古道具 中野商店

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 224
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104412044

感想・レビュー・書評

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  • 登場するそれぞれの人たちの恋愛がそれぞれに拙く不器用なので切ない。舞台が古道具屋(骨とう品店に非ず)であることの意味を少しだけ考えてみて、すぐにどうでもいいことに気がついてやめた。子どもであるがゆえに手に入れて、そして失くしてしまう恋。20歳を過ぎて自身の事を何の躊躇いもなく『女の子』と言い切ってしまうヒトミの傲慢な幼さ(それがタケオを傷つけてしまう)に一瞬イラッときて、けれど気が付いた。これは同属嫌悪。サキ子さんの恋愛だけが潔く美しい。高価な骨董品のように。

  • いつだったかに読みました。


    ん~だけど。。
    途中で断念してしまったぁ。

    川上さん、ラストまで読めない事がなにげに多かったりします。


    また、ゆったりした気持ちのときに読みたいです。

  • 東京の西の近郊の小さな古道具屋でアルバイトをする「わたし」。ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ。どこかあやしい常連たち…。不器用でスケールちいさく、けれど奥の深い人々と、懐かしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋、世代をこえた友情。幸福感あふれる最新長篇。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    東京の西の近郊の小さな古道具屋でアルバイトをする「わたし」。ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ。どこかあやしい常連たち…。不器用でスケールちいさく、けれど奥の深い人々と、懐かしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋、世代をこえた友情。幸福感あふれる最新長篇。

  • 古道具屋でアバイトしているヒトミとタケオ。恋人なのか友達なのか、に揺れるヒトミの気持ち。人間不信のタケオはどこまでヒトミの気持ちを受け止められるのか。古道具屋の中年の店主、そして姉の恋愛の話を交えつつ、それぞれの不安定な気持ちが描かれている。お店の解散をキッカケにお互いの成長、恋愛の結末が見える。うーん、ほのぼの、と言えばそうだけど、ぼわっと感がする作品でした。

  • のんびりしてるわりに、結構激動だったり。でも、ラストがどうもわからない。

  • 淡々としていて、でもところどころ艶めく、不思議な文章。
    巧いなあ、と思う。
    こういう空間にうまくはまりたいなあと思うけれども、なかなかないよな、現実には。
    主人公のヒトミは自分の感じている○○とタケオの感じている○○は「違う」という言い方をよくする。
    多分そうなんだろうなあと深く思うと同時に、本当にそうなのかなあと抵抗したい気持ちもちょっと起こる。

  • 最後はそうなるのか...
    いい雰囲気のお話だけに、ちょっと不満。

  • なかなか読み終わらなかった。やっと、読み終えた。

著者プロフィール

川上 弘美(かわかみ・ひろみ)
1958年生まれ。96年「蛇を踏む」で芥川賞、99年『神様』でドゥマゴ文学賞と紫式部文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞と女流文学賞、01年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨、15年『水声』で読売文学賞を受賞。ほかの作品に『風花』『どこから行っても遠い町』『神様2011』『七夜物語』『なめらかで熱くて甘苦しくて』『水声』などがある。2016年本作で第44回泉鏡花文学賞を受賞した。


「2019年 『大きな鳥にさらわれないよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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