しゃばけ

著者 :
  • 新潮社
3.88
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本棚登録 : 2497
レビュー : 403
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104507016

感想・レビュー・書評

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  • 初めて畠中恵さんの「しゃばけ」読んだ。作品名も作者名も出始めの時から知っていたけど今になってやっと読んだ。このあと続々とヒットが続いているけどその魁の作品、さすがに面白い!一気に読み終えた。二昔も前に出た本だけど全然色褪せてない。食わず嫌いだったのが勿体ない気持ち 笑。

  • 江戸の大店「長崎屋」の一人息子「一太郎」。

    生来、体が弱くすぐに寝付いてしまう一太郎の出生の裏にある
    大きな秘密と、妖が見える謎が血生臭い事件と絡み合いながら
    人と妖の世界を楽しく、切なく、一気に惹き込んで見せてくれる
    しゃばけシリーズが大好き。

    妖よりも恐ろしい人の世界。
    人の欲にはきりがなく、時に自分の身さえ滅ぼしてしまう。

    100年を過ぎ大切にされてきた"物"には魂が宿り、付喪神へとなる。
    人が不老不死の夢を見るように、"物"は付喪神になることを願う。

    命あることはとても大切で、本能としても"生きる"ということを
    欲してしまうけれど、根幹だけに囚われて
    欲で目の前が見えなくなってしまうのは本末転倒でとても切ない。

    限りある時間を大切にしながら、その時間を周りにいるみんなと
    穏やかに幸せを持ちつ持たれつしながら大切に生きたいなと
    しゃばけを読むたびに心から思う。

    生きる命、生きたいと願った命、生きて欲しいと願われた命。
    すべてすべて大切で、生を受けるということは
    うれしいことばかりではないけれど、今ある命も、消えてしまった命も
    すべてが交わって1つの世界であることを忘れずにいたい。

    一太郎の優しさがすべてをあたたかく解いてくれるといいなぁ。

  • 面白かった!完全に引き込まれた。江戸が舞台で妖が出てくる話は新鮮だし、様々な人や妖たちの関係や、長崎屋の秘密、謎が解けていく過程がよかった。

  • すっかり大好物になっているしゃばけシリーズ、2作目からは全制覇しているがこの処女作は映画をちらっと見たのみ。そうかそうか、長崎屋の物語はこうしてはじまって、一太郎の出生の秘密はこういうことね!やっとはっきりわかった。だからこんなに病弱で、妖たちに守られているのね。なんか、まだ、鳴家のキャラがいまと違って、初登場で「お帰りなさいまし」なんて戸を開けてくれたりするからずっこけちゃった(笑)最初はきゅわきゅわしてなかったのね。。でも仁吉佐助一太郎はぜんぜん違和感ない。よほど作者の頭のなかでは長く練り上げられていたキャラだったのかもなぁ。わくわくするねえ。これを1作目に読んでいたらさらに感動したろうな、こんなに続きが読みたくなるストーリーに出会えて。出端はひと死にの多い事件だったんだなぁ。いやあいいよ、数あるベットルームディテクティブのなかでもやっぱ一番すきな設定かも。聡明で驕らず勇気の使いどころに長けた若旦那。それを守る登場人物(登場妖?)の魅力も含めて。いまや押しもおされぬ大人気シリーズ、新しいお話が待ちきれない一人です!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「聡明で驕らず勇気の使いどころに長けた若旦那」
      上手い!
      若だんなの良いトコロを簡潔に言い表してる。
      「聡明で驕らず勇気の使いどころに長けた若旦那」
      上手い!
      若だんなの良いトコロを簡潔に言い表してる。
      2013/04/15
  • コミカルな妖怪時代ミステリ、とでも言えばいいのか。面白くさらっと読めちゃう一冊。妖がばかばか登場して、当然事件もそれ絡み。「こんなのあり?」と思わないでもないけれど、妖が登場するのは前提だしね。それを踏まえた謎の提起もきちんとされてるので、ばっちしミステリでしょう。
    キャラクターも好感が持てる。とことん病弱で甘やかされまくってる「若だんな」は一見頼りなさそうなのに、実はすごくかっこ良いし。登場する数々の妖も魅力的。しかし一方で「尋常ならざる力を持っている」はずの犬神と白沢は本当に強いのかが非常に疑問(笑)。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「実はすごくかっこ良い」
      常に、身体じゃなく頭を働かせているし、心根も真っ直ぐで好感持てますからね。
      私は、4~5冊読んで残りは積んでいる。...
      「実はすごくかっこ良い」
      常に、身体じゃなく頭を働かせているし、心根も真っ直ぐで好感持てますからね。
      私は、4~5冊読んで残りは積んでいる。早く読まなきゃ(って本が山積です)
      2012/11/02
  • 若だんなーーーーー!!!←

