老人介護 常識の誤り

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104348015

作品紹介・あらすじ

オムツをうまく当てることが介護ではない。オムツにしない工夫をすることが介護なのだ。食事介助することが介護ではない。一人で食べるための条件を作ることこそ介護なのだ。長く介護関係者の啓蒙に腐心し、絶大な信頼を寄せられている著者が、近代医学盲信の医師や看護婦たちに鋭い批判の矢を放ちつつ、「介護」の意味と具体的ノウハウを、はじめて一般向けに書き下ろす。

感想・レビュー・書評

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  • 三好春樹氏の本は、老人の介護看護医療にかかわる人は一度は読むべきだと思う。医師や看護師にかなり手厳しい批判があり、心苦しくもあるけれど、確かにと認めざるを得ない点が多い。ちゃんとやっている人も大勢いることも分かって欲しい、と思いつつ、でも思い知らされることも非常に多い。この本では尿道括約筋やベッドの幅、ポータブルトイレの形についてはしみじみ納得した。著者の信念は終章に書かれているこの言葉にでよく分かる。『私たちは人権という抽象的理念に興味はない。興味があるのはどうすれば目の前の障害老人や呆け老人がイキイキするか、ということである。そしてそれは、この人のベッドの高さは何センチにすればいいのか、ベッドの幅は適切か、手すりはどこに置けばいいのか、といったきわめて具体的なことをとおして実現されるのである。』私は痴呆症状は誰にでも起こる老化症状と思うよりも、病気だと思った方がいいと思うし、近所だからこそ散歩にも外出にも行きたくないという人が多いので、賛同できない部分もあるけれど、それ以上に学ぶものが大きい。

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