古道具 中野商店

著者 :
  • 新潮社
3.47
  • (99)
  • (194)
  • (442)
  • (22)
  • (7)
本棚登録 : 1208
レビュー : 224
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104412044

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 特に事件も起きないし
    特に急展開も起きないし
    淡々と淡々と

    何というか
    ふんわり居心地の良い空気感

  • 【あらすじ】
    東京近郊の小さな古道具屋でアルバイトをする「わたし」。ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ。どこかあやしい常連たち…。不器用でスケール小さく、けれど懐の深い人々と、なつかしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋と世代をこえた友情を描く傑作長編。

    【感想】

  • 東京近郊の小さな古道具屋でアルバイトをする「わたし」。ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ。どこかあやしい常連たち……。不器用でスケール小さく、けれど懐の深い人々と、なつかしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋と世代をこえた友情を描く傑作長編。

    お気楽で、突拍子もなくて、悩みもなさそうな中野商店の面々だけど、それなりに色々な事情を抱えていて、まったく完璧に幸せな人なんていないのかもな、と思った。
    私が、現実から目を背けたくて、逃げたくてたまらないと思っているので、そんな後ろ向きな感想を持ったけど、全体的にはほのぼのして優しい物語。

  • なんか物語を読みたいなぁ、という時にいい。
    何か学ぶとか何か癒されるとか
    本に何も期待したくないけど
    何か読みたいとき。
    こういうのってぴったりだと思う

    たんたんとしているんだけど、
    出てくる人たちにコクがあるから飽きない

    何ににてるか?と考えてみると
    おいしいオムライスとかそういうのだと思った
    揚げ物でも鍋でもないなー。

  • 人ではなく物を軸として話は進むのに、主題としてはぶれずに人のことを描いているのが面白いし、上手いなぁと思う。
    出てくるひとたちが、不格好なのも良い。

  • すっと惹きつけられてしまう言葉が、さりげなく置かれてるから。
    どこが大切かっていう判断は読み手にゆだねている感じが好ましい。
    そのときの気持ちでも歳をとった数でも変わるの、大切とはなにか。
    終わり方が好き。遠くなったようでじつはもっと近くなったんじゃないかな、って思う。距離とか、気持ちとか。

  • 川上作品の女の子はどっちつかずでふわふわしてるのがやっぱりあんまり好きになれないかも。2011/228

  • 東京近郊の小さな古道具屋でアルバイトをする「わたし」。
    ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。
    わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ。
    どこかあやしい常連たち……。

    不器用でスケール小さく、けれど懐の深い人々と、なつかしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げら れるなんともじれったい恋と世代をこえた友情を 描く傑作長編。

    。・゜*・。 ・゜*・ 。・゜*・。 ・゜*・。

    H25.8.23 読了

    相変わらず川上弘美の文体は好きで、読んでいて心地がいいのだけれど、この本の中身については全くっていいほど頭に入って来なかった。
    タケオとヒトミちゃんの不器用な恋愛にも、誰に対しても、感情移入できなかったからかなぁ。。

  • 短編タイトルが物の名前なので、もっとお店の商品にからめてくるのかと思ったらそういうわけではなく。
    不器用な人たちの、それでも流れていく、恋と日常と事件。
    なんというか、楽に浮いて疲れない感じ、かな?

    装画 / 福井 紀子
    装幀 / 新潮社装幀室
    初出 / 『新潮』2000年3月号・8月号、2002年8月号、2003年1月号・11月号、2004年2月号・4月号・6月号・8月号・10月号・11月号、2005年1月号。

  • 古道具(骨董品ではなくあくまでも古道具)を扱う中野商店でバイトをしているヒトミの視点で綴られていきます。
    飄々とした店主の中野さん、中野さんの姉でケイジュツカのマサヨさん、同じく中野商店で働くタケオ。登
    場人物達が変な人が多くて何故か魅力的。
    ゆるりとした人間関係にゆるりとしたお店。
    たんたんと紡がれていくようで、それぞれの心模様がうまく描かれていて、何やらふわふわした読後感へと導いてくれます。
    何か好きだなこの作品。
    マサヨさんがお店に居る時の描写が特に好き。灰皿(笑)

著者プロフィール

川上 弘美(かわかみ・ひろみ)
1958年生まれ。96年「蛇を踏む」で芥川賞、99年『神様』でドゥマゴ文学賞と紫式部文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞と女流文学賞、01年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨、15年『水声』で読売文学賞を受賞。ほかの作品に『風花』『どこから行っても遠い町』『神様2011』『七夜物語』『なめらかで熱くて甘苦しくて』『水声』などがある。2016年本作で第44回泉鏡花文学賞を受賞した。


「2019年 『大きな鳥にさらわれないよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

古道具 中野商店のその他の作品

川上弘美の作品

ツイートする