海と山のピアノ

  • 新潮社
3.20
  • (2)
  • (11)
  • (15)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 199
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104363049

作品紹介・あらすじ

命をはぐくみ、あるいは奪う、水の静けさ、こわさ、あたたかさ。響きあう九つの物語。山で人が溺れた日から半年、グランドピアノとともに町に流れ着いた一人の少女。子守唄、海の歌、重なってゆくピアノと人びとの歌声、そして訪れる奇跡――。全篇をとおして音楽が鳴り響く「海と山のピアノ」。四国という土地がたっぷりと抱き込んだ命の泉に浸されるような「ふるさと」など、豊かな物語性にみちた水にまつわる短篇集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 私はこの世界のなにも、みることができてはいないのかもしれないなぁ

    「ルル」はなんでかわからないけど涙出てきて止まらなかった。

  • ・短編集。
    ・非現実的。
    ・土着的。
    ・東日本大震災以降の作品って感じ。
    ・海の…
    ・からだのなかにあるプリミティブなもの。
    ・ちからづよさ。
    ・自然とのまじわり。
    ・歌、躍り、音楽。
    ・ものごとは不定形。不定形なものほど確固たるもの。
    ・一種の神話。

  • 短編集。短いが簡単に読ませてくれない。一々囚われる。夢のような、思い出のような。「ルル」は途中から涙ぼたぼた落ちてきた。いつかどこかで寄り添ってくれたもの。ひどく打ちのめされた過去(あるいは未来)の自分が、時空を超えてよしよしって撫でられたみたいな感じ。「海と山のピアノ」藤城清治さんの影絵で海の中のピアノが描かれた作品があって、それを思いだす。それとアニメ映画「夜明け告げるルーのうた」とか。「ふるさと」「浅瀬にて」も好きだった。

  • 2017.10.20 図書館
    野島沖
    川の棺
    ふるさと

  • 途中で小休止
    ルル は 好き

  • 水。短編集。9つの「水」にまつわる短編集。MOE2016.10にて。

  • 感想はブログにて。「僕たちが立つ場所」
    http://mihiromer.hatenablog.com/entry/2016/09/13/211922

  • グランドピアノの中で眠った少女が海岸に流れ着く表題作のほか、震災をテーマにしたアンソロジーに寄稿された透明な犬・ルルの物語、三崎の漁師が経験する不思議な体験など、この世のものではない、けれどまざまざとその場面が目の前に浮かぶような強い力の物語が収められている。
    いしいしんじの物語は、抽象的だったり不可解だったりするけれど、真の底の底から、やさしい、と思った。
    ひとのやさしさ、世界のやさしさを信じようとする意思を感じる。

  • 新潮ほかで出された短編集。
    なかなか入り込みにくい世界。

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1966年大阪市生まれ。京都大学文学部卒。1996(平成8)年、短篇集『とーきょーいしいあるき』(のち『東京夜話』に改題して文庫化)、2000年、初の長篇小説『ぶらんこ乗り』刊行。03年『麦ふみクーツェ』で第18回坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で第29回織田作之助賞、16年『悪声』で第4回河合隼雄物語賞を受賞。その他の小説に『トリツカレ男』『プラネタリウムのふたご』『ポーの話』『みずうみ』『よはひ』『海と山のピアノ』『マリアさま』、エッセイに『京都ごはん日記』『且坐喫茶』『毎日が一日だ』『きんじよ』『ピット・イン』など。09年から京都市在住。


「2021年 『げんじものがたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

いしいしんじの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

海と山のピアノを本棚に登録しているひと

ツイートする
×