しゃばけ

著者 :
  • 新潮社
3.88
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本棚登録 : 2497
レビュー : 403
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104507016

作品紹介・あらすじ

江戸の大店の若だんな一太郎は17歳。一粒種で両親から溺愛されているが身体が弱くすぐ寝込んでしまう。そんな一太郎を守るべく、手代に身を替えた犬神・白沢、屏風のぞきや小鬼が身の周りに控えている。ある夜、ひとり歩きをした一太郎は人殺しを目撃してしまう。あやかしたちの力を借りて下手人探しに乗り出すものの…。心優しい若だんなと妖怪たちが繰り広げる愉快で不思議な人情推理帖!第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 初めて畠中恵さんの「しゃばけ」読んだ。作品名も作者名も出始めの時から知っていたけど今になってやっと読んだ。このあと続々とヒットが続いているけどその魁の作品、さすがに面白い!一気に読み終えた。二昔も前に出た本だけど全然色褪せてない。食わず嫌いだったのが勿体ない気持ち 笑。

  • 江戸の大店「長崎屋」の一人息子「一太郎」。

    生来、体が弱くすぐに寝付いてしまう一太郎の出生の裏にある
    大きな秘密と、妖が見える謎が血生臭い事件と絡み合いながら
    人と妖の世界を楽しく、切なく、一気に惹き込んで見せてくれる
    しゃばけシリーズが大好き。

    妖よりも恐ろしい人の世界。
    人の欲にはきりがなく、時に自分の身さえ滅ぼしてしまう。

    100年を過ぎ大切にされてきた"物"には魂が宿り、付喪神へとなる。
    人が不老不死の夢を見るように、"物"は付喪神になることを願う。

    命あることはとても大切で、本能としても"生きる"ということを
    欲してしまうけれど、根幹だけに囚われて
    欲で目の前が見えなくなってしまうのは本末転倒でとても切ない。

    限りある時間を大切にしながら、その時間を周りにいるみんなと
    穏やかに幸せを持ちつ持たれつしながら大切に生きたいなと
    しゃばけを読むたびに心から思う。

    生きる命、生きたいと願った命、生きて欲しいと願われた命。
    すべてすべて大切で、生を受けるということは
    うれしいことばかりではないけれど、今ある命も、消えてしまった命も
    すべてが交わって1つの世界であることを忘れずにいたい。

    一太郎の優しさがすべてをあたたかく解いてくれるといいなぁ。

  • とうとう「しゃばけ」シリーズを読むことにした。
    体の弱い薬屋の若だんなと愉快な妖たち。一太郎はほとんど寝たきりという程体が弱いという割には、結構しっかりとした考えや知識を持っていて、頼もしいとまではまだ言えないが、今後シリーズを読んでいく上で好感の持てる主人公だった。周りの妖たちがまた愛すべきキャラクターばかりで、続きを読むのが楽しみだ。
    早速、家で物音が聞こえたら「鳴家だな!」と思うほど影響受けやすい私(笑)

  • 面白かった!完全に引き込まれた。江戸が舞台で妖が出てくる話は新鮮だし、様々な人や妖たちの関係や、長崎屋の秘密、謎が解けていく過程がよかった。

  • 笑うだけで命が危うくなるほど病弱な若旦那、一太郎と、彼を取り巻く妖怪たちが、謎の薬を求めて起こる連続薬問屋殺しの謎を解く時代物。

    少し興奮すると発熱して寝込んでしまう体ゆえに、砂糖よりも甘い両親に溺愛されている一太郎は、裕福ゆえ世事には疎いけれども、実はものすごく強い人。人間に化けて彼を守っている手代の犬神と白沢なんか目じゃない。

