もう一杯だけ飲んで帰ろう。

  • 新潮社 (2017年11月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784104346073

作品紹介・あらすじ

ふたりで訪れたおいしいお店をそれぞれの視点で綴った初の夫婦共著エッセイ。ずっと別々に行っていた居酒屋に今は二人で一緒に。旅先の味を求めてミャンマー料理を食べに。近所の古本酒場で常連たちと盛り上がり、芝居を観た後は朝まで話し合う。昼飲みの聖地ではしご酒、うまい魚を食べるためには電車に乗って。ご近所から海外まで、今夜も夫婦で一杯飲みに。読めばおかわり必至ごくごく読める楽しいエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 夫婦共著の飲み歩きエッセイ。予想以上に面白かった!
    本音を言えばこの本が発売されたとき、すぐには読もうという気にはなれなかった。個人的には飲みに出歩くこともなくなっていたし、行くこともまずないであろう東京や大阪などの飲み屋の話もなぁ…なんて思ってしまっていた。
    それでもまぁ、図書館で出会えたのでとりあえず読んでみようと手に取ったら、即夢中になった。角田さんの文章には安心感がある。フード描写も秀逸で、出てくる食べ物がことごとくおいしそう!!お蔭で一気には読み進められなかった。想像すると胃液が分泌されて、しかも本書を読む時間がほどんど夜だったので、困った困った(笑)。
    一つの店を妻/夫視点から語るというのも面白かった。本書の収穫は、夫のミュージシャン:河野丈洋氏の文章の巧さ!音楽と食を絡めた語りがユニークで、とても新鮮だった。これで河野氏に興味を持って、彼がかつて在籍していたGOING UNDER GROUNDを動画で探してみたり。
    行くこともないであろう飲み屋の話もなぁ…なんて思ったのも全くの杞憂だった。逆に、想像するだけでワクワクした。五感が刺激され、読むだけで行ったつもりになれた。本当に味わえたら最高だろうけど!それほどに魅力的なお店ばかりでした。美味しい酒と料理を堪能しながら、仲間と紡ぐ楽しい時間…が、久々にいいなと思えた。

  • やばい。居酒屋に行きたくなる。
    夫婦で飲みにいった店や料理や過ごした時間のことを、それぞれが書いていく。
    チェーンでもなく、こだわりが強い店でもなく、その街にだけあるような普通の店。
    こういうのが楽しいのよね。
    出てくる料理を見ているとそこそこお値段はしそうな感じですが。
    お腹がすぐいっぱいになる、というわりには、かなり食べてる気がする。
    そしてすごく飲んでる。
    うらやましい。私はもうこんなに頼めない。もっと楽しみたいー。
    旅行先で見つけた、また行きたい店をいろいろ思い出す。

  • 角田さんと河野さんそれぞれの視点や感じ方から紡がれる文章はお酒を誘う。私は平日断酒中なので少し辛かった…。
    都内にはたくさんの惹かれるお店があること、こじんまりとした個人経営店が載せられていて行ってみたいと思った。辛いもの好きの角田さんに感化され、舌を成長させていく河野さんの様子も面白かった。

  • タイトルで気になった本。
    角田光代と旦那さんが一緒に行ったお店についてそれぞれエッセイを書くスタイル。

    なんだかお腹空くし飲みたくなるしある意味辛い本だったね笑

  • 酒呑みエッセイ。なんと旦那さんとの共著!
    角田光代さんがこれまで訪れた酒場について語るというだけでもワクワクなのに、同じ店について旦那さんも筆を握ったというのだからもうこれは読まずにはいられない。
    で、感想はというとすごく良かったです。とにかくお酒がのみたくなる。
    西荻窪を支点に中央線沿いが多かったのも良い。たまに赤羽とか高田馬場とか青山とかもでてきたり。
    お酒をのんだときのその場所とメンバーと会話と、ってたしかに密接につながっている。最終的にべろんべろんになるまで酔っぱらったとしても、そうなるまでの記憶はわりと鮮明に覚えている。
    私もおいしいお酒がのみたい!とか、おいしいご飯が食べたい!とかよりは、ただ大好きな人たちとわいわい集まって酒が飲めればそれでオールオッケータイプなので、ご夫婦の感覚がすごくよく分かる。
    角田光代さんが店内の描写とそのときの具体的な様子が細かいのに対して、河野さんは自身の体験や所見を踏まえてからの感想が多かったのも面白かった。
    あーお酒のみたい。

