風が強く吹いている

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 5596
レビュー : 1330
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104541041

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!前半はやや退屈かもと思ったものの、箱根駅伝のシーンがとてもすてき。その後のみんなの様子が語られないのも、いいなあと思いました。

  • BOOKLIVE版で。
    主人公の走を軸に、駅伝メンバー10人をよく書き分けて、掘り下げてるなぁと思う。
    箱根駅伝を目指すようになり、トレーニング、不調、ライバル、予選、本線の細かいレース展開(どうやって組み立てて執筆したのだろう……出場校それぞれのタイムとか順位とか!!!)、走りながら登場人物が過去にケリをつけていくところ、などなど。

    描写が細かく、無理なく共感して読めるから、最後にストンと心に落ちる。カタルシスがある。
    素晴らしいです。

    アオタケは大学時代の共同住宅を思い出して、すごくよかった。
    ときわ荘みたいな雰囲気、実際に体験したわけだから、いつか書いてみたいな。

  • 面白かったです。

  • 感動した~ それぞれのキャラクターが魅力的 そして駅伝の爽快感
    しをんさんのこういう作品好き
    これで箱根にはまりました(^^)w

  • 陸上には少しも興味がなかったが
    これを読んで陸上はこんなにも青春で素晴しいものだとわかった
    まあとりあえずハイジ最高

  • 自分を見つけた。この出会いがあったのか・・・と思った。途中少し飽きていたから、尚更導かれた気がしたのかもしれない。
    キングは私だ。小心であるがゆえにプライドが高い。傷つけられることを恐れて人と親しく交われなくなった。そんな臆病な本性を誰かに知られることすら許せないから、表面上は人づきあいのいい明るい人間を装うのだ。
    だから、友達多そうと言われる。が、実際は本音で心休まる相手は・・・うーん。数人いるのが救いだが、躊躇せずに電話できる相手はいないかな。そんな私でも、結婚して絶大な支えを得られてよかったと感慨にふけた。
    私も彼を除いては、どこにいても誰といても、いつも自分が浮いているような気がしている。角が立たぬように愛想をふるまい、けれど誰にも心が開けない。弱みを見せずに見栄を張る。そんな私の内側には、もちろん誰も踏み込んでこようとしない。さびしいと感じるのは屈辱だから、愛想ばかりがますますよくなる・・・。
    これをずーっと繰り返し、結果、病気になったのだろうか。
    病気になり人生観が変わり、自分は自分でよいことを知った。もう居場所を得ることに汲々とし、ひとからどう見られているかばかり気にすることはないだろう。私はわたし。自分の人生を歩むのだ。
    そして、自分ばかりがこうと思っていたが、こうして共感したことで自分だけじゃないとわかり少しうれしかった。
    毎年見る箱根駅伝だが、来年は下調べしてから楽しもうと思った。面白かった。

  • 無名の大学が箱根に出る!って話し。
    長距離ランナーの気持ちってこんな感じかなぁと、思わせる 熱い熱い物語。運動音痴の私でも、走りたくなる。走っているときの気持ち、動き、きつさ、楽しさが良く伝わってくる。
    走れなくても走ったような気分が味わえる!

    加えて、大学生活のまったり感が良く出ている本とも言える。この本の中では10名のランナーが「青竹荘の住人」として、描かれている。 大学時代=クラブ三昧という意味で、先輩/後輩の上下関係が素敵にえががれてる。リアルに大学の寮を思わせる学生生活がある。自分の大学生時代を思い出させてくれる1冊であった。

    この本が箱根の本とは知らずに読み始めたのだが、箱根駅伝は、私にとって妙に縁があるのだ。
    28歳で通った専門学校は箱根登山鉄道の風祭駅にあった。(小田原中継所:5区のスタート地点) カマボコ屋の前で応援したこともあった。
    平塚の自宅からまっすぐに海に向かうと、平塚中継所(4区、7区)の花水橋だし、今働いている所は、9区の鶴見中継所だ。最寄り駅は京急鶴見市場の近く。 この本が近く感じられるわけだ!

