むすびつき しゃばけシリーズ17

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 170
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104507252

作品紹介・あらすじ

箱根に出かけた病弱若だんなの身に、一体何が? 累計800万部を超える「しゃばけ」シリーズ最新刊! 自称「若だんなの生まれ変わり」という死神が、三人も長崎屋に乗り込んできちゃった! その上、前世の若だんなに会ったことがあると言い出す妖が続出? 前世の若だんなって、いったいどんな人だったの〜? 妖は長い時を生きる。けど、人はいずれ……。だけど、みんなと一緒なら、明日へ行ける! 大人気シリーズ第17弾。

感想・レビュー・書評

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  • 自称霊媒師に「あなたの前世見てあげましょう」なんて言われたら、絶対にインチキで金目当てだ。
    しかしそれが、しゃばけの世界では…いや、若だんなのまわりの出来事だったら信じてしまう。

    家族のように一緒に過ごしている妖(あやかし)たちだけれど、彼らはひととは違うことわりの中に生きている、と若だんな時々自分に言い聞かせるかのように思う。
    その一つが、「時間」の観念。
    生きては死に、生まれ変わり…
    ただの口説き文句でなしに、前世の自分に想いを寄せる人や、転生をそばで見守っていた人もいて…

    ただ、人生一度きりだからいいという面もあると思うし、甘えかもしれないけど死んでご破算になるからやり直しがきく面もあるだろうし、前世の責まで追いたくないな…
    そんなことを考えてしまう。

    いつもより若だんなの影が薄いなあ…
    たくさんの転生の中の一つの人生、みたいに思えてしまうから?
    この本は過去の話ですが、明治のお話の先も知りたいです。


    『昔会った人』
    金次が今、長崎屋にいる縁とは…
    最初のお話だから王道。

    『ひと月半』
    若だんなが箱根に湯治に行ってひと月半…
    居るべき人がいないことで思わぬ騒動になる、長崎屋の離れ。

    『むすびつき』
    自分もどこかで、若だんなと“前世の縁”があったらいいなと思う、付喪神の鈴彦姫。
    本体の鈴がある神社の昔の神主が思い当たるが…

    『くわれる』
    栄吉は餡子にこだわらず、せんべい屋になればいいと思うんですよ。
    そして、鬼の青刃が健気。
    青刃の“青”は青い鳥の青?
    そばにいる幸せに気づいてあげて。

    『こわいものなし』
    夕助さんの転生が、落語みたいで面白い。
    いや…百万回生きたねこ…かな?

  • しゃばけシリーズも第17弾。
    本作では輪廻転生がテーマか。以前、転生した若旦那を妖たちが待ち続けるという回があったが、それに通じる気がした。

  • 若だんなの生まれ変わりが今回のテーマかな。
    鈴彦姫が可愛くて。
    でも、一生懸命なあまりに、そこに気付かないのね(笑)
    なんだか微笑ましい。
    もみじさんの、あやかしゆえの思い込みに苦笑い。
    その後の騒動は、ちょっと切ない。
    若だんなより先に栄吉の将来の方が先に動くかな。
    がんばれ。栄吉。
    今回は、兄やたち、ちょっとおとなしめだったかも。

  • しゃばけシリーズ。今回は前世がテーマ。長く生きる妖と、命の短い人間それぞれの生き方、そしてその間の絆を深く感じさせられる物語です。
    お気に入りは「こわいものなし」。ここだけの登場だけれど、夕助のキャラがなんとも絶妙。まさかそんなことになってしまうとは! だけれど。彼はこれで満足なのかなあ。ある意味これこそがとんでもなく怖い状況じゃないかという気もするのだけれど。落ち着くところに落ち着いた気はするかな。

  • 今回のテーマは“生まれ変わり”と“転生”。
    相変わらずの妖たちが大騒ぎ(^^♪
    序・・・・・・・・・・・・・・・若だんなは二百年前どこにいたの?
    昔会った人・・・・・・・戦国時代の貧乏神が出会ったのは、蒼玉と
       二人の男。その出会いから合戦に巻き込まれた貧乏神と
       若だんなの縁とは。
    ひと月半・・・・・・・・・湯治に出掛けた若だんなが死んだ?
       生まれ変わりだと訪れたのは三人!それも死神だって?
    むすびつき・・・・・・・鈴彦姫が前世の若だんなと思ってた人。
       調べていくうちに彼女のいる神社の危機と向き合うことと
       なる。果たして失せ物の金は見つかるのか。
    くわれる・・・・・・・・・前世の若だんなに会いに来た、鬼女のもみじ。
       彼女と於りんちゃんが攫われてしまい、若だんなと
       悪鬼の青刃は知恵を絞るが、そこに栄吉の悩みも絡んで・・・。
    こわいものなし・・・今生の事を覚えたままの転生を願う、夕助。
       ある事件に巻き込まれて命を失うが、ひょんな事情で
       若だんなたちの前で転生を繰り返すことになる。そして。
    終・・・・・・・・・・・・・・・私は今、ここにいる。皆と一緒に。明日へ!
    「しゃばけ」シリーズ第十七弾。
    人の生と妖の生の長さは違う。転生しても会えるのか?
    人では無い生き物に転生しているかもしれない。
    でも今は皆と一緒にいるから・・・と若だんなは考えます。
    うん、大丈夫。縁があるから。
    「えどさがし」のように皆が探してくれるよ(^^♪

  • 【収録作品】序/昔会った人/ひと月半/むすびつき/くわれる/こわいものなし/終

  • 長かったシリーズもこれで終わりかな?現世の次も若だんなは、良い人に転生すると思う。

  • しゃばけ最新刊。今回も若だんなとあやかしたちが明るくあったかく事件を解決する。タイトルにちなんで、さまざまなむすびつきで短編が綴られる。巻末につけられた書き下ろしの「終」がとても良かった。人の死や転生については、永遠のなぞで、自分の死も大切な人の死も考えたくないが、考えない日は少ない。だから、この「終」がとても良かった。

  • 今年もしゃばけの新刊が出る季節だと、楽しみに待っていました。

    前世の若旦那に貧乏神の金治が会っていたり、今回は生まれ変わりがテーマの様です。
    相変わらずの妖達とほのぼのきゅわきゅわ。
    楽しく読みました。

  • ゆる~く怖くない妖達の怪異譚で休憩させていただきました

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著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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