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「若だんなーーーーー!!!」
      私は鳴家と屏風のぞきのファン
      「若だんなーーーーー!!!」
      私は鳴家と屏風のぞきのファン
      2013/03/08
  • 新聞で紹介されて一巻を購入したのがきっかけ。現在も続編刊行中!
    妖怪もの&推理モノ??
    これは面白い。出てくる登場人物(妖怪はもちろん!人間もね)がとっても魅力的★ 皆 個性豊かに描かれてます。妖怪達と人間の考え方の違いがところどころにでてくるのも面白い。多分、ほんとに妖怪が人間と暮らしたらそうなるかもね。

    ○江戸の大店、薬種問屋の若だんなは一日に何度も死にかけるほどとっても病弱。そんな一人息子に大甘な両親と二人の手代実はこの手代、人間じゃあない。若だんなの周りにはなぜか妖怪達が集まっている。
    そんな若だんなが外出先で事件に巻き込まれる。妖怪達の手を借りて若だんなは事件の解決に動き出す。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「妖怪達と人間の考え方の違いが」
      コレがまた面白いですよね、でも佐助も仁吉も、ちゃんとお勤め果たしているんだから、違うのはちょっとだけで、案...
      「妖怪達と人間の考え方の違いが」
      コレがまた面白いですよね、でも佐助も仁吉も、ちゃんとお勤め果たしているんだから、違うのはちょっとだけで、案外考え方の根本は同じなのかも。と思ったりして(単に人間に合わせて遣ってるだけ?)。。。
      2013/02/07
  • 舞台が江戸時代、さらには魅力的な妖怪がたくさん登場して、一気に虜。登場キャラクターがみんなで楽しませてくれる。すごい勢いで読み進め、すぐに最新作待ちの仲間入りしてしまった。

  • 体が弱いってもんじゃないほど弱い若だんなが主人公の、お江戸不思議草紙。
    人死にが出るけれど、人間の常識から時々外れる妖たちが可愛らしくて面白いお話でした。
    しばらくはシリーズで楽しめそうです♪

  •  存在は知っていたけれど、読んだことなかった本シリーズ。

     病弱な若だんなとそれを守る妖怪たち、てなってて、長く続くシリーズだから、1作目のこの本は、登場人物たちの出会いから始まるのかと思いきや、もう普通に若だんなと妖怪たちは仲良しだった (笑)

     この本でも鳴家が登場するけど、『豆腐小僧』に出て来たのとはまた違ったキャラで、こちらは妙にかわいかった。

     人殺しがあって、若だんなが推理をするんで、ミステリ要素もあるな、て思って、ミステリのカテゴリに入れてみたけど……違ったかな。まぁいいや。

  • 妖怪とかお化けとかあまり興味がわかず敬遠してたのだがまんまことついでに読んでみようと思い立って読みました。
    結果、面白かったです。図書館にあるだけは読んでみよう!

  • ‎しゃばけ、読了!
    妖怪好きなので発刊当時からずーっと読みたくて、ようやく٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ 期待通り、すごく面白かった!病弱な若だんなの芯のある優しさと、過保護な妖怪たちの甲斐甲斐しい姿。人の生き死にはあるけど毒が無くて、自分も頑張ろうっていう気持ちで読み終わった!

  • 時代物の世界になじむのに時間がかかったけど、一太郎を囲む仁吉・佐助の手代2人や屏風のぞき、鳴家等々の妖たちが憎めない。
    一太郎の今後が気になる。と思ってたらシリーズ化されてたんですね。次も即、本屋で探しちゃいました。

    実写化はイメージがわかなかったのでキャストは見てません。

  • するするっと読み終えた。読んでて愉しゅうございました。

  • 読み始めてから終わりまで一気!
    妖いろいろ出てくるのも江戸の頃の描写も言葉使いも大好きなので、ニヤニヤしながら引き込まれっぱなし(o´∀`o)
    サラッと知らない言葉が紛れ込んでるけど、前後の文章からなんとなくこういうことかしら?と想像出来るのが多いので、読んでる時はそのまま読み流してたけど後からきちんと言葉を調べて「ふむふむ!」てなったり。
    考えこむような難しい内容じゃなく、軽く楽しむべき摩訶不思議なお話♪
    たーのしかったぁあああ!
    図書館で借りたんだけど欲しくなってしまった…あわわ))
    手代の2人が人気ありそうだけど、若だんなイイよ若だんな!

  • 畠中さんというと・・
    どうしても現代小説より時代小説です。
     
    で・・
    本作はまさにその代表作(*^^)v♪
     

    最新作の【ひよこまち】はまだ読んでないけど・・
    12冊読破はなかなか大変でした(^O^)
     

    小説家さん作家さんの頭の中は凄いな!と毎回感動してまいます!
     

