実りを待つ季節

著者 :
  • 新潮社
3.64
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本棚登録 : 44
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104347018

作品紹介・あらすじ

ふとした風景かな鮮やかに蘇る日々。家の裏の懐かしい木、若い両親のはつらつとした笑顔、石油ストーブの匂い-祖母から父母、父母からわたし、そしてわたしから娘へと手渡されていく、温かい、時にはほろ苦い、かけがえのない記憶の断片。イタリアから帰国した著者がみずみずしい記憶の中から結晶させた、一編一編が小さな宝石のような輝きを放つエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 20180406リクエスト
    他館借受

    P92
    わたしにはわたしの名前がある、嫁である前に一人の女であるはずなのに。

    P130
    空気の美
    がさつにせかせかしないで、しっとりと落ち着いた気持ちにと心掛け

  • 久しぶりの感情だ。こんな文章が書きたいと思う。何が私の心をとらえるのだろうか?家族のよい思いでの中に沈んでいる暗さだろうか、文章中の色も、文書に色彩を与え、こう言う書き方があるのだなと思う。

    私もネットにあげる文を書く。どこか皆クスッと笑ってくれるようなズッコケエピソードを。彼女の文も自慢ではなく、どこか哀れみの文を・・・と共通点を探したが、違うな、全然違うな。
    何だろうか、家族の温かく、少し悲しい話。家族とちゃんと向き合って生きていなければ書けない文章。

    結婚の章も衝撃的、女性側からの赤裸々な描写は衝撃的で、成功のためなら、仕事に見立てることで自分フィールドに持ち込み攻める姿勢に感嘆。

    私ももう少しおっさんになったら、社交ダンスをやってみようかな、と思う。

  • 父親を主軸に、家族のことを主に描いたエッセイ。
    評判がいいと聞いて読んでみたが、
    評判度どおり、美しい言葉で綴られた家族の細やかな描写。
    母に対しても父に対しても飾らずに鋭く観察して表現しています。
    ほろ苦い思いがこもる家族のストーリーは、何故か癒されました。

  • 2012年のお正月に読み返しました。ファンでもあるファッションエッセイストの光野桃さんの自叙伝的エッセイです。
     しみじみと彼女の生い立ちと自分の人生と重ね合わせて色々と人生を考えさせられました。

  • 20060901 読了

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