    これからも、正月二日、三日は、箱根駅伝を応援するんだろうなぁ。

  • スポーツにまつわる青春小説の中では「武士道シックスティーン」シリーズ以来の出来だと思った。設定はやや非現実的だが、忠実な取材に基づく、レースの描写やモノローグが非常に巧みで、主人公走の成長と群像劇としての要素を極めて高い水準で統合できている。三浦作品は、ぜひみたいですね。

  • 昨年みた映画の原作。

    ああ、あの映画は
    本当に原作に忠実につくられていたんだな、という印象。
    なんで、映画だけ見れば十分す。

    (でも感動してきっちり泣いた。スポーツものはずるいってば)
    2007年本屋大賞ノミネート作品。

  • おんぼろアパート竹青荘(通称:アオタケ)の住民寛政大学のハイジこと清瀬灰二は、コンビニから万引き犯として逃走中のカケルこと蔵原走の脚力に注目し住民10人目として確保し連れ帰る。4年生のハイジは最後の年を幻の合宿所竹青荘の大家も巻き込み、箱根駅伝に必要なメンバーを揃え練習を重ね出場を目指す。住民の双子に想いを寄せる八百屋の娘葉菜子文学部1年生を駅伝チームのマネージャーとして迎える。一年足らずで出場と無理な設定を飛び越える、地道に練習を重ねた日々を信じ襷をつなぐ熱い気持ちにさせる作品。読んで体験して!

  • 母が、一瞬の風になれと間違えて読んだところ、凄く面白かったと薦めてくれました。実際読んで、面白かった。
    もちろん、こんなに簡単に箱根には出られないのでしょうが、そこは青春の物語なので。

  • あらすじ:
    ある春の日、蔵原走(寛政大学1年)は、高校時代にインターハイを制覇したスタミナと脚力を生かして、万引き犯として逃走中、清瀬灰二(寛政大学4年)につかまり、成り行きで清瀬が住むボロアパート、竹青荘(通称アオタケ)に住むことになり、そのまま箱根駅伝を目指すことになる。だが、アオタケに住んでいる住人は、運動音痴のマンガオタク、25歳のヘビースモーカーなど、とても走れるとは思えないものばかり。練習を重ねるにつれ住人たちはタイムを縮めていくが、走は「適当に話を合わせておけばいいや」ぐらいしか思っていなかった。そんなある日、走と清瀬が衝突、その直後に清瀬は過労と貧血で倒れてしまう。 清瀬は、「強くなれ」と走にいう。 合宿を経て、ついに予選会に出場し、走は甲府学院大のイワンキを抑え、3位でフィニッシュ。他の9人も力走を見せる。そして、結果発表。 たった10人、しかも寄せ集めの陸上部員たち。果たして、彼らは本当に「箱根駅伝」に出場できるのか?

    まず装丁が素晴らしい。そしてタイトルがいいねッ♪

    実話ではないのにリアルで、それでいてファンタジー。
    でも、そのファンタジーの中に夢があって、読後感たいへん爽やかでした。
    こんなに努力できるの?
    こんなに助け合えるの?
    男子って、仲間って、スポーツって素晴らしい・・・と、そここそがファンタジーなのかもしれませんが^^。

    映画化もされましたが、キャスティングが今ひとつな感じで、ちょっと入り込めませんでしたね・・・残念。

  • 面白い。
    映画では味わう事の出来なかったものがたくさんあった。
    走るってやっぱり最高だ。

  • 走り出したくなるような作品です。
    しかして映画は最悪。先に本を読んでしまったからかな…
    これなら、ウォーターボーイズの様な雰囲気でドラマ化した方が無難だったな。

    本の表紙も面白いです。
    内容を見ながら表紙を見てにやけたり。
    アオタケの構造は何回読んでも分かり難かったので、本の中表紙?のイラストがとっても役にたちました。

  • 資料ID:W0150194
    請求記号: 913.6||Mi 67
    配架場所: 本館1F電動書架C

  • 面白い。大好き。何度でも読みたくなる。爽快感100%!

  • 何度も泣きそうになる。彼らのひたむきさと純粋さ、そして走ることがとても魅力的に捉えられている作品。

  • 運動が苦手な私でも読んでる間は「走りたい!」と思いました。走るって美しいんだ。今までマラソンも駅伝もゆっくり見たことなかったけど、今度はぜひ見てみよう。10人のメンバーがみんな本当にいそう。

  • 一気に2回読んでしまった。

    現実的にはありえない展開なんだろうけど、
    もしかしたら、自分にもできるかも?と前向きになれる本だった。

    だから、2回読んだのかも。


    毎年、箱根駅伝を見ては、1本の襷にかける想いを感じては、感動して涙ぐむわたしには、この本はかなり、くるものがあった。

    競技スポーツをしていると、どうしても「勝つ」ことが全て、という空気になってくる。
    だけど、本にもあるように、「楽しくなければ、そもそもやる気にならない」。
    そのバランスをとるのが難しい。

    わたしも、中学生時代の部活は、勝つことが全ての部活だった。
    そこに、何か楽しみを見出そうと思ったけれど、全然見出すことはできなくて、
    高校時代は部活の勧誘も受けたけど断った。
    今は、そのスポーツすらしていない。

    大人になって始めた乗馬は、楽しいという気持ちが先だったから、
    もっと上手くなりたいという欲が出てきて、競技にも行くようになった。
    こうなると、趣味ではなく、大人の部活。

