ゆんでめて しゃばけシリーズ 9

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1821
レビュー : 233
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104507122

作品紹介・あらすじ

身体は弱いが知恵に溢れる若だんなの、史上最大の後悔。ズレてはいるけど頼りになる妖たちも、今度ばかりは、助けられない?「しゃばけ」シリーズ第九弾。

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず安定の面白さ、妖怪たちのキャラもさることながら主人公の朴訥さがとても優しく温かい気持ちにさせてくれます。

    妖怪ファンタジックミステリ?笑笑

    この本をパッとジャンルに分けるならそんな感じ。笑笑!!!!
    妖怪のキャラや登場の仕方から、活躍まで毎度毎度楽しませてもらってます!いろんな神々が出てきたり、カッパやら狐やら狸やらが化かしあったり、なんとも奇妙キテレツな中緩やかに問題が解決してくれる、水戸黄門妖怪版のような、勧善懲悪的ストーリーで安心して、腰を据えて読めます。

    読みやすい。小学館とかでもいけるかんじ。

  • ひさびさにおもしろかった。

    結局すべてはなかったことになったのか。

    でも、次の巻当たりで「どこかで会ったような」という決まり文句でおねとか登場してくるような気がする。

  • 未来を決定づけたあの日あの時へ、時を遡っていくちょっと凝った構成。喪失の回避に安堵しながらも、若だんなにとってこれで本当に良かったのかなぁと疑問にも思う。別れや変化と向きあって成長する強さを見せてほしい。もう大分その頃合いだと思うんだけどな。

  • 若旦那が、タイムトリップ?角を右手に行くか、左手に行くかで出来事が違う!?

  • しゃばけシリーズのif物。
    短編集に近いけど読み進めるに従って時を遡っていくのでちょっと違和感がある話でした。
    若旦那もちょっと成長したような気もするけど、妖たちは相変わらずだし二人の兄やも甘々なので成長した感が薄れてしまってる。それでも若旦那自らが行動する場面が増えたのはいい。
    次に期待。

  • 第九弾。短編集。

    ゆんでめて
    弓手は左、馬手が右。
    左へ進むつもりの道を右に進み、長崎屋の離れへ帰るのが遅れた。その日近くで火事があり、延焼を防ぐため離れは壊された。屏風は損なわれ、修理に出しても職人も仁吉の薬湯も駄目で、老職人に頼むも卒中で亡くなり、屏風は戻らなかった。
    もし早く帰っていたらと何年も後悔していた。

    こいやこい
    七之助の嫁候補が江戸に来る。

    花の下にて合戦したる
    飛鳥山にみんなで花見。

    雨の日の客
    雨続きの日に龍に目を返し、利根川のねねこ河童に会う。
    佐助を照れさせる稀少なタイプ。

    始まりの日
    生目神は若だんなが右に進むきっかけになった小さな祠の主を若だんなに見られないよう姿を隠した。
    若だんなは弓手に進み、屏風達を壊れないように穴蔵に隠すことが出来た。
    生目神は時間を戻ったり出来るらしい。
    生目神が時間を帰るまでの間に出会った人や妖とは何も無くなるのかなぁ。

  • 連作シリーズものの宿命で、キャラが成長していくとやはり別れもあるわけで…ちょっぴりビターになりましたね。

  • しゃばけ版パラレルワールド。

    些細なことが、その後の人生を左右するのだなぁ。
    得るものがあればその分失うことも、失わずにすめば得るものもなく。ひとは押し並べてその両手に見合うだけのものしか手にはできないということをしみじみと感じた。

  • 人生の分岐点・・・と言うには、ほんの些細な事。
    右へ行くか、左へ行くか、それだけなのに、
    誤った方向へ行くと、どうなってしまうのか?
    たぶん、生目神の眼で追った、
    逆行した若だんなの別人生の話で、
    一年ごとの大事な話を連作短編で綴っている。
    ゆんでめで・・・屏風のぞき
    こいやこい・・・恋心
    花の下にて合戦したる・・・皆が集う花見
    雨の日の客・・・おねと不思議な珠
    それぞれの行方&行く末で得るもの&失うものは、
    始まりの日・・・正しい道へ
    行くことによって消えてしまう。
    ・・・で、あっても、どちらの道へ行ったとしても、
    若だんなは事件に巻き込まれてしまうんだな~(^^;

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著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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