ゆんでめて しゃばけシリーズ 9

著者 :
  • 新潮社
3.77
  • (131)
  • (296)
  • (236)
  • (20)
  • (4)
本棚登録 : 1823
レビュー : 232
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104507122

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 行きつ戻りつ
    間違えて進んだ未来と改めて進む未来

    一太郎にとってどちらの未来がよかったのか
    違う道を進んでも
    出会うものは出会うのであろうか

    出会って欲しい」なぁ

  • しゃばけシリーズ9。
    最初から衝撃的な話だった。
    まさか、あの屏風のぞきが?

    物語は一太郎の甥っ子の誕生に絡みながら、1年毎に遡る。
    最初は、長編として読もうと意識していたので、読みづらかったけれど、短編としては新しい人物が登場したりして新鮮で それぞれが魅力的だったし、最後の「始まりの日」を読んだ時に遡るという手法を取った意味がわかった気がしたし「うまい!」と思った。

    今回自分で意外だったのは、私は屏風のぞきというキャラクターが好きだったんだということ。


    なかなか屏風のぞきの声が聞こえないしゃばけシリーズは本当に寂しい。その意味でも、一太郎の気持ちがわかる気がしたし、「ゆんで」の道を選ぶか「めて」を選ぶか…あの時あちらを選んでいたら…みたいなことも良く考えるので、とても共感できた。

  • 連載はまったく目を通していないのですが、本として一冊に纏まると本領発揮、という作品ですね。5編の短編一作ごとに一年分、過去の話へ遡って行く訳ですが、この構成が5編目で上手く生かされています。読者がこの一冊で若だんなと一緒に体験して共感してきた出来事は、最終的には「読者しか覚えていない物語」になってしまいますが、それが少し寂しく感じられます。「ゆんで」か「めて」か。「あの時、」と誰もが一度は思う事だと思うので、お話としては共感が持てました。

  • 時系列が面白かった。
    最初は戸惑ったけど、読んでるうちに分かってきた。

  • しゃばけシリーズ・9

    時系列をさかのぼって、物語は進む

    普段とは少し違った語り口で、新鮮だった。そして、いつになく悲しい

    屏風のぞきと、本当に会えなくなってしまうの?と始終眉間にシワ寄せながら読んでしまった(-.-;)

  • 1話ずつ時間を遡るので読み始めは戸惑った。少し不思議な読了感。実際、人生って「ゆんでめて」なんだろうなと思った。

  • 人生にはいくつもの選択肢がある。
    あのときあちらを選んでいたら…と思うことは
    きっと誰にもあるけれど、誰も戻ることはできない。

    今回は正にそんな選択肢を書いたお話。

    そして次の『やなりいなり』への布石となっていく。

  • 良かったよ。屏風のぞきが戻ってきて。前作辺りから時系列の使い方を工夫していて。飽きずに読めます。

  • 遡ってく感じ、屏風のぞきは消えてしまったの?
    若だんな泣かないで!

  • 去年の9月に図書館に予約しておいたのが漸く回ってきました(*・ω・)ノ

    一本目から衝撃がデカすぎてギョッとしましたが、逆行していくのに気づき、なるほどな、と。

    それぞれの短編が最後にまとまる、と言うパターンとは違い、こう言うオチかあ…
    人間がつい囚われてしまうことが叶ってしまっている…

    ハッピーエンドの中にちょっとした切なさ。でもまあいずれまた運命が交差する日が来るのかも。

    おねさんと佐助には是非とも出逢ってもらいたい。

    権太も好きだなあ。

    でも一番好きなのは屏風のぞき、鳴家なので!

    一本目の板絵の憑き物、最後に登場した絵師とは無関係ですかね。

全232件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

ゆんでめて しゃばけシリーズ 9のその他の作品

畠中恵の作品

ツイートする