うそうそ しゃばけシリーズ 5

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1853
レビュー : 256
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104507054

感想・レビュー・書評

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  • 日本橋の大店の若だんな・一太郎は、摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいた。その上、病だけでは足りず頭に怪我まで負ったため、主に大甘の二人の手代、兄・松之助と箱根へ湯治に行くことに!
    初めての旅に張り切る若だんなだったが、誘拐事件、天狗の襲撃、謎の少女の出現と、旅の雲行きはどんどん怪しくなっていき…。
    大好評「しゃばけ」シリーズ第五弾。

  • 若旦那が湯治へ。今回はお比女ちゃんとロマンスが生まれるかと思って期待したけど、残念。
    若旦那、カラダが弱い割りにいつも最後は大冒険。火事場のバカ力?

  • ほんわか癒し系時代小説、「しゃばけ」シリーズの第5弾です。
    今回は第1弾以来の長編。
    江戸を飛び出し、舞台は箱根へ。

    病弱な長崎屋の若だんな、一太郎は湯治で箱根へ行くことに。
    家の界隈からほとんど出たことのない若だんなが旅に出るとあって、長崎屋も周囲の妖(あやかし)たちも大騒ぎ。
    ところが、出立早々、頼りの兄(にい)や(長崎屋の手代。実は妖)たちが姿を消し、旅は不穏な雲行きに。
    そして、案の定、旅先で一大騒動が若だんなを待ち受けていた――というお話。

    なじみの江戸を離れてちょっと違った趣。
    いろいろなキャラクター(人間、その他)が登場してなかなか楽しめます。
    ただ、これまでの話の域を出ないというか、テーマ的に目新しさがなくて残念。

    これだったら短編の方がいいんじゃないかなあ。

  • シリーズ第5弾。勢いがとまらなくて文芸書で買ってしまった。
    今回は久しぶりに長編。
    若旦那は手代2人と松之助兄さんとで箱根に湯治に行くことになる。しかし、そこで山神の娘であるお比女ちゃんと出会い、この少女の力の不安定さからあれこれと事情がもつれ込み、何かと命を狙われることに。
    お比女ちゃんは若旦那と似た者同士だったのかな。武者修行みたいな感じで若旦那達に付いて江戸に来たってよかったのに、とか思った。
    今回は読むのが疲れた。若旦那が狙われてばかりで気を休めるときがなかったからかもしれない。いつもの軽いノリのが私はいいかな。

  • 「しゃばけ」「ぬしさまへ」「ねこのばば」「おまけのこ」
    と、シリーズが続き今回の作品「うそうそ」と続きます。

    畠中さんは、な~んと私と同じ年!
    高知県うまれの名古屋育ち
    デザイン学校のイラスト科を卒業し
    漫画アシスタント、書店員を経て
    漫画家デビュー!
    その後、作家をめざし
    2001年「しゃばけ」で第13回ファンタジーノベル大賞を受賞。
    見事、作家としてデビューされたという
    なんとも「羨ましい」経歴の持ち主です。

    さてシリーズの登場人物の紹介をしましょう。

    「一太郎」
    日本橋大店の廻船問屋長崎屋の一人息子。めっぽう体が弱い。
    ちょいっとした事ですぐに風邪を引き、
    風邪を引いたらこじらせてしまう程。
    そんな「若だんな」の祖母「ぎん」は皮衣(かわごろも)様という大妖。
    今は神である「だき尼天」(だきにてん)様の側に使え
    「若だんな」の側には居ない。
    皮衣様の孫であるせいか…「若だんな」は妖達を良く見る。
    って言うか…よく集まって来る←この表現の方が正しい(笑)
    「若だんな」っと言われて、本などで表現される人って
    気が弱くて軟弱で、めっぽう喧嘩が弱くて…っと
    良いイメージでは表現されないのですが…
    このシリーズの「若だんな」は体は弱いけれど
    人間の芯の部分がシッカリとしていて、
    人や妖達を気遣う事の出来る、と~ても良い男です。

    「佐助」
    長崎屋の手代
    実は皮衣様から体の弱い「若だんな」を守るために使わされた
    犬神。

    「仁吉」
    長崎屋の手代
    「佐助」と同じく、使わされた白沢(はくたく)

    「佐助」も「仁吉」も妖の中ではピカイチに強い。
    男っぷりも良し、腕っ節も立つ。
    しかし、所詮は妖。
    他の人間のことなんてコレっぽっちも考えない
    彼等二人の頭の中は何時も「若だんな」のことで一杯
    「若だんなが風邪をひかないか」「若だんながケガをしないか」
    それさえ、クリアできていれば彼等二人はハッピーなのです(笑)

    他に「屏風のぞき」「鳴家」「鈴彦姫」など妖怪多数出演。

    犬神や白沢、屏風のぞきに鳴家など
    摩訶不思議な妖怪達に守られながら、
    今日も寝込んでいる一太郎のもとへ
    お江戸を騒がす難事件が舞い込んでくる。
    それを妖怪達に手伝ってもらいながら解決してゆく
    痛快お江戸捕り物ファンタジー!ってな感じかな?

