てるてる坊主の照子さん 下

著者 :
  • 新潮社
3.50
  • (4)
  • (4)
  • (13)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 48
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104451043

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 次女夏子は東京に行き芸能界に入って活躍、長女春子はフィギュアスケートでオリンピックに出場と、岩田一家の娘たちの才能が花開いていく。

    長女次女への叱咤激励が度を越してしまうところはいかにも照子さんっぽい。娘のためではなくお前の夢を追ってるのでは?と妻をたしなめる夫春男さんとは良いコンビだと思います。

    なかにし礼氏はあとがきで登場人物たちのモデルとなった人物たちを明かしています。主人公岩田照子はなかにし礼氏の義母、石田久子さん。これは石田久子さんと夫、そして4人の子供達の物語だと。
    長女春子はフィギュアスケート日本代表でオリンピックに出た石田尚子さん、次女夏子は女優いしだあゆみさん、三女秋子はフィギュアスケートの国体まで出た方で、四女冬子は歌手のいしだゆり、つまりなかにし礼氏の奥さんとなった方。
    まさにスポーツ、芸能一家ですね!

    • だいさん
      才能もあるけれど
      家風かなともおもった
      才能もあるけれど
      家風かなともおもった
      2016/08/29
    • reader93さん
      だいさんコメントありがとうございます。確かんい才能だけじゃないかもですね。決してお金持ちではないが子供に習い事をさせられるだけの経済力、そし...
      だいさんコメントありがとうございます。確かんい才能だけじゃないかもですね。決してお金持ちではないが子供に習い事をさせられるだけの経済力、そして母照子さんの子供への並々ならぬ情熱などが大いに関係あると思います。
      2016/08/29
  • 母親の夢が子供の夢にもなり、子供は、母親に喜んで欲しいと努力し、一人は、スケートでオリンピック選手となり、もう一人は、紅白歌合戦の出場歌手と活躍。強烈な個性の母親にもいじけず、ひねくれもせず、自分の能力を伸ばすことに喜びを感じつつ成長する子供達。実際は、色々なことがあったと想像しますが、「三丁目の夕日」を見るように楽しみました。個人的には、夏子の性格がいいかな⋅⋅⋅⋅⋅

  • いや素晴らしい家族でした。すげえなあ~
    再放送(16年4月から)の「てるてる家族」、楽しみにしよう

著者プロフィール

1938年旧満州牡丹江市生まれ。立教大学文学部卒業。2000年『長崎ぶらぶら節』で直木賞を受賞。著書に『兄弟』『赤い月』『天皇と日本国憲法』『がんに生きる』『夜の歌』『わが人生に悔いなし』等。

「2020年 『作詩の技法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

なかにし礼の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×