- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104350056
作品紹介・あらすじ
ル・コルビュジエの推敲、清家清の柱、ルイス・カーンの海…北欧の森の小さな教会、沖縄の美しい石塀、「第三の男」が逃げこんだ地下水道、よい建築には独特の「匂い」がある。
感想・レビュー・書評
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こちらは絶版ではない下巻。著者の説明は門外漢にもやさしく、もしかすると本物を見るよりよくわかるかも?「いつか本物をみてみたい」という読者のために「読者のための見学案内」がついているのも「実物を見てナンボ」というアドバイスかもしれません。
まだ新潮社に本の案内がありましたので転記。
http://www.shinchosha.co.jp/wadainohon/435004/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
○サヴォア邸|ル・コルビュジェ|フランス ポワッシー
○掬月亭||香川県高松市
○カステルヴェッキオ美術館|カルロ・スカルパ|イタリア ヴェローナ
○檀一雄の能古島の家||福岡県福岡市
○ウィーンの地下水道||オーストリア ウィーン
○続・私の家|清家清|東京都大田区
○森の火葬場|エリック・グンナール・アスプルンド|スウェーデン ストックホルム
○豊多摩監獄|後藤慶二|東京都中野区
○オタニエミ・チャペル|ヘイッキ&カイヤ・シレン|フィンランド オタニエミ
○旗の台駅||東京都品川区
○シャーロックホームズ・ミュージアム|イギリス ロンドン
○中村家住宅/銘苅家住宅||沖縄県北中中城村/同伊是名村
○ソーク生物学研究所|ルイス・カーン|アメリカ カリフォルニア州ラ・ホヤ
上巻よりも若干中村好文の独特の好み(?)のものが多いと感じた。文章は上巻よりもさらに内容が濃くなっていて面白かった。
ソーク生物学研究所の手描き断面パースと写真がとてもわかりやすく、設備・構造をうまくまとめて実験室を解放した手法がよくわかった。 -
意中の建築 下巻