    一見妖怪たちと若旦那のほんわか人情モノ、に見えて、“どうにもならないこと”をどうにかしようとすることと、どうにもせずに受け入れること、の強さを突きつける物語。

  • 病弱な若旦那 過保護な両親 そしてもっと過保護な妖怪たち・・・

    おもしろいです。

  • すっかり大好物になっているしゃばけシリーズ、2作目からは全制覇しているがこの処女作は映画をちらっと見たのみ。そうかそうか、長崎屋の物語はこうしてはじまって、一太郎の出生の秘密はこういうことね!やっとはっきりわかった。だからこんなに病弱で、妖たちに守られているのね。なんか、まだ、鳴家のキャラがいまと違って、初登場で「お帰りなさいまし」なんて戸を開けてくれたりするからずっこけちゃった(笑)最初はきゅわきゅわしてなかったのね。。でも仁吉佐助一太郎はぜんぜん違和感ない。よほど作者の頭のなかでは長く練り上げられていたキャラだったのかもなぁ。わくわくするねえ。これを1作目に読んでいたらさらに感動したろうな、こんなに続きが読みたくなるストーリーに出会えて。出端はひと死にの多い事件だったんだなぁ。いやあいいよ、数あるベットルームディテクティブのなかでもやっぱ一番すきな設定かも。聡明で驕らず勇気の使いどころに長けた若旦那。それを守る登場人物(登場妖?)の魅力も含めて。いまや押しもおされぬ大人気シリーズ、新しいお話が待ちきれない一人です!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「聡明で驕らず勇気の使いどころに長けた若旦那」
      上手い!
      若だんなの良いトコロを簡潔に言い表してる。
      「聡明で驕らず勇気の使いどころに長けた若旦那」
      上手い!
      若だんなの良いトコロを簡潔に言い表してる。
      2013/04/15
  • 2008年を振り返ると、私にとっては「江戸もの」がブレイクした一年でした。「居眠り磐音」シリーズに始まり、大河の篤姫にもハマりました。その一環で、この小説も職場の先輩にすすめていただきました。

    江戸の人たちのしゃべり、生きざま、人情、いろんなことが魅力的なんだよね~。
    この小説も、軽いんだけどそれだけでもなくてとっても面白いです。登場人物(?)すべてが魅力的。続編もずいぶん出ているようなので長く楽しめそうです。

  • コミカルな妖怪時代ミステリ、とでも言えばいいのか。面白くさらっと読めちゃう一冊。妖がばかばか登場して、当然事件もそれ絡み。「こんなのあり?」と思わないでもないけれど、妖が登場するのは前提だしね。それを踏まえた謎の提起もきちんとされてるので、ばっちしミステリでしょう。
    キャラクターも好感が持てる。とことん病弱で甘やかされまくってる「若だんな」は一見頼りなさそうなのに、実はすごくかっこ良いし。登場する数々の妖も魅力的。しかし一方で「尋常ならざる力を持っている」はずの犬神と白沢は本当に強いのかが非常に疑問(笑)。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「実はすごくかっこ良い」
      常に、身体じゃなく頭を働かせているし、心根も真っ直ぐで好感持てますからね。
      私は、4~5冊読んで残りは積んでいる。...
      「実はすごくかっこ良い」
      常に、身体じゃなく頭を働かせているし、心根も真っ直ぐで好感持てますからね。
      私は、4~5冊読んで残りは積んでいる。早く読まなきゃ(って本が山積です)
      2012/11/02
  • 若だんなーーーーー!!!←

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「若だんなーーーーー!!!」
      私は鳴家と屏風のぞきのファン
      「若だんなーーーーー!!!」
      私は鳴家と屏風のぞきのファン
      2013/03/08
  • 新聞で紹介されて一巻を購入したのがきっかけ。現在も続編刊行中!
    妖怪もの&推理モノ??
    これは面白い。出てくる登場人物(妖怪はもちろん!人間もね)がとっても魅力的★ 皆 個性豊かに描かれてます。妖怪達と人間の考え方の違いがところどころにでてくるのも面白い。多分、ほんとに妖怪が人間と暮らしたらそうなるかもね。

    ○江戸の大店、薬種問屋の若だんなは一日に何度も死にかけるほどとっても病弱。そんな一人息子に大甘な両親と二人の手代実はこの手代、人間じゃあない。若だんなの周りにはなぜか妖怪達が集まっている。
    そんな若だんなが外出先で事件に巻き込まれる。妖怪達の手を借りて若だんなは事件の解決に動き出す。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「妖怪達と人間の考え方の違いが」
      コレがまた面白いですよね、でも佐助も仁吉も、ちゃんとお勤め果たしているんだから、違うのはちょっとだけで、案...
      「妖怪達と人間の考え方の違いが」
      コレがまた面白いですよね、でも佐助も仁吉も、ちゃんとお勤め果たしているんだから、違うのはちょっとだけで、案外考え方の根本は同じなのかも。と思ったりして(単に人間に合わせて遣ってるだけ?)。。。
      2013/02/07
  • ≪県立図書館≫

    マンガみたいだな、と読みだした。
    キャラクターも設定もポップな感じだ。
    殺人事件の黒幕も想像がついたから、中盤すぎまでは淡々と読んだ。
    見越しの入道がでてきたあたりから、ぐっと面白くなった。
    一太郎の出生の秘密、どうやってなりそこないをやっつけるのか、というあたりがおもしろかった。
    しゃばけというタイトルと、いつ結びつくのかな、とずっと気にしながら読んでいたけれど、「名誉や利得」というよりはなりそこないの「生存」に関わる欲求だったような気がする。
    この先の一太郎の成長が楽しみです。

  • 職場の新聞で紹介されていた本。

    おもしろそうだったので借りて読んでみた。

    江戸時代の「百鬼夜行抄」(今市子)のようだった。

    ところで、手代って何?あと、首を切り落とした理由って何?妖だから、人と考え方がちがうからというだけの理由でよかったのか?

