あらゆる場所に花束が

著者 :
  • 新潮社
2.91
  • (5)
  • (12)
  • (50)
  • (12)
  • (9)
本棚登録 : 182
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104472017

作品紹介・あらすじ

ついに誕生した新世紀の爆笑、目眩、狂気。天才作家・ミュージシャンの超問題作!第14回三島由紀夫賞受賞。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あかん。全然頭に入ってこん。いつかもう一回読もう。

  • 2015.7.17了
    自分には合わなかった。残念だ。

  • ううむ。

  • 2015/2/15 読了

  • 短いので一応最後まで読んだが、何がいいか全然わからない。何を描こうとしているのかもわからない。わかる日はこないかもしれない。

  • なぜ最近の異端といわれる人は暴力描写が多いのか。しかも無機質で実に感動のない、だけれどもきわめて暴力的な描写だ。映画でいうとノー・カントリーに似ているが、もう少しはちゃめちゃでつかみどころがない。
    ストーリーが合わなかった関係で最後まで読了しなかったが、非常に単語の選び方がうまく、純粋に作家はすごいと尊敬せずにはいられない筆の運びです。

  • なんだか、わけが解らないのに惹かれる小説。
    群像劇ではあるのだろうけど、そう感想を書いてしまうとチープに聞こえてしまうし、とにかく評価に困る作品。
    文体は非常にユーモラスかつ詩的で、視点がマクロからミクロへ、ミクロからマクロへとズームとワイドを繰り返す雰囲気も素敵だった。
    一瞬の出来事の中にある、沢山の思いやドラマを独特の語り口で描写するあたりは、新しい文学の担い手なんだろうと思う。
    ただ、好き嫌いも分かれるだろうし、この作品のストーリーを散漫に感じる方もいるのだろうな。
    言葉では言い表せない素晴らしい魅力を放つ作品であることは間違いなし!

  • 人を殴れ、物を壊せ、すべてに暴力を!隣にあるのはまっ白い精液である。
    三島由紀夫賞って何したら取れるの?

  • 第14回三島賞受賞作品。


    暴力的で厭世的にあらゆるものに"憎悪"を向ける。
    そしてぐちゃぐちゃに崩れ去った場所をブルドーザーで一掃して花を埋めればいいさ。

  • 2009/3/7購入

全22件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

《Hair Stylistics/中原昌也》
1970年6月4日東京都生まれ。
1988年頃よりMTRやサンプラーを用いて音楽制作を開始。
1990年、アメリカのインディペンデントレーベルから「暴力温泉芸者=Violent Onsen Geisha」名義でスプリットLPをリリース、ソニック・ユース、ベック、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンらの来日公演でオープニング・アクトに指名され、
1995年のアメリカ・ツアーを始め海外公演を重ねるなど、国外での評価も高い。
1997年からユニット名を「Hair Stylistics」に改める。

音楽活動と並行して文筆活動も多数。
1998年に初の短篇小説集『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(河出書房新社)を発表した後、
2001年に『あらゆる場所に花束が……』(新潮社)で三島由紀夫賞、
2006年に『名もなき孤児たちの墓』(新潮社)で野間文芸新人賞、
2008年に『中原昌也作業日誌 2004→2007』(boid)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。

「2018年 『"Hair Stylistics CD-R Cover Art Works" BOOK WITH CD "BEST!"』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中原昌也の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ZOO
乙一
川上 未映子
絲山 秋子
松尾 スズキ
フランツ・カフカ
舞城 王太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×