    馬術もそうだけど、長距離走も、極めるということがないスポーツなんだろうな。
    だから、いくつになっても、人は走り続けるんだ。

    読みながら、そんなことを感じた。

    わたしも、もう少し、ストイックな生活を送ろう、とも思った。
    目指すものがある今は、そこに向かってひたすら頑張らなくてはならない。
    もちろん、計画的にね(笑)

    うん、これからがんばろう。

  • 学生時代、走ることは大の苦手だった私。この本を読んでちょっと走りたくなった。

  • 走る自分の息遣いを思い出させてくれる作品。
    走ること(部活)はただただつらく、翔のように強くはなれなかったな。
    箱根駅伝を今まで意識したことがなかったけどこんなストイックで、
    一人で、そしてチームなスポーツはなかなかないんだろうな。
    一人のせいでチームに迷惑をかけるの、嫌だな、と私は思ってしまうけど、
    ここまでくると彼らはそんなことを考えていないのかもしれない。
    勿論それは「チーム」によるのだろうけど。
    アオタケのようなメンバーの一員になれたらいいのになあ。
    ご都合的なラストでも、なんだかとってもよかった。
    明日は川べり、走ってみようかな。

    ああ、そうそう、映画版。母校の名前がちょっと嬉しかった。

  • 関西人の私にとって箱根駅伝というのは、何かやってるな…ぐらいのイベントなのだけど、東京出身の母はお正月といえば箱根駅伝!これを見ないとお正月の気がしない!ぐらいの勢いで…この温度差は何なのだろうと昔から思ってました。

    著者の三浦しをんさんのエッセイに箱根駅伝を取材した時のことがあり、初めての年はお腹の具合が急に悪くなって大変な思いをしたエピソードやそれから足掛け5年(だったかな…)かけて書き上げた小説だと知り、是非読んでみようという気になりました。もちろん映画化されていたのも知っていたけど、それぐらいで原作を手に取る私ではない←きっぱり!

    登場人物の設定も興味深く、駅伝本番のシーンでは一緒に走っている気分で息苦しくなりつつも、20歳前後の若者たちが色々な思いを背負って走っているんだなぁと深い世界を垣間見させてもらいました。

    関東学生陸上競技連盟が主催する箱根駅伝、言ってみれば一地方の大会なのだけど、それを目指してひたむきに努力してきた若者たちの姿をお正月に見るのも悪くないかな。その前にDVDを借りに行こうか…

  • 正月の定番と言えば……の駅伝。
    駅伝に挑む大学生の熱い青春が描かれている。
    正統派スポーツ小説だな。
    10人それぞれに共感できる部分があって読みやすい。

  • 気持ちよく、熱い、面白い話です。
    楽しく読み終えることで、多くの励ましをくれます。

    箱根駅伝には、全く興味がなかったのですが、箱根駅伝に、陸上に対する興味が湧きました。

  • 駅伝好きには泣き所が多い。

  • 一気読みです。一気読み。
    熱い。

    題材とキャラクターがめっちゃいい!
    箱根駅伝、毎お正月みちゃうもんね。
    実際の駅伝も、各大学・各選手にドラマがあるんだろうって、箱根駅伝の見方が変わりそうです。
    今年のはつい先日終わったとこだけど。

    復路が一斉スタートで、実質タイムを計算しながらシード権をとりにいくっていう展開が痺れました。

    長距離選手に必要なのは強さ。
    みんなそれぞれに強くて立派でした。

    王子、ムサ、双子、神童、ユキ、ニコチャン、キング、そして走(かける)とハイジ。

    一番タイムが遅い王子がいい味出してる。
    神童は往路ゴールできて本当に良かったよ。

    一年生トリオは周りにだだ漏れな自分の気持ち位ちゃんと気付いとけよ。よりによってこんな時に気付くんかい。しかも揃いも揃って!
    とは思ったけど、そこはご愛嬌ですね。


    エピローグも良かった。
    あと表紙がとても好き。

  • とてもよかったです!!ハイジの願い叶って私も嬉しい。それぞれにとっての頂上、見れてよかった!こういう、人間味のあるお話しだいすきです。

  • 感動した。10人で箱根を繋ぐという、夢のような壮絶たるドラマを書いてくれたものだと思う。

    箱根駅伝が好きな人なら読んでおいて損はない。

  • 高校生のときに読んだ一冊!!箱根駅伝が大好きな私は、夢中になって読みました。
    そしてその度にスポーツってやっぱりいいなって思いみんなでもう一度部活したいな~って思いました。
    正々堂々と戦う10人の姿がとても輝いていて、思いっきり走りたくなるようなそんな一冊!!

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著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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