    なかなかおもしろかったので、続きも読んでみようと思う。

  • 舞台が江戸時代、さらには魅力的な妖怪がたくさん登場して、一気に虜。登場キャラクターがみんなで楽しませてくれる。すごい勢いで読み進め、すぐに最新作待ちの仲間入りしてしまった。

  • 若だんな、体弱すぎて心配です。早く次を読まなくちゃ。時代物がなんとなく苦手で、昔から知ってたのに読む気になれずにいたシリーズ。やっと読み始め。
    あんまり時代臭がしないし、妖怪たちが可愛い。

  • 妖怪や人殺しが夢に出てきてうなされた。
    途中で断念。

  • 体が弱いってもんじゃないほど弱い若だんなが主人公の、お江戸不思議草紙。
    人死にが出るけれど、人間の常識から時々外れる妖たちが可愛らしくて面白いお話でした。
    しばらくはシリーズで楽しめそうです♪

  • 友達にオススメして貰った本読了。
    体が弱く妖が見える主人公が、、付き人である妖にも内緒で家を抜けだしたところ、人殺しと遭遇してしまい…という内容。

    シリーズ物の1巻目なので、全ては明かされないのだろうと思いきや、意外とアッサリと、主人公は何故妖が見えるのか?が分かり、しかしそれが更にワクワクさせられる。
    最後はここで終わっちゃうのか、という感じだったので、今後も気になるし2巻を読もうと思う。

  • シリーズ第1巻。薬種問屋の身体の弱い若旦那と妖かし達が活躍する歴史ファンタジー。
    大工殺しから始まり、薬種問屋がそれぞれ別々の犯人に襲われる不可解な事件が起こり、この事件が若旦那の生い立ちに大きく関わっており…。
    読みやすく、ミステリー要素もあったので先が気になり一気に読みました。妖かし達はかっこよかったり、可愛かったり、それぞれ個性があって親近感が湧きます。家鳴りがかわいい。
    次はどんな妖かしが登場するのか、次作も期待です。

  • しゃばけシリーズ①

  •  存在は知っていたけれど、読んだことなかった本シリーズ。

     病弱な若だんなとそれを守る妖怪たち、てなってて、長く続くシリーズだから、1作目のこの本は、登場人物たちの出会いから始まるのかと思いきや、もう普通に若だんなと妖怪たちは仲良しだった (笑)

     この本でも鳴家が登場するけど、『豆腐小僧』に出て来たのとはまた違ったキャラで、こちらは妙にかわいかった。

     人殺しがあって、若だんなが推理をするんで、ミステリ要素もあるな、て思って、ミステリのカテゴリに入れてみたけど……違ったかな。まぁいいや。

  • 悪くないけど、自分には合わなかった…残念…

  • 「2012年 POPコンテスト」
    「2014年 POPコンテスト」
    「2018年 POPコンテスト」

    http://opac.lib.tokushima-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?materialid=207002909

  • 読み進められなかった…

  • 妖怪とかお化けとかあまり興味がわかず敬遠してたのだがまんまことついでに読んでみようと思い立って読みました。
    結果、面白かったです。図書館にあるだけは読んでみよう!

  • 江戸時代。妖(あやかし)を見ることができる、病弱な青年が自分の周りで起こるさまざまな事件を解決していく。
    いろいろな妖(あやかし)が、個性的で楽しい。人の姿をした妖も、なんとなく人と違う考え方とか行動をするのがおもしろい。
    (新潮文庫100冊)

  • ‎しゃばけ、読了!
    妖怪好きなので発刊当時からずーっと読みたくて、ようやく٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ 期待通り、すごく面白かった!病弱な若だんなの芯のある優しさと、過保護な妖怪たちの甲斐甲斐しい姿。人の生き死にはあるけど毒が無くて、自分も頑張ろうっていう気持ちで読み終わった!

  • 時代物の世界になじむのに時間がかかったけど、一太郎を囲む仁吉・佐助の手代2人や屏風のぞき、鳴家等々の妖たちが憎めない。
    一太郎の今後が気になる。と思ってたらシリーズ化されてたんですね。次も即、本屋で探しちゃいました。

    実写化はイメージがわかなかったのでキャストは見てません。

  • 大前提のところなんだけども、これ、妖怪を出す必要あったかな…??
    主人公の「お守り」二人は妖怪らしさをほとんど見せないし、真相もそれをやったらほとんど何でもありじゃ、という感じ。
    家守や屏風の妖怪は面白かったけれども、ほんの彩りなわけだし。
    主人公の家族や和菓子屋の幼馴染などはいいキャラクターだったので、そちらをもっと読みたかったと思ってしまった。
    主人公の体の具合も重病なんだか大したことないんだか話の都合で左右され、あまり納得出来ず。
    お守り二人に甘やかされる主人公になりきって読めれば楽しいのかも。
    文章は読みやすかった。

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著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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