風が強く吹いている

著者 :
  • 新潮社
4.40
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本棚登録 : 5596
レビュー : 1330
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104541041

感想・レビュー・書評

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  • 読んでからは箱根駅伝を見ると、「ああ、○区はあの人が走ってたところだ!」と思うようになりました。
    少年漫画みたいな、爽やかな青春スポーツ小説。

  • やっぱり三浦しをんさんは、人を書くのが上手いなぁ。
    出てくる登場人物みんな良いキャラしてて、彼らの日常の会話のやり取りに何度も笑ってしまいました。
    陸上をテーマにしているのに、走りだけでなく走っている「人」のことをとても良く描いていて、すごく面白かったです。
    箱根駅伝はチラッとしか見たことが無かったんですが、あの人たちはただ走っているだけじゃなくて何かしら背負って走ってるんだ!と人としては当たり前のことに気付かされ、感動しました。

  • 【箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…】

    <br><br>2007年本屋大賞3位。
    <br>分厚い本でしたが、読み出したらすぐにはまってしまいました。
    <br>箱根駅伝に挑む10人の話なのですが、
    走りにも駅伝にも全く興味の無い私がこんなに楽しく読めるとは思ってもいませんでした!
    <br>笑いあり・涙ありで本当に素晴らしい作品でした。
    <br>この作品に出会えた事が嬉しいです。

    映画化決定。2009年10月公開。
    http://www.kaze-movie.com/index_pc.html

  • 高校時代に故障し陸上から遠ざかったハイジ。高校時代に不祥事を起こし陸上から遠ざかった走。ハイジが走を連れてきたぼろアパートの10人が箱根を目指します。そんなに簡単に箱根を目指せるもんかと思いますが。でも、長距離はトレーニングの積み重ねという努力である程度までなんとかなる競技ではありますよね。そこに魅力があるし、どこまでいっても納得できない競技なんだなあと改めて思います。箱根を目指す全ての学生たち。がんばれ。

  • 10年位ぶりに再読。沈着冷静な清瀬君が感情を露わにする場面がそこかしこにあるんだけど、なんか萌えちゃうな~。母心かな?いや、封印してた乙女心をノックされた感じ。

  • 箱根駅伝出場を目指す竹青荘の住人の青春物語。

    プロローグ
    一、竹青荘の住人たち
    二、箱根の山は天下の険
    三、練習始動
    四、記録会
    五、夏の雲
    六、魂が叫ぶ声
    七、予選会
    八、冬がまた来る
    九、彼方へ
    十、流星
    エピローグ

    天才高校生ランナーながら、高校で問題を起こしてしまった蔵原走は、竹青荘の先輩住人・清瀬灰二に出会う。

    走に出会い、箱根駅伝を目指す決意をした清瀬は、陸上素人の竹青荘の住人、双子のジョージ・ジョータ、キング、司法試験に合格したユキ、元陸上部・ニコチャン、黒人留学生・ムサ、神童、漫画オタク・王子を誘い、寛政大駅伝部の練習を開始する。

    練習は過酷を究めるが、少しずつ、皆の中の納涼句が覚醒していく。

    走ることが自分を苦しめてきた走と、古傷を隠しながら理想の走りを求めてきた清瀬、そして仲間たちが箱根路を走る。


    設定としては無理があるものの、最後は一気読み。

    青臭くもあるが、自分と向き合う学生の姿に感動。

  • 映画よりもこちら。

  • 体育会系の物語は読んでこなかったけれど、泣けた、アツかった。初心者が箱根駅伝に出るなんて小説だから書ける夢物語〜〜と序盤は思ってしまったけれど、何か大切なことを問われている感じがして、最後までザクザク読めた。それに夢物語ではなくて本当に現実にできるのかも、と思わされた、、緻密な描写が、現実主義というのかな、そんな人にも読みやすいと思う。

  • 図書館で借りて読んだが、手元に置いておきたい一冊となった。

    他の方の書評を読んだ(Amazonなど)が、辛口の評価も少なくない。その大半が「リアリティのなさ」であった。

    確かに寄せ集めの集団、しかも多くは素人。
    で予選会を通過し、最終的には信じられないような結果を残すのだが、そんなに箱根は甘くない、作者は箱根駅伝をなめている、愚弄すらしている。
    そんな強烈な批判を述べる方もいる。

    それもまた一理。

    確かに“カンタン”に本選出場を決めたような印象があるし、五区の選手なんか、本当にそんな状況だったら走れるわけがない、といった「突っ込みどころ」はままある。

    しかし、だからといって、箱根を軽視しているか、愚弄しているかというと、答えは「NO」である。
    そんなに安易に本選出場できるほど、箱根は甘くないと思うからだ。これを読んで、「なんだ、箱根って案外楽に出れるんじゃん。」などと思う人はいないと思う。10人の走る様を読めば読むほど、自分の全てを賭けて挑戦する価値のある、尊いものだ、と思えてくる。

    この作品はドキュメンタリーではない。箱根駅伝という素材を通して、一つのことに賭けることの意味や値打ち、走ることの意味、仲間との連帯感などといった、青年期だからこそ味わえる感動や瑞々しさを表現する作品なのだと思う。

    僕はむしろ、本物の箱根駅伝でテレビに映らない下位の大学の走りやその裏にあるドラマにもっと触れたくなった。来年の箱根駅伝を早く見たいと思った。そして、走ることの喜びをあまり感じないまま終わった僕の高校時代に戻りたいと思った。