    史上最弱だけど
    最強の味方が憑いている!
    「若だんな」は体は最弱だけど、気持ちはスッキリ良い男
    頭のキレも良く、難事件を名推理で解決していくのは
    読んでいて気持ちがイイ。

    どこから読み出しても大丈夫!
    話の流れはモロ「マンガ風」
    読みやすいこと請け合いです(笑)

    最新刊の「うそうそ」は
    若だんなが始めてお江戸を出て
    箱根へ湯治に行きます。
    そこで起こる不思議な出来事を、さてはて
    体の弱い若だんなが一体、どーやって解決するのか
    お楽しみください。

    箱根か~
    私も会社を辞めて「湯治」に行きた~い!
    そして、日がな一日寝転がりながら
    溜まりに溜まっている本の山に頭から没頭したいよ~!

    積読状態の「うそうそ」にやっと手がつき…
    ついたと思ったら2日で読み終わりました(笑)
    読むスピードは人並み以上に早いと思うのだが…
    次々と本屋に行っては買ってしまうので
    一向に減った感じがしない…
    映画(DVD)も溜まってるし…(今年は結構見ている方だな…)
    スペシャル物TVの録画ビデオも溜まってる~

    一応、主婦だし(言い訳①)
    会社員だし(言い訳②)
    メシも作りゃ~、掃除も洗濯もしなくちゃネ(笑)
    体が二つ欲しい~っと思っている
    今日この頃なのです
    (あっ、二手に分かれたら、私しゃ読書担当がイイ!)

    追記 「佐助」か「仁吉」が居てくれたらナ~
       いや、佐助や仁吉なら…
       「頭が痛くなっては困るから、本は読まないで下さい」
       「大人しく、薬を飲んで寝ててください」
       「しっかり、食べなきゃダメじゃないですか」
       などと…うるさく言われて何も出来なくなりそうだ(笑)

  • しゃばけシリーズ。
    これは短編じゃなくて、長編。

    あの体の弱い若だんな、一太郎が
    なんと箱根へ湯治へ!

    もちろんいつもの手代も一緒。
    そして、お兄さんも付き添っての旅。

    なのに途中で手代たちが行方知れずに。
    そしていろんなトラブルに見舞われるふたり。
    頻発する地震。


    体の弱い若だんな、今回も大活躍。

  • しゃばけシリーズ長編。
    「自分はなぜここにいるのか、誰かの役に立っているのか」――誰もが、一度は抱く疑問でしょう。
    幼い頃の経験ゆえに心を閉ざし、己を見失ってしまった姫神。自分の力に無自覚で、何もできないと思い込んでいる。そのために、若だんなをねたみ、守役の天狗たちの暴走を招くわけですが。
    そもそもの原因は、孤独だった、ということでしょうか。姫神を心配し、思う気持ちは本物でも、妖のそれは人の感覚とはずれています。若だんなですら、兄やたちの言動に悩まされることがあるのですから、幼い姫神においては。
    個々の立場に立ってみれば、今回の騒動も無理らしからぬことだと思います。…もちろん、侍たちにはいっさい共感できませんが。

  • 若だんなの箱根湯治話。いつもは短編だけど今回は長編。
    相手の想いを見て自分の想いを知る。

  • 相変わらず病弱な若だんな

    夢枕に立つ恨みを込めた女の子に
    悩まされる日々

    そんな時
    祖母の妖 皮衣に呼ばれるまま
    箱根の湯治へ向かう

    初めての長旅は
    二人の手代
    佐助も仁吉が
    若だんなを守り
    兄の松之助も同行

    楽しい旅になるはずが
    芦ノ湖の龍神伝説にまつわる
    出来事に巻き込まれていく

    悲しみと怒りで地を揺らす
    夢枕の姫神様

    体も弱いし
    カも弱い
    優しさと
    誠実さで
    孤軍奮闘する若旦那

    いつも
    誰からも
    愛されている若だんなだからこそ
    優しく強くなれる

    そんな若だんな
    好きだ

  • 2/7/10図書館

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著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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