巨匠の宿

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104415038

感想・レビュー・書評

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  • 谷口吉郎、磯崎新、安藤忠雄、小川治兵衛、コルビュジエ、ライト、堀口捨己、中村外二といった有名建築家の設計した名宿が紹介されています。

    しかも似顔絵付き!素敵です!
    綺麗な写真が沢山あって、読んでいてとても楽しくなれる1冊でした。

    アメリカのナコマホテルのお話は特に印象に残ったのでした。
    これはホントにお勧め!良本と思われます。

  • 泊まったけど、何も気付かずだった。知識がないと、その感動も得られないという訳か。残念な事をした。今度は、しっかり目に焼き付けます!あと、知って泊まったホテルは、しっかり観察しました!ホテルって楽しい!

  • 丹下健三、辰野金吾、伊東忠太、名だたる建築家が設計した建物に宿泊することをテーマにした紀行エッセイだ。

    村野藤吾の佳水園や辰野金吾の奈良ホテル、渡辺仁のホテルニューグランドなど著名な宿泊施設もあるが、安藤忠雄の国際芸術センター青森や磯崎新の秋吉台国際芸術村など、こんなところに宿泊できるのか、とはじめて知った施設も多い。

    建築に主眼を置いたエッセイのはずなのだが、なぜだかあまり建物に対しての具体的な紹介は少なく、宿の女中さんや女将さんと交わした会話などに紙幅が多く割かれており、中年男性向けの週刊誌に連載されているような内容だな、と思っていたら、あとがきで週刊新潮に連載していたと書かれており、ああ、なるほどと頷いた。
    なので、建物紹介を期待して読むと、ろくに描かれていなかったりして、少しがっかりする。

    また残念なことに刊行された時代が古く、紹介されているホテルも廃業して別の建物が建てられたり、大きく改装されたりしているところもあり、やはり宿泊施設で古い設備を維持していくのは難しいのだろうなと実感する。多くの宿泊客は誰が設計したのかよりも、水回りは綺麗か、壁紙は新しいかといったことを気にするのだろうし。

    個人的に一度行ってみたいと思ったのは高野山の福智院。宿坊に泊まるなんて考えたこともなかったけれど、重森三玲の庭を眺めながら過ごすなんて贅沢だ。

  • なかなかおもしろい本だった。

    意外と有名な人が設計したホテルがあるんだと驚き。これからはホテルを探すときに少し建築家とかも気にしてみようかな。

    築地本願寺に泊まれるなんて知らなかった。今度泊まってみようかな。

  • 週刊誌に連載していたとき、読んでいたのでもう知っているのだが、やはりあこがれは今も同じだ。

    いつかいってみたい宿、行ったことあるけれどイメージが違う宿。
    はるか遠い地方のこんな宿に行きたいな。

  • 有名建築家の手がけた宿が分かって面白かった。泊まってみたいところがいくつかあった。

  • 掘り出し物

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著者プロフィール

東京工業大学建築学科卒業。一級建築士。建築家を経て98年、旅行記『まだ見ぬホテルへ』で作家・写真家としてデビュー。長編旅行記『遠い宮殿』でJTB紀行文学大賞奨励賞受賞。500軒以上の名建築といわれる宿に宿泊取材し、写真集、小説、児童小説を刊行するなど活動領域を広げ、日本建築学会文化賞受賞。取材開始から15年を経て刊行された本書『ホシノカケラ』は、児童小説『サクラの川とミライの道』、写真集『津山 美しい建築の街』と共に、著者ゆかりの街・岡山県津山市を題材にしている。他にノンフィクション『夢のホテルのつくりかた』など著書多数。

「2023年 『ホシノカケラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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