  • 夫婦で同じお店に行って、同じ物を食べてるのにそれぞれ感じることが違うのって面白い。

  • 行ったことない西荻窪界隈、気になります

  • 一緒に酒を飲んだ店のことを夫婦それぞれの視点から書く酒飲みエッセイ。
    西荻窪中心に、主に西東京。東京はやっぱり色んな店があるなあ。
    同じ部分を良いと言ってるものもあれば、全然ちがう視点で楽しんでる日もあるのが面白い。
    あと、夫の河野さんはミュージシャンだけど文章がとても上手。音楽を作るスキルは文章を作ることにも共通するのかな。だけどお店のことよりも、自分のルーツやバックグラウンドのエピソードから始まるのが男性ならでは?で面白い。小説家の妻の文章とわざと差別化したのかな?
    それに対して純粋にお店のこと、その日の食べた飲んだことを美味しそうに楽しそうに書く角田さんもやっぱりすごい。

  • 角田光代さんと河野丈洋さん、それぞれの視点で同じ居酒屋さんやご飯屋さんについて書いた本。

    どのお店に行っても楽しそうなふたりでいいなあ、と思いつつも、基本的にすべての店をベタ褒めするスタイルだったので、もうすこし毒づいて欲しいとも感じた(お店の名前が出てるからネガティブなことを書きにくいのもわかるけれど)。

    河野の友人の”たくさん食べるベーシストのひろし”こと、藤原寛さん。彼のことはよく銀杏BOYZのライブで観ているが、大食いとは知らなかった。今後はより親近感を持って藤原さんの弾くベースを楽しめるような気がする。

  • すごくすごくすごく面白かった。酒飲み最高!
    それと角田さんご夫婦の生活圏がわたしの生活圏内だったので行きたい店がたくさん増えたのと、行ったことある店も多かったのがよかった。わかるわかるという気持ちと、こんな風に旦那と飲めるのいいなーと。
    あともう一杯だけ! っていいよね。

  • 38件プラスαの様々な飲食店。それぞれについて、夫婦一人ずつの物語。同じものを違う視点で見ているグルメエッセイ。そういう観点からは、珍しい作品。おなか一杯楽しめます。

  • レモンサワーが飲みたくなります‼️

    あーあ居酒屋に行きたいよー!
    定年後には、週3ぐらい夜ご飯は居酒屋に行こうね。って言ってたのに。


  • ご夫婦だったのね!

  • 美味しい店の話。でも店名だけで紹介はしないんだ。やっぱり都内の店多し。夜にすぐ出かけられるのって、ちょっと羨ましいかも( ・ิω・ิ)所々に入るトトの写真が可愛い(ΦωΦ)

  • どのお店も大変美味しそう(≧∀≦)飲みに行きたくなる一冊。

  • こんな風に呑みたい

  • とても幸せな飲み会録。
    出てくるお店がとても魅力的!

  • のん兵衛夫婦のエッセイということで、共感の嵐でした。まさかあの角田光代夫婦が、我が家と大差ない酒飲み生活をしているとは。二人で何時間も何杯も酒を煽る。お喋りに余念がなく、全く飽きない。親しい仲間たちを交えて、本音で語り合いいつだって笑顔で終わる。私も家人も「もう一杯もう一杯」と言いながら延々と飲みます。仲間たちともグダグダになるまで飲みます。しかしいつだって幸せな思い出しかありません。酒、万歳!それにしてもご主人の河野氏は、角田さん(プロ)に負けないしっかりした文章を書きなさる。凄い。

  • 稲毛海浜公園のゾンビダッシュが気になります。その日のランニングチームの打ち上げが恵比寿のビル5階FURACHIでBBQ。良い日です。ラオス・タイ料理なら吉祥寺ランサーン。ミャンマー料理なら高田馬場ノング インレイ。はたまた出汁重視で居酒屋も多数登場。夫婦で同じ店に行って別々に感想を述べておりますが、描き始めの視点は異なるもののお二人で選んだ店ゆえに満足するところは同じなのかなと思いました。南青山のMimosaの回は中でも美味しそうな印象が残りました。角田光代さんの書くものはいくつか読んできましたが河野丈洋さんの仕事のことや向き合い方については初めて知ることとなりました。

  • 夫婦二人で美味しいものとお酒が好きってやっぱり理想。
    話は逸れてこの間久々にお酒を飲みすぎ、醜態を夫に見せてしまったのだが、ある意味信頼してるからそういう姿見せられるんだろうなと本を読んで思い出したものです。

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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