    超おすすめであり!読書好きの王道?皆通道?・・必読です(V)o¥o(V)

  • 今は昔の物語。
    体は弱く、心は強い、青年の話。
    なんともひょうきんで憎めない異形は、妖怪とよばれるものの類い。
    かわいらしくて、ちょっぴり怖い、そんなやつらのお話。

  • 身体の弱い大店の若旦那と妖たちの物語。ほのぼのと読みやすく若旦那と妖との掛け合いが面白い。妖など不可思議なものが出てくるが、謎解きは特に無理もなくて良い。。江戸の暮らしや言葉がたくさん出てくるので少々難しいが、中高生にもオススメ。

  •  江戸時代の通町(江戸・日本橋の近く)、体の弱い若だんなと彼をとりまく妖(あやかし)たちの物語。
     病がちで友人は、近所の菓子屋の後つぎだけという若だんな・一太郎。育ての親というか、(実の親は健在)間近でいっしょに過ごしている手代二人は、妖、しかも、どうも身分の高い妖らしい。と、いうのは、妖が見える一太郎の周りには、小妖怪がちょろちょろするのだけれど、彼らはみんな手代二人に一目置いている様子。
     そんな一太郎が、禁じられている夜歩きをして帰り道に人殺しに出くわしたところから話ははじまります。

     シリーズものなのかな、一連におもしろそうなタイトルの本を出しているな~、と気になっていたら、今年は賞をとってしまった。そこで、というわけではないけれど、たぶんこれが1冊目?というのを読んでみました。
     江戸時代の風俗や、豪商の若だんなを含めた人々の言葉づかいなどがゆったりしていて、全体に余裕を感じます。江戸時代を舞台とした小説は、けっこう読んでいるけれど、ここまでみんな若だんな風に「~だよ」「~ねえ」とかって話す人がたくさん出てくる本は初めてです。最初は、手代までそんな風に話すので違和感を感じたのですが、豪商となると、手代も余裕があるのかなぁ。それとも妖だから、なんだか感覚が違うのかなぁなどと考えました。
     話におもしろみを加えているのが、その妖のずれっぷり。若だんなが大切で、とにかく彼を守ろうとする手代二人。二人とも、妖が人間に化けて手代として働いていて、その働きぶりも立派なのですが、端々で、人間の感覚とのずれがでてきて、苦笑するやら危ういやら。若だんなといっしょに「あれあれ」という気分になります。

     のんびりとした雰囲気はありますが、ことは人殺しが関わってくるので、状況は緊迫していきます。そのなかで、“箱入り息子”として育った一太郎が出す決断がみごとです。 シリーズものだとしたら、この一太郎のその後が読めるのでしょうか。同じ作者の別の本も読んでみたいと思います。

  • このシリーズは読むとホッとします。

  • 学校の日本学の授業の課題レポートのために読んだもの。
    かなり前から本屋でよく見かけていたものやけど
    表紙に惹かれることもなく、面白そうじゃないなぁ
    って思ってたけど、実際読んでみたら面白かった。

    しゃばけっていうのは物に憑りつく妖怪のことで(簡単にいうと)、
    体の弱い若だんなと殺人事件、妖怪たちの話。

  • 畠中氏の作品に出会ったのは、この本からである。一時期はアイドルによるドラマ化などもされていたので「ライトノベル」としての読み方もあるように思う。
    妖怪ものではあるが、畠中氏の他の著書と同じく人の関わりを中心に描かれていること、恐ろしげな話ではないことが若い女性読者の心をつかんだのではないだろうか。

  • 初めて出会えた時、3時間で読んじゃって次が出るのか、シリーズ化を期待してた都筑道夫先生のなめくじ長屋が思い出させるこっちは、妖怪番かって、
    末長く付き合いたい一冊だもの。

  • 柴田ゆうさんの絵も好きです
    すべてのものに神が宿ると教えられて育ちました。なのでトイレ以外でおしっこをするときは「●●の神様ごめんなさい」と唱えてからしてました(トイレの神様もいますけど・・・)。今でも山に行ったときなど、心の中で唱えてます。なので、この本に出てくる付喪神や妖怪たちが大好きです。子どものころにこの本に出会えてたらなぁ。柴田ゆうさんの絵もいいですねぇ。安心して読めて心温まる本です。映像化もされましたが、本が断然オススメ。

  • 出会いは大学の図書課題。
    あっと言う間に物語の世界に引き込まれました。

    外に出ただけで寝込むほど虚弱な江戸大店の若旦那。
    彼には人には言えない秘密があった。
    なんと、妖怪とのクウォーターだったのだっ!!!
    人に見えない妖を見ることが出来る若旦那にせっせと世話を焼く妖怪たちがなんとも可愛くほほえましい。

    病弱だけど頭を切れる!今日も病床で江戸の怪奇事件を華麗に解決!
    妖怪が出ているのに怖くないっ!不思議な江戸ファンタジー小説です。

  • 一時期超はまったシリーズ

  • 時代物は難しそうで嫌煙していたけど、すいすい読めた!ちょっとファンタジックだから好き嫌いありそうだけど、私は好きだなあ。シリーズあるみたいだから読みたい!

  • 旦那さまにお付きの妖怪に、皆キャラがたってて素敵!続きも気になる展開で、ついつい好きなキャラが活躍しないかとシリーズ物を買い足していってしまう…!

  • 病弱な若旦那の周りにはいつも妖怪と不思議な出来事がついて回ります。

  • 妖怪、江戸の人情、推理、病弱な若旦那。私の大好きな世界です。

著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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