  • 性悪女に引っかかり役者生命を絶った小出恵介が出ていた映画を見てしまったため、随分長い間積ん読になっていたが、アニメが始まりだしたので改めて読んでみた。流れからいくとバッドエンドで終わってしまいそうに読者を誘導しておいて、素晴らしいハッピーエンドに持ってくる三浦しをんの手腕は流石だ。関西以西では全く話題にもならない箱根駅伝だが、何度も開かれた競技だと言ってる割に関東の大学に限定しているのはいかがなものだろう、やはり全国放送するなら日本に限らず全大学に解放すべきだ。

  • 2007年 第4回本屋大賞 第3位
    本屋大賞受賞作・候補作

  • 109:面白かったです……! 日食のニュースを聞きながら、泣きながら読んでました。全体の約3割を実際の箱根駅伝の描写が占めており、読み応えはばっちり。個性豊かなメンバー達、喧嘩したりラブがあったり、走りながら自分自身を回顧するという展開は決して目新しいものではないけど、ラストまで一気読みでした。王子からはじまる往路の描写がたまりません。びっくりするほど男子濃度が高いのに、もほくさくないのも嬉しい。双子と神童ラブ……!

  • 図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」

    クラブ・サークル名 陸上競技部

    請求記号:913.6/Mi 図書ID:10008846

  • それぞれのキャラが生きていて、最後までひきつけるものがある。

  • 読むたびに、こんな厚い本だったっけ?と思ってしまう。
    あっという間にストーリーに引きこまれて、
    一気に読んでしまうから。

  • 長距離走は、両脚を交互に前に出して、決められた距離を淡々と進むだけ。
    誉め言葉は「速い」でなく「強い」。
    ところで強さとは、何?
    本気で取り組む。走り続ける。
    だが、努力ですべてがなんとかなると思うのは、傲慢だということだ。
    強くなるには時間がかかる、あせらなくていい。

  • 素晴らしい。走るの嫌いだけど、これを読んでジョギングやろうかと思ったほど。走るために生まれてきた走。

  • 毎年読む大切な本。今年も頑張ろう。

  • なぜ今まで読まなかったのか後悔するくらい好きな話
    箱根に挑む若者たち。万能じゃないからこそ強いチームが出来上がる。仕事にもいかせる、人生にプラスになる一冊。

  • 2017/11/25
    3分の一くらいまでは、

  • おもしろかった!!
    久々に爽やかで胸が熱くなる物語に出会えた!
    予定調和ではあるけども、それぞれのキャラが立ち、最後までドキドキさせてもらえた。
    来年の箱根駅伝を見てみようと思った

  • 2008/3/28 読了
    508ページ

    今年5冊目の5つ☆
    レビューで高評価な作品で、その評価はかなり正当。

    未経験者を含んだ10人で「箱根駅伝」を目指す。
    現実的にはあり得ない設定。
    しかし、その違和感をカバーして有り余る登場人物の魅力と話の展開に圧倒される。

    主人公は、個人的事情で陸上から、離れたハイジと走(かける)。
    そして竹青荘に住む個性的なサブキャラ。

    登場人物が多いにもかかわらず、誰も埋もれず存在感は抜群。
    体たらくな生活を送っているようで、みんな真っ直ぐで意外に負けん気が強くて熱い。

    前半も面白いけど、後半の駅伝に入ってからのスパートは爽快そのもの。
    ランナーの心情が切々とリアルで、あまりに息苦しく口が渇いてくるようだった。

    ハイジの「君たちに頂点をみせてやる」に、嘘はなく、私にまでも頂点を知らしめた。

    ちょっと、走ってみたくなる。

  • (2016年1月3日の再読で☆4→5に変更)

  • 201708
    泣ける。スポ根に弱いのかな私は。

  • 母校が駅伝の出場権を獲得したため、読んでみた本。

    素人集団が駅伝出場という事は、若干無理がある話ではあるが、この本を読むと駅伝の見方が変わる。

    各区がどんな気持ちで走っているかを、少しではあるが感じられる作品。

    チームで団結して、努力する姿に感動を覚える。

    正月、駅伝をなんとなく見ちゃう人は読んで欲しい一冊

  • いやー、良いです。箱根駅伝。
    私もこんなふうに走りたい。
    ゾーンに入って、風を感じて。
    走るという個人的な行為が
    駅伝であることによって団体競技になる。
    毎年の駅伝の見方が変わります。

  • 4.5 めちゃくちゃ面白かった。今年一番。さすが三浦しをん。賞賛の嵐です。特にハイジと送の「走る」ことを軸ににした繋がりの深さ・強さには涙が出るほど感動しました。

  • これぞ青春もの。なぜ走るのか、友情とは何かを真正面からとらえています。思わず走りたくなりました(笑)

  • 読後もジワジワきてます。誰でもやりたくてもなんとなく諦めたり、何もしないうち時間が過ぎてしまってたり、過去にこだわったり、周りの人に惑わされたり、自分の気持ちを隠したりして生きている。言い訳をして。誰かを意識して。他人と比べて。
    自分を信じること、強くなること、それがどういうことなのかを教えてくれる一冊だった。

    引用文 253p
    日本人選手が一位になれば、金メダルを取れば、それでいいのか?断固としてちがうと、僕は確信している。競技の本質は、そんなところにはないはずだ。たとえ僕が一位になったとしても、自分に負けたと感じれば、それは勝利ではない。タイムや順位など、試合ごとにめまぐるしく入れ替わるんだ。世界で一番だと、誰が決める。そんなものではなく、変わらない理想や目標が自分の中にあるからこそ、僕たちは走り続けるんじゃないのか。ー藤岡が走にいったことばー

  • 速くではなく強く。
    目指せ箱根駅伝!

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著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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