ONとOFF

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104539017

作品紹介・あらすじ

ビル・ゲイツとネット社会の未来について語り合い、フランシス・コッポラにパスタを振る舞われる-「改革」の旗を掲げ十七万人の巨大企業を率いて七年、いま、世界で最も著名なビジネスパースンの一人となった著者はじめてのエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • オンは仕事オフはプライベートと言う視点でオフを充実させると結局は充実した仕事にも巡ってくると言う考え方。一流の人はやはり遊びも一流多くの遊びを通じて多くの学びを得ている。また人脈作りも遊びを通して得ることが多いようだ。これは鳥居祐一の言っていることにも通じる。

    要約者の藤井氏は人生の棚卸しを勧める。子供の頃親や先生に褒められた事は何だったか、将来の夢は何だったのか、クラブ活動では何をしていたか、得意な科目は何だったかということを思い出す。こうすることで自分が本当にやりたかったことを発見する人がたくさんいるそうだ。自分の原点に立ち返り、自分を深く見つめ直すと言う手法としては有効かもしれない。

  • ONとOFF

  • ソニーの元会長兼CEOの出井伸之氏の書いたエッセイ。
    後半のOFFの印象が強すぎるかも。CEOとしては何だか育ちの良さそうな、アクがなさそうな印象です。

    ●1999年に既にテレビとPCの融合が語られている。
    ☆最近考えているのはUsteramとテレビ、ブログ価格コムと新聞・雑誌の構造の変化。
    マスコミのパワーの限界とマスコミによる情報操作が明らかになってきてしまったのではないか。

    ●売ってからもうける
    ☆例えばappleのiPodから始まりiphoneにつながる一連の流れなどが代表例か。
    ☆IT、internetが出てきた当初にこういうことを考えられるのが経営者だなぁ。
    ☆私にはこういう先見の明がない。連想力や想像力が必要なのか。

    ●指揮者と経営者の共通点
    ・孤独である。
    ・常に勉強し続けなければいけない。
    ・基礎に忠実な部分と、革新を意識する部分とが両立しなければいけない。
    ・人材育成への情熱
    ☆経営者でなくても必要な要素のように思える。私もこうありたいものだ。

    ●ピーター・ドラッカーの言葉「予想はしていない。人が気づかないわずかな変化を予兆として捉えているだけ。それについて思索するのが私の仕事です。」

  • "この本が出版された当時、ソニー株式会社の会長兼CEOだった出井さんのエッセイ。
    社内の社員向けに発信していたものを再編集したものとのこと。
    いろんなものへの好奇心と好きだと公言しているクルマとワイン、何に対しても情熱を持って行動している様子がよくわかる。このころのソニーは今いずこへ・・・・"

  • 1998〜2002年、インターネットが個人と相対になる時代の出井氏のコメント集。
    10年以上経過した現在に読んで価値がある部分がある。経営者としての識見、ビジネスの結果論ではなく、氏のグローバリズムに対する考え方を今の社会と考察出来るテキストに最適か…
    それでもSONYは沈み、昔日の面影なし。
    盛者必衰は真理である。

  • 頂いた本。時系列じゃなくて読みにくい。テーマ別、時系列別など好きな順番で読めるブログってエッセイにはすごくぴったりな形なのかも。

  • (2003.06.02読了)(2003.05.22購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    ビル・ゲイツとネット社会の未来について語り合い、フランシス・コッポラにパスタを振る舞われる―「改革」の旗を掲げ十七万人の巨大企業を率いて七年、いま、世界で最も著名なビジネスパースンの一人となった著者はじめてのエッセイ集。

    ☆関連図書(既読)
    「出井伸之のホームページ」出井伸之著、ソニー・マガジンズ、1998.03.06

  •  先日読んだ盛田さんの本の記事(盛田昭夫の実践心理術)でも書いた通り僕はソニーフェチでした。そう言えば4711のコロンを初めて手に入れたのもソニータワーだった記憶があります。  本書の中に大前研一氏の分析で「天才・井深と盛田の創ったソニー」という記述があります。その後の社長が大賀氏・そしてこの出井氏と続く訳ですね。盛田さんは最後まで副社長だったので出井さんが3代目の社長。デジタルドリームキッズ期のソニーグループを率いた人。表紙のモモ(ポストペットのキャラクター)もその象徴でしょうね。 ソニーの初期のイメージはラジオ・ベータ―(ビデオ)・オーディオ・ウオークマンとAV路線でしたから。  その割には大賀さんの話があまりないのは・・・。更に後書きのみが秀逸であとは物足りない。もう一歩踏み込んだ内容が欲しかったと言うのはない物ねだりでしょうか。  そもそもがソニーグループの社内向けホームページの個人コーナーをまとめた(1998~2002年分)本書は、その成り立ち上出井氏自身の経営観や路線を理論的に一冊の本にまとめたものではない。経営者の戦略を直接全グループ社員に伝えるとともにその人となりをも伝える事をミッションにしていたであろうことはONとOFFというタイトルからも(後付であったとしても)うかがえる。 本書から1番読み取れるメッセージはスピード感を持て。危機意識を持て。先憂後楽の気概ですかね。


    http://chatarow.seesaa.net/article/123746592.html

  • はじめて読んだのはもう10年位前。ONはもちろんのこと、OFFでも意識的に生きていて、どんどん新しいものを吸収しようとしている姿に若いっていうのは年齢じゃなくてこういうことを言うんだなって思った。

  • ソニーの出井さんが社長、会長時代に社内コラムに書いた文を纏めたもの。
    ソニーの社長としてではなく、社外取締役のGMなどのことにも触れている。
    やはりソニーと言う世界的企業の社長だけあって、交流のある人なども超がつく有名な人が当たり前に出てくる。
    読んでいると非常に華やかで、世界中を飛び回っている印象。

    社長の仕事とは決断する事であると共に、世界の企業相手にトップセールスをする大切さが行間から読み取れる。

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著者プロフィール

1937年、東京都生まれ。60年早稲田大学卒業後、ソニー入社。主に欧州での海外事業に従事。オーディオ事業部長、コンピュータ事業部長、ホームビデオ事業部長など歴任した後、95年に社長就任。以後10年に渡り、ソニーの変革を主導した。退任後、2006年9月にクオンタムリープを設立。大企業の変革支援やベンチャー企業の育成支援などの活動を行う。NPO法人アジア・イノベーターズ・イニシアティブ理事長。

「2021年 『個のイノベーション ―対談集―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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