ニシノユキヒコの恋と冒険

著者 :
  • 新潮社
3.47
  • (94)
  • (184)
  • (351)
  • (44)
  • (5)
本棚登録 : 1166
感想 : 251
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104412037

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 映画の主役の俳優さんで脳内変換されているから、ステキに思える彼だけど、その情報なかったら、80ページ目あたりでハリタオサレロコノオヤジと思ってしまう。
    しかし、短編で読みやすいです。

  • こんな生き方疲れそうでやだな。
    川上さんって本人も恋愛体質なのかなあ…

  • 私にはこの作家さんは合わないのかもしれません。
    なんだか、で?と言いたくなるような・・・。
    結局、ニシノユキヒコは実の姉を愛しているから、他の女性は愛せないって事なんでしょうか?
    姉はもう死んでしまっているから、どうしようもない・・・。でも、死んであの世で姉と会えているかもしれませんね。

  • ニシノユキヒコが堺雅人に脳内変換されっぱなしだったわ…

  • 前にJ-WAVEで朗読ドラマをしていて最終話を聞き忘れて
    あの話どうなったのかなと思っていた。
    ちょっと太宰のグッバイだったかトカトントンだったかを混ぜて
    思い出すような感じがあり、ラストが気になって読んでみた。
    パフェーはとても川上さんらしい、ねじれを感じられて
    良かった。
    愛って手垢にまみれすぎて改めてその意味を考えると
    自分は愛されているのかとか、愛しているのかとか考えると
    発狂しそう。

  • 西野幸彦(ニシノユキヒコ)という人間を、章に分かれた10人の女性が語る物語構成。

    正直言うとこの本は私には難しい。
    西野幸彦という人間性に共感できなかったからだ。
    それに著者が何を伝えたいのか、意図も分からずだらだらと読みきってしまった。
    身構えて読むものではないのかもしれない。

    人間に対して好き嫌いが無い人なら、この本を読めるのだと思う。
    西野幸彦という抽象的な人間に共感出来るのかもしれない。

    ふわふわとした雰囲気の物語。
    でも実際に西野幸彦が存在して私に甘えてきたら…
    「甘ったれるな。」とぶん殴るかもしれない←
    自分自身の欠点を間近に感じた本だった。

  • 子供を半年で亡くした末自殺した姉のせいで愛することを怖がっているのに女性とふたまたまでして恋愛していく男性を女性達の視点から描いたオムニバス。
    愛とか結婚に臆病になるだけなって終わっていく。
    うーん、どうも浮気する奴は嫌いだ。私にはわからん。

  • 何もいえない。無難すぎて。

  • なんだか源氏物語を読んだような気分でした。罪悪感なく浮気する…ってなんだろう。人を愛して、愛せてないのね。軽い男は嫌ですが、ニシノユキヒコはなんだか哀しい人。
    14歳の不思議雰囲気の西野君が良かったです。

  • 主人公の「ニシノユキヒコ」や、彼を取り巻く女性たちにちっとも共感できなかった。というか、生理的に「ニシノユキヒコ」が嫌いだ。
    読んでいて胸クソが悪かった。

著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川上弘美の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×