ゆんでめて しゃばけシリーズ 9

著者 :
  • 新潮社
3.77
  • (131)
  • (297)
  • (235)
  • (20)
  • (4)
本棚登録 : 1815
レビュー : 233
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104507122

作品紹介・あらすじ

身体は弱いが知恵に溢れる若だんなの、史上最大の後悔。ズレてはいるけど頼りになる妖たちも、今度ばかりは、助けられない?「しゃばけ」シリーズ第九弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • だいすきなしゃばけシリーズ♪なんかもう、安定してきたぶん、おおきな展開は期待できないのかなぁ、かといって、主役級になにかが起こるのも望んでないし、、というような時期に、えええ!屏風のぞきが!!そんな…。。。。。というパンチを与えつつ、最後には、それを見事に帳消しにするという。これはちょっと爽快だったし、なんか哲学的な学びもあった。どんなに順風でも逆風でも、人生は選択肢の連続で、いま選んできた道を歩んだばかりに、出会えたはずのもの、体験できたはずの世界を捨てている、、そういう捉え方もできるよね。つまるところ人生はいちどきりだけど、失った世界に空想をひろげたら、ひとの人生は何層にも可能性と後悔に満ちているものなんだよなぁ。結局もとの世界におさまっておわった今回、次はどういう出来事が待っているのかなぁ。このシリーズ、ずっと続いていくのか、それとも作者はさいごの話をすでに考えているのか。。。。まだまだ読みたい好物シリーズです。

  • しゃばけシリーズ9作目。
    「花の下にて合戦したる」と「雨の日の客」が好きです。
    やはりしゃばけは春のイメージ、桜が似合う。
    鈴彦姫は可愛いなぁ。そして禰々子姉さんかっこよすぎて惚れた。
    佐助が手玉に取られている様子は珍しくって面白かったです。
    目の前の道を弓手(左)へ進むか馬手(右)へ進むか、それだけのことで待ち受ける未来は大いに変わってくる、というお話。

  • どうなってしまうのか、不安な気持ちで読み始めたしゃばけシリーズ。この終わり方って。。。「おね」の話が一番好きです。

  • 巻がすすむごとにシリアスな展開が所々に含まれるようになったと思いますが、それでも長崎屋の面々は相変わらずなのだなぁと安心できるのがこのシリーズのいいところのように思います。きっと、長崎屋の妖怪たちは若だんなが居なくなったとしても嘆かないのではないかな、などと。


    大切なものを取り戻したとき、別のものを失わなければいけない。
    そもそも進むべきでなかった道で得た縁は、得るべきではなかった縁なのかなぁ…。

    勿論、これから何が若だんなを待っているのかは判らないのだけど、若だんなが憎からず思ったであろう人とはもうこの先会うことがないのだとしたらちょっと寂しいですね。

  • 「しゃばけ」シリーズ史上もっとも重苦しい幕開けです。特に屏風さんファンの私にはかなりつらいものがありました。若だんなの悔恨も痛々しいし。こんな物語は、あまりにも悲しい!
    だけど読み進むうちに「これは!?」という気分に。なるほど、こういう構成でしたか~。読み終わると、ほっと安心できます。
    お気に入りは「こいやこい」。ストーリーの面白さもさながら、ひさびさにかなりの謎解き要素もありますね。かなめのキャラもいいし。だけど最終的に○○が変わってしまったということは、若だんなと彼女はもう出会えないのかな? それが少し残念です。

  • ★★★★

  • 相変わらず安定の面白さ、妖怪たちのキャラもさることながら主人公の朴訥さがとても優しく温かい気持ちにさせてくれます。

    妖怪ファンタジックミステリ?笑笑

    この本をパッとジャンルに分けるならそんな感じ。笑笑!!!!
    妖怪のキャラや登場の仕方から、活躍まで毎度毎度楽しませてもらってます!いろんな神々が出てきたり、カッパやら狐やら狸やらが化かしあったり、なんとも奇妙キテレツな中緩やかに問題が解決してくれる、水戸黄門妖怪版のような、勧善懲悪的ストーリーで安心して、腰を据えて読めます。

    読みやすい。小学館とかでもいけるかんじ。

  • ひさびさにおもしろかった。

    結局すべてはなかったことになったのか。

    でも、次の巻当たりで「どこかで会ったような」という決まり文句でおねとか登場してくるような気がする。

  • 未来を決定づけたあの日あの時へ、時を遡っていくちょっと凝った構成。喪失の回避に安堵しながらも、若だんなにとってこれで本当に良かったのかなぁと疑問にも思う。別れや変化と向きあって成長する強さを見せてほしい。もう大分その頃合いだと思うんだけどな。

  • 若旦那が、タイムトリップ?角を右手に行くか、左手に行くかで出来事が違う!?

全233件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

ゆんでめて しゃばけシリーズ 9のその他の作品

畠中恵の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有川 浩
有川 浩
畠中 恵
有川 浩
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印

ゆんでめて しゃばけシリーズ 9を本棚に登録しているひと

ツイートする