百万遍　古都恋情　上巻

著者 : 花村萬月

• 新潮社 (2006年10月19日発売)

感想・レビュー・書評

[モエルさんの感想 · 2009年11月29日]

かなり久々の萬月さん。
青の時代の方を何年か前に読んで、赤の方も読まなきゃと思っていたのだがなかなか出会えなかったのをやっと読んだ。
まだ上巻のみ。

ほとんど全編ヤッてばかり。
萬月さんーーー。

ま、後編に期待するか。
青の方は思いがけず泣いちゃったりしたからな、大ドンデンがないとは限らない。

[cultguruさんの感想 · 2007年11月11日]

粘る蜘蛛の糸の束が、清らかにきらめく純白の羽衣かなにかに見えるらしい（ｐ290）

著者プロフィール

1955年東京都生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『ブルース』『笑う山崎』『二進法の犬』「武蔵」シリーズ、『浄夜』『ワルツ』『裂』『弾正星』『信長私記』『太閤私記』『対になる人』など。

「2021年 『夜半獣』 で使われていた紹介文から引用しています。」