる。
切ないだけじゃなくて、前に進む勇気も貰えました。
恋愛というより人生の物語。 -
NHK理想的本箱 Edition愛 の回で紹介されていた本
なんで今まで読んでいなかったのか!と後悔
2009年発行
読み応えずっしり関連のある7話
角田光代さんの あとがきもいい
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何年か前に読んで、ずっと印象に残っていたお話がある
もう一度読んでみたら印象は変わっていたのだけど、
でも改めて、読んで思い出したかった気持ちが見つかった。
恋する人たちの短編集
ベクトルをどこへ向けるかは読んだ人次第かな? -
面白かったです。前のお話でふった人が、次のお話ではふられる、連作短編集でした。
恋って、その最中では一生懸命ですが、終わってみたらこんなものか、となるのかも。ふったり、ふられたり、わたしもありましたが、今はすっかり離れました。幸せも確かにあったけど、辛く歪な心にもなりました。
終わってすぐはとても辛くても、きっとまた恋をするのだろうなと思います。いつになるかはわかりませんが、もうしばらくかかるかな…。
私のつまんなさは私のものだし、私は私以上にはなれない、という最終話の台詞が残りました。
今、読めて良かったです。皆、幸せになれたらいいです。 -
まさに私と同じ年代、もしくは少しお兄さん、お姉さんたちのお話。
いい意味で活気があったあの頃。
自分の心の引き出しに閉まっていた微笑ましい過去や小っ恥ずかしい過去がページをめくるたびに溢れ出てきた。
懐かしくもあり、切なくもあり。
あなたもどうですか。
少しだけタイムスリップして、過去と向き合ってみませんか。 -
苑子は大好きなくまちゃん(ヒデちゃん)にふられ
ひでちゃんは大好きなユリエにふられる
ユリエは大好きな(だった)マキトの元を離れ
マキトは束の間の居候、キマコに何故かこころ惹かれる
キマコは久信にフラレテ
久信は苑子に大好きな文太をとられて悲しい気持ちになる
ふったりふられたりでつながる男女男女
失恋した時の
痛くて寒くてフラフラな感じがよみがえる心持ち
著者プロフィール
角田光代の作品





