ゆんでめて しゃばけシリーズ 9

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1963
感想 : 239
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104507122

感想・レビュー・書評

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  • しゃばけシリーズ第9弾。弓手(ゆんで)が左、馬手(めて)が右の意味。左に行くつもりが右に行ってしまった事から、大事な妖の友を失ってしまう。短編の話が、今回は4年後から始まり、3年後、2年後と時間をさかのぼっていく構成。虚弱な若旦那が成長していくいままでとは違う雰囲気。好みが分かれると思う。

  • 屏風のぞきがいなくなった!?

    若旦那が弓手、つまり左の道へ進むつもりであった。なのに、右へと駆けていったのだ。

    ここから始まる。

  • う~ん…

  • 2012.04.08

  • 面白かった。肩がこらずにすらすら読めて楽しかった。

  • 師走から年始にかけて、仕事に忙殺される日々からの逃避だろうか、しゃばけシリーズを最初から9冊も読んでしまった…!
    9冊目は、ちょっと悲しかった…。
    でも、ちゃんと最後はめでたしめでたしで良かった^ ^

  • あの時、あっちを選んでいたら。

    と思うコトは多々あるけれど。
    ココロはホントに自分がイイと思うモノを知っている。

  • 最初は????の連続で、巻数を間違えて読んだかと思いました。パラレルだったのね。うーん。いつも通りのしゃばけシリーズが、わたしはすきです。
    2013.10.09

  • 「しゃばけ」シリーズ第九弾、五作の短編集。第一話『ゆんでめて』・『こいやこい』と、付喪神の屏風のぞきに関わるストーリーが、第五話の『始まりの日』で第一話当日に戻る、不思議な展開でマンネリ化を避けたのかややこしく、第三・四話『花の下にて合戦したる』桜の化身の姉妹と若だんなの母おたえを守る守狐参加の飛鳥山での花見騒動・『雨の日の客』付喪神の鈴彦姫が稲荷神社で病気がちな若だんなの本復を願う百度参りで襲われたところを救う長身の女の正体などの、良い話の印象が薄まり残念。

  • 若だんなが兄のお祝いに外出したとき、うっかり左ではなく右の道を進んだことによって起こる話でした。
    四年後に起きた事柄からどんどん話は遡っていくのですが、右の道を選んだことによって悲しい別れも。
    そして、本来の左の道を選んでいたら。
    最後はほっと胸をなでおろすのですが、左の道では出会わない人々との話が遠ざかっていく感じは、惜しいような気もします。
    人との出会いは一期一会。
    物語の中だけではなく、違う道を選んでいたら、と思うことはあるのです。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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